今年2021年は仮面ライダーやウルトラマン、スーパー戦隊のアニバーサリーイヤーということでいろいろと盛り上がっています。
しかし、節目を迎える作品は特撮だけではありません。
何を隠そう今年は、ルパン三世のアニメ放送開始から50周年を迎える記念すべき年なのです!(今気づいたけど初代仮面ライダーと同い年です)
そしてこの50周年記念プロジェクトとして、アニメ最新シリーズ「ルパン三世 Part 6」の放送が発表されたのです!
私は数年前あたりからPart 2やTHE FIRSTなどを見始めたばかりの新参者ですが、ルパンを愛するものとしてものすごくうれしいニュースでした。
半世紀もの間日本のみならず世界中のファンの心を盗んできたルパン三世ですが、一体どんなアニメが放送されてきたのでしょうか?
今回は、過去に放送されてきたルパン三世のアニメシリーズをまとめ、その歴史を簡単にですが振り返っていこうと思います。 最後までお付き合いくだされば幸いです。
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Part 1
1971年に放送開始された記念すべきアニメシリーズ第1弾。
本作が放送される2年前の1969年に、劇場公開用作品としてパイロットフィルム(キネマスコープ版)が製作され、その後テレビシリーズ用にパイロットフィルム(スタンダード版)の製作を経てアニメの放送が開始された。
タイプライター風に表示されるサブタイトルや、ライトに追われるルパンは本シリーズが初で、後のシリーズに受け継がれる要素となった。
ルパンのジャケットの色は緑。
大人向けのアニメを目指し、ルパンはハードボイルドな大人の悪党として描かれたが、当時としては異色のキャラクターであったため視聴率が伸び悩んでしまった。
その後はてこ入れが行われ、コメディタッチにしたりOPにおなじみのキャラクター紹介を入れたりしたが視聴率は伸びず、わずか23話で放送終了してしまった。
しかし、再放送がきっかけで本シリーズが再評価されるようになり、初の実写化映画「念力珍作戦」、劇場版「VS複製人間(クローン)」、そして後述のPart 2の制作へとつながっていくこととなる。
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Part 2
Part 1放送から6年の月日が流れ、1977年にファン待望のPart 2の放送が開始されました。
大人向けアニメを目標としていたPart 1に対し、Part 2はハードボイルドありコメディありと、子供から大人まで楽しめるバラエティに富んだ楽しいシリーズ。
ルパンのジャケットの色は赤。 ルパンの服の色を聞かれたら多くの人がまずこの色を思い浮かべるだろう。
またアニメシリーズの音楽を担当している大野雄二さんはこのPart 2から参加、「ルパン三世のテーマ」もここで初めて使用された。
Part 1を好む層にとっては難色を示す声も少なからずあるものの、誰でも気軽に見れるシリーズということで人気を博し、全155話とアニメシリーズの中では断トツに多い話数となった。
ちなみに、Part 2で石川五ェ門と峰不二子の声優が変更されている。
余談ですが、145話「死の翼アルバトロス」と最終話「さらば愛しきルパンよ」では、あの宮崎駿さんが演出・脚本を担当しています。
Part 3
Part 2が好評を博したのち、Part 3は1984年に放送開始された。
Part 3はモンキー・パンチさんの原作漫画に近いアメリカンな作画になっており、OPもいつものルパン三世のテーマではなく「セクシー・アドベンチャー」になっている。
ストーリーはハードボイルドかつ明るく楽しく、それでいて自由奔放とPart 1とPart 2のいいとこどりをしたような作風。
ルパンのジャケットの色はピンク。
過去シリーズとの差別化を強く意識したシリーズですが、こちらも2クール放送予定が4クール50話(Part 2に次ぐ長さ)にまで延長される人気作となった。
しかし野球中継などが重なり放送休止が相次いだ影響で視聴率が低迷、最終的に打ち切りとなり1年半で放送が終了してしまった。
LUPIN the Third –峰不二子という女-
その後は映画やTVSPをメインに展開していき、2012年に「LUPIN the Third―峰不二子という女―」が放送開始されました。
アニメルパン三世生誕40周年記念作品で、タイトルにもあるように謎多き美女峰不二子を主役としたスピンオフ。 そのため回によってはルパンが登場しない初の作品となる。
深夜枠で放送されたアニメということで性的表現など原作を遥かに超えるアダルト向け作品。
余談だが、本作放送までの間にメインキャラのうち次元大介を除く4人の声優が変更され、現在まで続く編成となった。
- ルパン三世:山田康雄さん→栗山貫一さん(くたばれ!ノストラダムス以降)
- 五ェ門:井上真樹夫さん→浪川大輔さん(血の刻印~永遠のmermaid~以降)
- 不二子:増山江威子さん→沢城みゆきさん(同上)
- 銭形警部:納谷悟朗→山寺宏一さん(同上)
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Part 4
Part 3から数えて約30年ぶりに、ルパンが主役のシリーズとして帰ってきた!
2014年10月にフランス・カンヌで開催されたエンタテインメントコンテンツの見本市「MIPCOM」にて製作が発表され、海外で最も評価を受けているイタリアにて2015年8月先行放送された後、同年10月に日本での放送が開始された。
ルパンのジャケットの色は青で、先行放送されたイタリアを舞台にし、ストーリーや背景もイタリアらしさに徹底的にこだわって製作された。 そのためファンからは別名「イタリア版」とも呼ばれている。
おなじみのルパン三世のテーマも、どこかイタリアを連想させるようなメロディーになっている。
ストーリーの面では、基本的に1話完結方式だった過去のシリーズとは対照的に、このPart 4ではシリーズを通して1つのストーリーを追っていく方式で、レベッカ・ロッセリーニやニクスといった準レギュラーキャラも登場した。
またOP映像は、片目だけで見ると3D映画のように立体的に見えるということで一時期話題になった。
ちなみに2016年1月に放送されたTVSP「イタリアン・ゲーム」は、このPart 4の第1話と3話に新エピソードを追加し再編集した総集編である。
Part 5
Part 5は、2018年に放送開始されたテレビシリーズ第6弾。
ルパン三世の祖父アルセーヌ・ルパンの故郷であるフランスを中心に世界を飛び回る。
スマホやSNS、インターネットなどの現代の最先端テクノロジーを使いこなす「現代のルパン」が描かれているのが特徴で、1つのテーマをいくつかの章に分け、その間に小話を挟む方式でストーリーが進む。
ルパンのジャケットの色はPart 4と同じ青(ただしネクタイの色はピンク)で、小話では過去のシリーズのものがベースとなる。
Part 6
ルパン三世アニメ放送開始50周年を迎える2021年5月、突如としてツイッターにてPart 6の製作が発表された。
『ルパン三世 PART6』
— アニメ「ルパン三世」公式★【PART6】10月放送 (@lupin_anime) 2021年5月25日
2021年10月より日本テレビほかにて放送決定📺✨
✨💎PV第一弾💎✨
新シリーズはルパンを紐解く2つのキーワードで
ストーリーを展開。
1クール目は、〈ミステリー🔍〉
王道かつ斬新な、謎多き物語が幕を開ける。#ルパン6 #Lupin6 pic.twitter.com/prhuk7Eb7i
ティザーPVでは「この男、悪人か、ヒーローか」というルパンの本質を問うかのようなキャッチコピーが現れ、ルパンを紐解く2つのキーワードでストーリーが展開していくシリーズとのこと。
ルパンのジャケットの色だが、PVでは緑、ティザービジュアルでは黒or赤と現時点ではまだはっきりしていない。
ルパン三世 PART6ティザービジュアル
— 草野 剛 Tsuyoshi Kusano (@ksnty) 2021年5月26日
デザインを担当いたしました。#LupinTheThird #ルパン三世 #ルパン6 pic.twitter.com/Zbov2Y9CHv
ルパン三世Part 6は、2021年10月日本テレビ他にて放送予定。
いかがでしたか?
こうやって改めてルパン三世のテレビシリーズを振り返ってみると、どの作品もルパン三世の歴史において絶対に欠かせない作品だということが分かります。
シリーズ毎にそれぞれの良さがあり、もしどれか1つでも欠けてしまったら今のルパン像は存在しえなかったとさえ思います。
そして今年10月に、ルパン三世の最新アニメシリーズが始まります。
放送時間がまだ分からないので見られるかどうか分かりませんが、いちにわかファンとして心待ちにしたいと思います。
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