ぼちカメさんの特撮・アニメ・ゲームを語るブログ

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こっちも見たかった… ズートピアの未公開シーンまとめ

 

 

 

 

 

どうも、最近ズートピア熱が再燃しつつあるぼちカメさんです。

 

ここまでドはまりしたのは映画公開以来で、本編を見るだけでは飽き足らず二次創作を読み漁ってみたりいろんな妄想を巡らせて楽しんでいます。

 

 

 

ではなぜ、今頃になってズートピアにはまり始めたのかと言いますと、なんと続編の制作が決定したとのニュースを耳にしたからです!

 

 

theriver.jp

 

 

 

 

現在制作中なので劇場公開はだいぶ先になりそうですが、恐らく全世界のズートピアファンが待ち望んだであろう続編と言うことで公開は今から待ち遠しいです。

 

 

 

さて、ズートピアに限らず映画と言えば未公開シーンがつきもの。

 

 

ズートピアという1つの傑作が生みだされた背景には、路線変更が行われたり不要なシーンはカットされたりと、様々な紆余曲折があります。

 

 

今回は、ブルーレイなどのソフトやディズニープラスで特典映像として見ることができる、様々な未公開シーンやプロトタイプをいろいろと紹介していこうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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もう1つの出会い

 

 

まず最初に紹介するのは、ジュディとニックが運命的な出会いを果たした象のアイス屋のシーン。

 

 

基本的には本編と同じだが、細かいところが異なっています。

 

キツネの言葉巧みな口車と演技力で自身の息子(嘘)の身の上話を語り良心に訴えかけ、ジュディもアイス屋の象の店員もコロッと騙されました。

 

 

逆に、本編にあったジュディが象の店員を言いくるめたり、「サービスをお断りするする場合がございます」のサインもこのシーンにはまだ存在しません

 

 

CGアニメーション処理もアフレコも完了しほぼ完成版に近い映像でしたが、ストーリー展開に関係ないということでやむを得ずカットしたとのこと。

 

 

 

 

 

 

もう1つのオープニング

 

 

続いては、没になったもう1つのオープニングを紹介します。

 

 

 

ここでは、クラスメートと共にズートピアを称える歌を披露するジュディですが、ウサギ=ニンジン畑で働くというステレオタイプな運命に不満を持っているジュディは歌うことを拒否してしまう、という感じのストーリー。

 

 

タイトルが出てからの流れもほぼ同じですが、本編で劇をやっていた(血だー!血だー!)のは別のグループの子。 リアリティ追及のためかおもちゃの心臓まで取り出してます。

 

 

会場もバニーバロウのニンジン祭りではなく、ズートピアプライドデーという記念日(?)になっています。

 

 

そんな中、ボブキャットのボビーが木の上に上り下りられなくなってしまう事件が起きる。

 

 

そこでジュディは機転を利かせ、レーザーライトで誘導して安全に下ろすというアイデアで絶体絶命のボビーを救った。

 

駆けつけた警官がその一部始終を見ており、ジュディに警察バッジのシールをプレゼントしながら、警察官になるよう背中を押す。

 

 

 

 

このオープニングもモンスターズ・ユニバーシティのイントロみたいでなかなか悪くないシーンだと思う(本編にはないミュージカルシーンもあるし)のですが、ジュディもまたキツネに対する偏見の犠牲者だということを映画を見ている人に伝えるため、ギデオンとの喧嘩シーンに変更されました。

 

 

結局は未公開シーンになってしまったが、過去にこのシーンと似たような出来事があったからこそ、ジュディは警察官になることを志したのかもしれない、と勝手に思っています。

 

 

 

 

 

 

 

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捜査開始!

 

 

このシーンは、行方不明になったエミット・オッタートンを探すために48時間の猶予を与えられ、捜査を開始する未公開シーン。

 

 

まだ自身のデスクを与えられていなかったジュディは、クロウハウザーから有給休暇を取っていた象の警官ボブのことを聞き、彼のデスクを借りて失踪したカワウソの手がかりを探る。

 

 

 

しかしそこは象の警官用のパソコン。 小さなウサギが使うにはあまりにも大きすぎる。 

 

 

小さなウサギであるジュディはその身体能力を活かし大きな象用のパソコンを操作し、捜査資料から手掛かりを探ります。

 

 

個人的に好きな場面は、最後のキーを同時に押すシーン。 なんだかツイスターゲームをやってるみたいで面白い。

 

 

あと監視カメラの映像にアイスを売っているニックが映った直後、「not that fox!?(またあのキツネ~?)」って落胆するジュディが可愛い。

 

 

こちらもニックとの出会いシーンと同じくほぼほぼ完成しており、色々と見どころ満載の(監督曰く)チャーミングなシーンなのですが、ストーリー展開をより早める&クロウハウザーの活躍を増やすためこれまた変更されました。

 

 

 

 

 

 

ジュディのホームシック

 

 

続いては、勤務1日目で早くもホームシックになるジュディの未公開シーン。 天才詐欺師ニックに言いくるめられた挙句、セメントにはまった後のシーン。

 

 

こちらも大方同じだがいろいろとシーンが追加され、細かいところが変更されているおり、全体的にみると本編とかなり異なることが分かります。

 

 

最初ジュディは、「本物の警官は文句を言わずタフであるべきだと」とボゴ所長から言われ、両親に愚痴をこぼすのはやめるようにしたのですが、両親の方からかけてきたため結局電話に出る羽目に。

 

本編と違い、ジュディが電話に出たときは私服姿なので両親に駐車違反担当になったことは気づかれておらず、心配させまいと元気な振りをして嘘をつく。 が、心優しくまじめなホップス巡査は強い罪悪感に悩まされることになります。

 

 

そして最後には、おそらく彼女の兄弟姉妹代わりと思われるたくさんのウサギのぬいぐるみに囲まれたベッドでジュディは眠りにつきます。 かわいい。

 

そのうちの1体には、先ほどの未公開オープニングに登場したズートピア警察バッジのシールが貼り付けられていました。

 

 

 

本編では両親との会話シーンは変更され、ジュディが帰宅するまでのシーンは丸々カットされました。

 

 

 

 

 

ジュディのボーイフレンド?

 

 

続いては、ニックがジュディのアパートの部屋を訪れるシーン。

 

 

インフォレスト地区にて凶暴化したジャガーのマンチャスに襲われ傷を負ったニックは、ジュディと共に彼女のアパートの部屋へと向かう。

 

 

するとそこにいたのは、連絡がないから心配してサプライズで家までやって来た両親と兄弟たち。

 

 

運悪いことにキツネのニックと行動を共にしている(しかも心配性の父ステューからは彼氏ではないかと疑われている)ことと、駐車違反担当であることを隠し嘘をついていることが両親にバレ、怒った2匹によって故郷バニーバロウへと無理やり連れて帰らされそうになる。

 

 

そこでニックが機転を利かし、詐欺師お得意の話術でジュディの両親を説得してくれたことでピンチを免れた、という流れになっています。

 

 

ギデオンの件もあってかキツネに対してかなり警戒していたホップス夫妻がもしニックに会ったらどんな対応するのかは、ファンにとって気になることの1つかもしれません。

 

パターンは色々ありそうですが、このシーンのような感じで(特にステューが)ニックに対して懐疑心丸出しで接するのは想像に難くないと思います。

 

 

しかし、両親がジュディの上司のように力を振りかざすのは変だということに気づき、本編でのボゴ署長がバッジを取り上げるシーンに変更されました。

 

 

 

余談ですが、このシーンのみステューの声をリッチ・ムーア監督があてています。

 

 

 

 

 

 

 

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ズートピアディストピア

 

 

ここまでは本編における変更や未公開シーンを見てきましたが、ここからは初期段階でのズートピアの未公開シーンについて見ていきましょう。

 

 

 

皆さんご存じのように、初期段階のズートピアではジュディではなくニックが主役。 ニックを中心にストーリーを展開させていました。

 

 

そして一番の違いとして、ズートピアを草食動物が支配しており、ズートピアに住む肉食動物は皆制御首輪をつけることを義務付けられています。

 

怒ったり興奮状態になることで首輪が作動し、電気ショックを与えることで大人しくさせる仕組みになっています。(犬の無駄吠え防止の首輪に近い感じ)

 

 

そして首輪は、一度つけると特殊な機器を使わない限り絶対に外すことはできません

 

野生の本能を抑えるこの首輪のおかげで、草食動物は狂暴な肉食動物に襲われる心配はなくなり安全に暮らせるというわけです。

 

 

それに対し、草食動物は特にこれといって何もありません。

 

 

そしてこれは、草食動物が一方的にいじめ放題ということを意味しています。 肉食動物が怒りに震えても、ショックを与える首輪のせいで仕返しもままなりません。

 

 

 

 

 

詰まるところ、初期ズートピアは草食動物にとっては文字通り最高のユートピア、そして肉食動物にとっては名前に反して最悪のディストピアと言うわけです。

 

 

そして、肉食動物の子供が5歳の誕生日を迎える時、親はパーティー開きその二度と外せない首輪を自分の子供に付けさせることになっています。

 

 

 

未公開シーンで描かれたのは、ギャングの追手から逃げるジュディとニックが、パーティーホッキョクグマの父親が愛息子モリスに首輪をつける場面に遭遇するシーン。

 

 

これで子供を卒業し大人の仲間入りできると喜ぶモリスとは対照的に、コスロフはこんな痛々しいことをさせて申し訳ないと苦悶の表情。

 

首輪を着用することをためらうコスロフや、電気ショックにより首輪の本当の意味を知ったモリスを観ているこっちも心がキュッと締め付けられます。

 

 

ギャングの追手から逃げている最中、初めてこのパーティーを目撃したジュディは同じく首輪をつけているニックの苦しみを理解する、という流れになっています。

 

 

 

こちらの動画ではラフ画とCGアニメとの比較があり、途中までとはいえCGモデルが完成していたことが窺えます。

 

 

 

www.youtube.com

 

 

 

 

 

 

ニックの新事業

 

 

前述のとおり、初期構想のズートピアでは肉食動物は制御首輪のせいで肩身の狭い思いをしていました。

 

 

 

そんな悲しい現実に目を付けたニックが立ち上げた新しいビジネス、それが「肉食動物のための娯楽施設をオープンする」ことだった。

 

 

その名も「ワイルドタイムズ」。 ワイルドタイムズでは、肉食動物が制御首輪なしで、野生に帰った時のように様々なアトラクションを楽しめる、まさに肉食動物の、肉食動物による、肉食動物のための秘密のアミューズメントパーク。

 

 

そのアイデア自体は素晴らしかったのだが、1つ問題があった。

 

 

 

そのテーマパークを設立・運営するための資金がなかったのである。

 

 

 

 

(おそらく)本編と違い貧乏キツネだったニックは、資金調達のため銀行へ自身のアイデアを売り込み融資を受けようと決意する、といった内容です。

 

 

しかし人口の9割が草食動物のズートピアで、この突飛でリスキーなアイデアが受け入れられるわけがなく、銀行員が草食動物と言うことも災いしてかかなかなか融資してもらえない。

 

 

最終的に、シロクマのギャングコスロフから借金することでどうにか資金を調達できました。

 

 

 

このシーンでは、「REJECTED(却下)」の判子を押すシーンが、それぞれの動物の個性が出ていて面白いです。

 

 

 

また余談ですが、ZPDのチャーミングな受付係であるクロウハウザーは、初期構想ではフィニックとアナグマのハニー(後述)と共にニックの仲間であるという設定でした。

 

 

 

 

 

 

未登場キャラクター達

 

 

最後に、構想は練られたものの残念ながら本編には未登場に終わってしまったキャラクター達をまとめて紹介します。

 

 

残念ながら彼らは物語を彩るメインキャラとしては登場しませんでしたが、その多くは本編やスピンオフ「ズートピア+」で何らかの形でモブとして登場しています。

 

 

 

 

ジャック・サベージ

 

 

未登場のキャラクターと聞いて、多くのズートピアファンがまず思い浮かべるのがジャック・サベージではないでしょうか。

 

 

ジャック・サベージは、グレーの毛皮に頬に黒の縞模様が入ったオスのウサギのキャラクター。

 

ズートピアよりも前に考案されていた「Savage Sea」の主人公で、この時点では007のようなスパイものとして製作が進んでいたようです。

 

しかもシリーズ化する予定だったという、実に壮大なプロジェクトだったそうな。

 

 

その後はスパイものよりも動物たちが住む大都市を舞台にした犯罪ものが受けるんじゃないかという話になり、ニックとジュディのペアが主人公のズートピアの案が出され、現在に至ります。

 

 

最初期の構想で本編には影も形もないジャックですが、なぜか未登場キャラの中で最も人気があり、ファンアートもたくさん見かけます。

 

 

 

 

ジャークス

 

続いてはジャークス。

 

ジャークスは2人組のネズミで、いつも赤いスポーツカーを乗り回しています。

 

初期構想に登場したキャラクターで、街を歩いているニックの尻尾をひいてはそのリアクションを楽しむ、まさに嫌な奴(JERK)。

 

 

本編では彼らに当たるキャラは登場しませんが、ズートピア+第5話「ズートピアン・ダンスアイドル」にて彼らがモデルと思われるキャラがオーディション番組の司会者として登場しました。

 

 

 

 

 

ハニー

 

 

ハニーはアナグマで、フィニックや初期のクロウハウザーと同じくニックのかつての仲間。

 

 

終末論の信奉者で羊の世界征服を恐れており、巨大毛刈り機などの武器をたくさん収納した倉庫まで用意している。

 

 

さすがに過激すぎたのかこのシーンは丸々カットされたが、アナグマのキャラクター自体は、狂暴化した肉食動物を監禁している秘密施設の医師として登場ライオンハート市長に狂暴になった動物について説明していました。

 

 

そしてハニーは羊が世界を支配することを恐れていましたが、今回の事件の黒幕である羊のベルウェザーが一時的に市長の座に就いたため、危うく彼(?)の予言が当たってしまうところでしたねw

 

 

 

 

 

 

オールド・ゴート

 

オールド・ゴートは、その名の通り年寄りのヤギ。

 

いつも叫んでいるが、ヤギらしく時折気絶するキャラクターだったらしい。

 

 

構想段階ではジュディと同じ駐車違反担当で、上司として彼女に励ましの言葉をかけていた。(ジュディはそのヤギの姿を見て落胆していたが…)

 

 

本編での出番はありませんでしたが、ズートピア+第3話「デューク・ザ・ミュージカル」にて彼女そっくりのヤギが登場しています。

 

 

 

 

 

 

スウィントン市長

 

 

メスのブタのズートピアの市長で、当初想定されていたヴィラン(悪役)

 

 

名前はswine(豚)+ジョージ・ワシントンが由来と思われます。

 

 

ブタは知的な動物と言うことで、悪役にするのも面白いだろうということでこのキャラが考案された。

 

 

本編では羊のベルウェザーがヴィランとなりましたが、彼女がモデルと思われるブタの看守がエンディングに登場しています。

 

 

 

 

 

レイザーバックス

 

 

レイザーバックスは、(おそらく)イボイノシシのキャラクター達。

 

 

クールな性格のエリート精鋭部隊で、危険が迫ると特殊な武器を構えて出動する。

 

イボイノシシらしく鼻が利くようで、その敏感な嗅覚で肉食動物を探し出し突撃する。

 

 

 

 

 

ウーリー

 

 

ウーリーは羊のキャラクターで、様々な悪事を働くキャラクターとして考案された。

 

スケッチでは、羊毛で丸々太った自身の身体にコルセットを巻き付けて細身の狼に変装する、いつもとはあべこべのシーンが描かれました。

 

 

また本編のエピローグでは、それとは逆に狼の警官が羊に変装するシーンがあります。

 

 

 

 

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おわりに

 

 

以上、ズートピアの未公開シーンをいくつか紹介してみました。

 

 

 

ストーリー展開の都合上残念ながらお蔵入りになってしまった名シーンたちですが、いずれも独立した別の作品として作れそうなほどの出来だと思います。

 

 

 

正直なところ、初期構想のダークな方のズートピアがどんなストーリーになっていたのかものすごい興味がありますし、こっちの方のストーリーも見てみたいと思ったのは私だけじゃないはず。

 

 

ともあれ、色々な未公開シーンを見てズートピアがますます好きになりましたし、続編の公開もものすごく楽しみです!

 

 

最後におまけとして、今回の未公開シーンをまとめた動画(※英語注意)を見つけましたので、もしよければご覧ください。

 

 

 

というわけで、今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

次回もお楽しみに(パオンパオーン♪)

 

 

 

 

 

 

おまけ 未公開シーンまとめ

 

 

www.youtube.com

 

 

 

 

 

 

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