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ズートピアビジュアルガイドレビュー 小ネタ・トリビアや制作秘話etc.

 

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先週誕生日祝いでショッピングモールに行ったのですが、その書店でズートピアビジュアルガイド」を見つけたので速攻買いました。

 

 

ツイッターとかでズートピア見た人の中で買った人が多いということでいつか買えたらいいかなくらいに思っていたところ見つけたのでうれしかったです。

 

 

 

てなわけで今回は、ズートピアビジュアルガイドを読みながら、見つけた小ネタやトリビア、それから自分なりの考察をいろいろ紹介したいと思います。

 

 

 

これまでのディズニー作品と違う点

 

90年以上続くウォルト・ディズニー・スタジオの歴史の中で、動物が主役の作品(ダンボ、ピノキオ、オリバーニューヨーク子猫物語ビアンカの大冒険etc.)はたくさん制作されたわけですが、そのほとんどは人間世界での動物たちの物語を描いたものでした。

 

もちろん、動物しか登場しない作品(バンビ、ライオンキングetc.)もありますが、それでもやはりズートピアのように高度なテクノロジーを見受けられず、現実と同様捕食者と非捕食者が共存している、という感じではないですね。

 

 

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それに対しズートピアは、人間並みに進化した動物たちがまるで人間のようにテクノロジーを駆使し、サバンナとか砂漠とか雪原とかではなく、1つの巨大都市に住んでいるという、動物メインのディズニー作品なんだけど今までとは違う感じを醸し出しているんですね。

 

 

リアリティを追求

 

 

ズートピア」という動物たちの理想郷の物語を作るにあたり、製作スタッフは野生の動物たちを徹底的に観察し、ズートピアの世界観やキャラクターを生み出したとされています。

 

 

主人公のジュディも本物のウサギのように耳を立てたり、鼻をピクピクさせたり足をトントンならしたりしていましたよね。

 

またフィニックやクロウハウザーのように、あえて本物の動物とは正反対の特徴を取り入れることもありました。

 

 

一般的には「肉食動物あるいは捕食者が動物世界の頂点」というイメージを抱く方が多いですが、実際には捕食者は全体の1割しかおらず、動物の世界ではマイノリティー(少数派)なのです。

 

 

しかし多数派と少数派が存在する世界でお互い争いあっているのかといえば必ずしもそうではなく、アフリカ旅行で訪れた水飲み場で、様々な種類の動物たちがお互い仲良く暮らしていたそうです。

 

このアフリカ旅行がスタッフたちに多大な影響を与え、これまで動物の種類ごとに分けていたのを、映画のように動物の居住地域に合わせて分割するようになったそうです。

 

 

本物をしっかり観察・調査してからアニメーションを描くこの手法自体はディズニー映画で長らく使われていましたが、ズートピアでも実際に動物たちが動き、共存する姿を目に焼き付けたからこそ「動物たちが二足歩行し人間のように会話しながら暮らしている」という非日常的な世界観にリアリティを出すことに成功したのですね。

 

 

私たちの知らないズートピアの世界

 

ズートピアは様々な動物たちが共存する巨大都市ということですが、巨大すぎて劇中では描かれなかったり、没になった設定もあります。

 

 

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Meadowlands(メドウランド)

 

Meadow(牧草地)の名の通り羊などの牧草地帯の動物が棲むエリアとして制作されましたが、ストーリーが大幅に変更されたためお蔵入りとなってしまいました。

 

 

もし採用されていれば、ベルウェザー副市長の居住区として登場していた…かもしれませんね。

 

 

Wild Times(ワイルドタイムズ)

 

まだニックが主人公と設定されていた初期段階で、ラスベガスにいそうなしゃれたスーツを着た詐欺師ニックが経営する秘密の遊び場

 

 

少数派として肩身の狭い思いをしていた捕食者たちだけが自然の摂理の下で遊べるエンターテインメント施設で、中にはクマがプラスチックのシャケをキャッチする、猫のためのレーザーでの鬼ごっこなど様々なアトラクションが所狭しと並んでいます。

 

 

このころは捕食者対非捕食者の構図を考えていましたが、徐々に各々が抱えている固定観念や偏見を崩すという方向性へとシフトしていきました。

 

ストーリーの方向性が大きく変化していったためにこちらも幻の設定となっていきました。

 

禁断の娯楽施設にどんど居座るニックも見てみたかったなあ…。

 

 

ホップスファミリー

 

 

主人公ジュディは田舎町バニーバロウの出身

 

作中でも語っていたようにホップス一家は大家族で、ジュディを含めて270羽を超える兄弟がいます。 さすが繁殖力の高いうさぎの一家ですね。

 

 

こんなにも大家族、いったいどんな生活をしているのでしょうか?

 

 

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設定では家の真ん中にキッチンがあり、常に料理を作り続けている状況だそう。

 

子供たちのうちの何十羽かが食事をとり、それが終わったら片付けて次の子供たちが食事をするというローテーション方式を1日中続けているそうです。

 

 

でもさすがに母親1羽だけで回すのはかなり厳しいのでジュディくらいの年になると一緒に手伝ったり子供たちの遊び相手をしているのではと想像しているとなんか癒されたのは私だけではないはずw

 

 

コンセプトアートを見ると、ニックが子供たちにたかられてる絵もあったのでジュディの両親にあいさつしに言った瞬間ジュディの兄弟姉妹が一斉にニックめがけて突進してくるのがすっごい容易く想像できますねw

 

 

ニックは子供の扱いは苦手そうなイメージがあるので、何百羽もいる子ウサギたちの面倒を見きれず「助けてくれニンジン~~~~~~!!!!」って叫ぶ可能性は大ですねw

 

 

…いかん、また私の想像が暴走してしまったw

 

 

ストーリー上はあまり重要でないということでカットされてしまったジュディの家ですが、もし続編や短編が出るならジュディファミリーの場面を増やしてほしいですね。

 

 

まとめ

 

以上、「ズートピアビジュアルガイド」のレビュー、というよりはそこに乗っていた制作秘話やトリビアを書いてみました。

 

 

製作総指揮のジョン・ラセターさんや監督のバイロン・ハワードさんなどのインタビューを見る限りでは動物たちの仕草や世界観などに隅から隅までこだわり抜いたことがわかります。 だからこそズートピア』は誰もが共感でき、全世界で愛される超大作になったのでしょう。

 

 

映画を見ただけで感動したし大満足だったのに、この本を読んだことでさらにズートピアが好きになりました。

 

 

いやあ、ズートピアって本当にいいものですねえ。

 

 

次回もバッチリミナー!

 

 

 

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