みなさんこんにちは、ぼちカメさんです。
私はこれまで2年半もの間、スマブラSPのDLCファイターの使ってみた感想記事をたくさん書いてきました。
新たなファイターの参戦が発表されるたび、ワクワクしながら新ファイターの記事を書いては投稿してきました。
そして先月、新たな挑戦者として鉄拳シリーズより三島一八(以下カズヤ)がスマブラに参戦しました!
ストリートファイター、餓狼伝説に続き3つ目の格闘ゲーム出身のファイターとなりましたが、カズヤもまたリュウやテリーとも異なる強烈な個性の持ち主。
というわけで今回も例の如く、新規参戦ファイターであるカズヤを使ってみた感想や評価について語っていこうと思います。
私自身スマブラが好きなだけの下手の横好きなので、解説はあまり参考にならないかもしれませんが、最後まで読んでいただければ幸いです。
それではどうぞ!
過去のDLCファイター解説記事リンクはこちらからどうぞ
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多種多様な通常ワザ
まずカズヤの特徴として、多種多様な通常ワザが使えることが挙げられます。
鉄拳シリーズは、4つのボタンがそれぞれ両手両足に対応しており、その組み合わせにより色んなワザを出すことができます。
スマブラのカズヤも、全てとは言えないまでも入力の仕方で色々なワザを繰り出し攻撃することができます。
しかも本家と違い、基本的にLスティックと攻撃ボタンだけで出せ、受付時間も長めなので格ゲーが苦手な私でも簡単に出すことができます。
空中攻撃やスマッシュ攻撃、つかみを含めたカズヤの通常攻撃ワザは以下の通り。
- 10連コンボ
- 閃光烈拳
- 左踵落とし
- ダブルアッパー
- 螺旋幻魔脚
- 鬼蹴り
- 踵切り
- 捻り裏拳
- 腿砕き
- 刃閃風
- ジャンプサイドキック
- 螺旋岩砕蹴
- シットジャブ
- シットスピンキック
- 魔神拳
- 風神ステップ
- 風神拳
- 最速風神拳
- 雷神拳
- 奈落旋風
- 地獄門
- 六腑砕き
- 旋蹴り
- 鐘楼落とし
- エアインフェルノ
- 超ぱちき
- ジャンプナックル
- 烈火脚
- ジャンピングソバット
- ライジングトゥーキック
- 破砕蹴
- 魔神閃焦拳
- デビルツイスター
- 獅子斬り包丁
- 魔神烈衝拳
…多い。 多すぎる。
通常ワザだけで言ったら、その数は全ファイター中最多。 コンボや牽制から撃墜まで、用途も様々です。
カズヤの通常攻撃ワザの詳しい性能は、ここで全て紹介すると長くなってしまいますので、これに関しては別記事でまとめる予定なのでお楽しみに。
話を元に戻しますと、カズヤの通常ワザの数はあまりにも膨大ですが、つかいかた動画で桜井さんも語っていたように全てのワザを使いこなす必要は必ずしもありません。
全てのワザを瞬時に出せるのは確かに理想ではありますが、カズヤは通常ワザ以外も含めコンボや撃墜に使えるワザが多いファイターでもあるため、全てのコマンドを必死に練習するより、自分にとって得意なワザや好きなワザに絞って使いこなす方がやりやすいかと思います。
それからコマンド入力する際は、カズヤの向きをしっかり確認し、スティックを強く倒しすぎないように注意。
カズヤは同じく格ゲー出身のリュウ、ケン、テリーと同じく1on1の時は自動的に相手のいる方向に向き直りますが、多人数戦の時は自動で向きを変えることはないため、コマンド入力する際は自分と相手の向きをしっかり確認することをお忘れなく。
そして、コマンド入力するときにスティックを勢いよく倒すとスマッシュ攻撃になってしまうため、完全に倒し切らず、軽めにちょびっとだけスティックを倒すのがコツです。
スティックの倒し具合が分かりやすいプロコンやGCコントローラーetc.を使ってみたり、どうしても難しい場合はコントローラー設定ではじき入力を「出にくい」に設定しておくという手もあり。
デビル化で強力な必殺ワザ
さて、カズヤのもう1つの特徴といえばデビル因子。
デビル因子は、元々カズヤの母一美が持っていた力で、それがカズヤに、そして彼の息子である風間仁に受け継がれました。
カズヤはデビル因子の力を引き出すことで、全身または体の一部をデビル化させて戦うことができます。
桜井さんはこのデビル因子という設定に着目し、通常攻撃は鉄拳らしさを出し、そしてスマッシュ攻撃や必殺ワザはデビル化による攻撃と差別化することで、カズヤの個性を崩すことなくスマブラに参戦させることに成功しました。
またカズヤのジャンプはスティーブ並に低いですが、その後の空中ジャンプはデビルの翼ではばたくので高く跳びあがることができ、後述の必殺ワザと組み合わせればこの手のファイターには珍しく復帰は得意な部類に入ります。
ではここから、カズヤの必殺ワザについて解説していこうと思います。
通常必殺ワザはデビルブラスター。 額にある第三の目からビームを放って攻撃します。
ロボットのビームのように横一直線に高速で飛んでいき、撃つ直前にスティックの上下でシフトできるのも同じです。
空中で撃った場合は、斜め下に飛びます。
シフトなしでまっすぐに撃つと終点の端から端まで一瞬で届くほどの射程があり、最大3人のファイターを貫通しダメージを与えられますが、相手より離れているほど威力が落ちます。
接近戦メインのカズヤの数少ない遠距離攻撃ワザであり、相手へのけん制や復帰妨害など、様々な場面で活躍する便利なワザです。
デメリットは、等身の低い相手には当てにくい点。
カズヤは等身の高いファイターのため、デビルブラスターが飛ぶ高度は高く、カービィやピカチュウなどの背が低いファイターや、しゃがんだりダッシュで姿勢が低くなるファイター(マルス、リトルマックなど)には、普通に撃つだけでは当たりません。
直立の時には当たるのに、他のアクションで姿勢を低くしたら途端に当たりにくくなるということも意外と多く起こります。(あくまでも私の印象です)
飛び道具なので、反射や吸収にも要注意。
横必殺ワザはデビルフィスト。 前方に突進しながら拳を突き出しパンチするワザです。
ヒットすると相手の背後まで貫通し、相手に近づきワザの出始めを当てると相手をダウンさせることができます。
ダウンした後はそのままコンボにつなげたり、強力な一撃をお見舞いしましょう。
横方向に移動することができるので、一応復帰に使用することができます。
遠くから放ったり、相手が空中にいてもヒットしますが、この時はダウンせず軽く上方向に吹っ飛びます。
また相手にシールドで防がれると貫通せず、隙だらけになってしまいます。
当てる相手との間合いによって挙動が異なるので、ダウンさせたい場合はしっかり間合いを見て出すようにしましょう。
上必殺ワザはデビルウィング。 背中にデビルの翼を生やし、上昇するワザです。
方向を変える事こそできませんがかなりの距離を上昇することができ、さらにワザ使用後は左右に動くことができます。
主に復帰に使用するワザですが、翼の上部分に生えている爪にダメージ判定があり、出だし際はふっとばし力もそこそこあるので攻撃ワザとしても使うことができます。
また、後ろの相手にも攻撃判定がある貴重なワザで、前後の相手を攻撃する時や混戦から脱出する時にも重宝します。 ガードキャンセルから出すという戦法も有効。
それから、この手のワザとしては珍しく使用後はしりもち落下になりません。(横必殺ワザも同様)
さすがに上・横必殺ワザを連続で使うことはできませんが、空中ジャンプや空中攻撃や緊急回避はできるので、復帰後にも攻撃・回避を行うことができます。
下必殺ワザはヘブンズドア。
前に踏み込み、近くにいる相手を掴んで地面にたたきつけるワザです。 クッパの横必殺ワザに似ていますね。
スーパーアーマーが付いているため、弱い攻撃を耐えながら強引につかむことも可能です。
カズヤや相手が空中にいる時も掴むことができ、この手のワザよろしく崖下に突き落として道連れにすることも可能ですが、この場合はまずカズヤが先にミスになり、その後は相手が空中に取り残されます。
復帰力が高いファイターだとそのまま復帰できることもあり、こちらが出し損になってしまうこともあるため注意。
着地の際周囲のファイターを巻き込むこともでき、掴まれた側はスティックの左右で押し戻すこともできます。
そして最後の切りふだはファイナルブラスター。
デビルブラスターを放ち、ヒットした相手に対し「ここが貴様の墓場だ!」の台詞と共に扇状に広がる強力なビームを放ち相手を吹っ飛ばします。
横方向への攻撃範囲が広いため、誰かに当てることができれば近くにいる相手も巻き込み、まとめて撃墜できます。 画面端に近いところで放てば、低ダメージで撃墜できることも。
当然ながら最初の攻撃が外れるとミスになります。 通常のデビルブラスターと同様に背の低い相手には当てにくいので、ジャンプや上方向へのコンボなどと組み合わせてうまく当てていく必要があります。
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レイジシステムでパワーアップ!
またカズヤ独自の性能として、「レイジシステム」というものがあります。
レイジシステムとは、簡単に言えばピンチの時に発動する逆転要素です。
通常のルールでは蓄積ダメージが100%以上、体力制では残り体力が4分の1を切った時に発動、カズヤが赤いオーラに包まれファイター名の部分が赤く点滅します。
レイジ状態になると通常ワザの威力が1.1倍になり、これだけでも十分有利に立ち回れます。
そして最大の特徴として、レイジドライブという強力な特殊ワザを1度だけ使うことができます。
レイジドライブは、下必殺ワザのヘブンズドアと同じく相手を掴んで地面にたたきつけるワザですが、当然ながらレイジドライブの方が威力が高いです。
レイジドライブを発動する際の操作は、以下の3つがあります。
- つかみ
- 下必殺ワザ
- →↓↘+攻撃or必殺ワザボタン長押し(※カズヤが右向きの時)
1つ目のつかみはボタン1つで放てるため手軽ですが、その分リーチは短い。
3つ目の昇竜拳コマンドは、暴発するリスクもある分威力もリーチも最大クラス。
2つ目の下必殺ワザはその中間といったところ。
レイジシステム自体に制限時間はありませんが、レイジドライブを使う、相手からダメージを受け続ける、レイジドライブを何度も外す、のいずれかの条件を満たすとレイジ状態は解除されます。
ステージ:三島道場
続いては新ステージ、「三島道場」について解説します。
といってもカズヤの道場ではなく、カズヤの父三島平八が師匠を務める道場です。
格ゲーのステージらしく地続きですり抜け床は無く、四方を壁や天井に囲まれています。
もちろんこの状態では相手を吹っ飛ばしても撃墜することができませんが、壁や天井に直接攻撃を当てたり、勢いよくファイターをぶつけることで壊すことができます。
壁や天井が壊れると、相手を場外に吹っ飛ばすことができるというわけです。
外観だけでは分かりにくいですがこのステージは横に長いためバーストラインも近く、壁の向こう側に飛ばされるとそこそこのダメージでも撃墜されてしまうことも。
また壁や天井があっても、ダメージが溜まっている時などに勢いよく吹っ飛ばされると、壁や天井にぶつかった時に貫通してしまうこともあるので注意。 壁や天井にぶつかった瞬間壊れたら、受け身をとることもできません。
壊された壁や天井は時間経過で修復されます。
同じ格ゲーステージであるKOFスタジアムと似ていますが、壁や天井が壊れたらしばらくそのままで、落下する危険が伴います。 崖際近くではカメラが動くこともないため、横に吹っ飛ばされたらルーペやレーダーをよく見ながら落ち着いて復帰しましょう。
画面奥には平八がおり、撃墜などに反応してリアクションを取ります。
そしてステージBGMですが、鉄拳シリーズから厳選した結果その曲数はなんと驚異の39曲!! 多すぎる…
DLCファイターに付属する音楽の数では、同じ格ゲーキャラのテリー(50曲)に次いで2番目に多いです。
テリーの時も思いましたが、ファイターやステージ+αに加えてこんなにたくさんの曲を収録して、果たして本当に元が取れているんでしょうか…?
以上が、カズヤと三島道場の大まかな解説となります。 ここから、私がカズヤを一通り動かしてみての感想やメリット・デメリットをまとめていこうと思います。
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選択肢が多い
まず第一に、通常ワザが多い分選択肢が多いことが挙げられます。
ワザのバリエーションが豊富なので様々な攻め方ができますし、コンボのパターンも色々構築できそう。
4つのボタンで四肢を操作する原作と違い、基本的にスティック+1ボタンで出せるのも魅力的で、格ゲーが苦手な人でも次から次へと色んな技を出すことができるため、適当にコマンド入力して攻撃を当てるだけでも楽しいです。
また、カズヤは大まかに分類するとパワー系のファイターで、動きは鈍重ですがパワフルなワザを多く持ちます。
ワザの数が多い分、撃墜向きの強力なワザも数多く持ちます。
各種スマッシュ攻撃はもちろんのこと、上必殺ワザや一部の通常ワザも撃墜を狙うことができ、状況に応じて使い分けることができます。
この手数の多さが、カズヤの大きな強みと言えるでしょう。
相手の懐に潜り込め!
カズヤは格ゲーキャラらしく接近戦が大得意なファイターで、自分の攻撃が届く間合いまで詰められればそこはコンボをお見舞いしたり強力な一撃で吹っ飛ばしたりできます。
しかし、これも格ゲーキャラの宿命か飛び道具は通常必殺ワザしか持たず、復帰妨害には向いているが威力はそこまで高くないため、遠距離戦となると途端に不利になってしまいます。
そのため、カズヤで戦う際はいかに相手の懐に潜り込むかがポイントとなってきます。
例としては、通常必殺ワザで相手をけん制したり、風神ステップで相手の攻撃をかいくぐりながら間合いを詰めていくなどといった方法が有効です。
意外に慎重派のファイター?
カズヤはコンボ向けのワザや撃墜向けの強力なワザを多く持ちますが、それらのワザを駆使してパワーでゴリ押すタイプというよりは、相手の動向を見ながら慎重に立ち回るタイプのように感じました。
カズヤの撃墜ワザは強力ですが、それ相応に隙も大きいため、闇雲に乱発していては当たらないどころか隙だらけになり返り討ちにされることも。
そのため、カズヤで戦う場合は、積極的に前に出て強力なワザを連発して無双するというよりは、冷静に戦況を見極めながら、ここぞというタイミングを狙って攻撃を当てる戦法がおすすめ。
多人数戦では特に、前方へのコンボ&スマッシュ攻撃ばかりに気を取られていると後方がおろそかになりがちです。 自分が置かれている状況や相手の行動をしっかり観察しながら、次どう行動するかをしっかり判断しましょう。
相手の頭身も重要?
それともう1つ、カズヤは意外にも(?)相手の頭身の高さに影響を受けるファイターだと思いました。
キャプテン・ファルコンやミュウツーなどの高身長のファイターや、クッパやキングクルールなどの身体の大きなファイターは当たり判定も広いので、デビルブラスターやその他の通常ワザをヒットさせやすく、戦いやすく感じました。
逆にカービィやピカチュウやネスなど、等身の低いキャラや小さいキャラは攻めの要となるデビルブラスターや最後の切りふだをなかなか当てられず、当たり判定も小さいので攻撃の上段・下段を見極めながら攻撃を出す必要があり、そういう意味ではちょっと苦戦しました。
カズヤ自身背の高いファイターなので、等身に大きな差があるファイターだと戦いづらいのも無理ないのかもしれません。
総評
以上、鉄拳シリーズよりまさかの参戦を果たしたカズヤをかなり主観的な感想を交えながら解説してみました。
スマブラSPにおけるカズヤを使ってみた大まかな印象としては、「癖が強く安定しないが、一度はまれば目茶苦茶強い」といった感じです。
カズヤは様々な攻撃ワザを持ち、その手数の多さを活かして色々な攻撃を繰り出すことができます。
ひとたびその攻撃が相手にヒットすれば、そのまま自分のペースに持っていくことができます。
しかし、解説動画で桜井さんが語っているように100%当たるコンボは存在しないため、相手をなかなかはめられず、強力な攻撃を外して隙をさらしてしまうと途端にピンチになってしまうことも。
特に私がカズヤを使い始めてすぐのころはスティーブ並に使いこなすのに苦労して、少し弱めのCPU相手でも勝率は安定せず、勝ちあがり乱闘でも低いホンキ度で敗北したことさえもありました。
使い方動画でも、あの桜井さんでさえ結構苦戦しているように見えたので、使いこなすにはかなりハードルが高く、スマブラや格ゲーに慣れていないとなかなか強みを存分に引き出せないのかもしれません。
通常攻撃があまりにも多すぎて、覚えるのが大変な点でもハードルの高さに拍車をかけています。
しかし、それでもカズヤの扱いに慣れれば色々なワザを次から次へと出しまくれるようになると楽しいですし、連続でワザを当てたり強力な一撃をクリーンヒット出来たらすごく気持ちいいです。
ケンやテリーがすでに参戦していたこともあってか、恐らく誰も参戦を予想していなかった…かもしれないカズヤの参戦ですが、格ゲーや鉄拳シリーズが大好きな人ならダウンロードしてみても決して損はないクオリティだと思います! 興味のある方は是非!
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そして、長かったスマブラSPの有料DLCファイターもいよいよ次がラスト。
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