どうも、新型コロナウイルスに静かに戦々恐々しているカメさんです。
私の住んでいる地域では今のところ流行はしていませんが、無症状でも感染する危険があるためここ数か月間映画を見に行こうと思ったけどちょっと迷ってます。
さて、そんなこんなで今回のネタはスマブラSPより、ダウンロードコンテンツ第5弾「ベレト/ベレス」について語ってみようと思います。
記念すべき第5弾は、スマブラより後に発売された「ファイアーエムブレム風花雪月」の主人公ベレトが参戦しました。
私も先月末にダウンロードし一通り動かしてみたので、どんな感じだったのか私なりの感想や評価をまとめてみます。
あくまでも一プレイヤーの意見なので、ベレトを使う際の参考になれば幸いです。
他のDLCファイター評価記事はこちらから
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4つの武器を使いこなせ!
ご存知のように、ベレトは魔剣「天帝の剣」と3つの英雄の遺産と呼ばれる武器を使って戦います。
どの武器を使って攻撃するかは、原則としてスティックを入力する方向で決まっています。
そのため、戦況に合わせて武器を使い分けるのがベレトを使いこなす上でのコツとなります。
それでは以下より、それぞれの武器に関する解説を進めていこうと思います。
魔剣天帝の剣
まず、ベレトの基本装備となる魔剣天帝の剣について。
天帝の剣は、弱・強攻撃、百裂攻撃、ダッシュ攻撃、上空中攻撃、上スマッシュ、上必殺ワザで使用します。
この天帝の剣は蛇腹剣になっており、鞭のように振るって相手を切り裂くことができます。 上空中攻撃や上スマッシュ攻撃は天帝の剣を頭上で左右に振り回す攻撃なので範囲も広く当てやすいです。
上必殺ワザは、ジョーカーのワイヤーのように斜め上に剣を伸ばす攻撃で、ワイヤー復帰にも使うことができます。
剣を伸ばした先にいる相手を捕らえて引き寄せることができるのもジョーカーと同じですが、ベレトの場合は引き寄せた相手を踏み台にしてジャンプするという教師らしからぬ攻撃ができます。
さらに、相手のダメージが50%を超えていた場合はメテオスマッシュになるという非常に恐ろしいワザになっています。
相手を踏み台ジャンプすれば上昇することが可能ですが、そもそも相手が近くにいることが前提で、崖から離れているとワイヤー復帰もできないためそういう点で復帰が困難といえるでしょう。
魔槍アラドヴァル
魔槍アラドヴァルは横スマッシュ、前後の空中攻撃、横必殺ワザで使う槍。 形状は薙刀に近いですけどね。
アラドヴァルの特徴といえばそのリーチ。 横スマッシュではシモンやリヒターの使うヴァンパイアキラーに次ぐ長いリーチを持ちます。
また槍というだけあって刃の部分が最も威力が高く、逆に柄の部分は低い。 マルスやカムイのようにギリギリ攻撃が届くくらいの距離で攻撃すると大ダメージを与えることができます。
また横スマッシュはシュルクやロボットのように上下にシフトでき、上方向に入力すると威力がアップします。
しかし相手がダウンしている時や身長の低いファイターを狙うときはさすがに当たらないので、その時は下に攻撃しましょう。
空中攻撃も身長がベレト以上のファイターや体の大きいファイターには、少し離れて小ジャンプ攻撃で刃を当てることができますが、空中にいる相手を狙って刃を当てるのはなかなか難しいと感じました。
横必殺ワザでは弧を描くように下から上へアラドヴァルを振り上げます。 アラドヴァルは縦のリーチは弱いのでこの横必殺ワザでカバーするようにしましょう。
空中で出すと半回転しながら振り上げ、はじき入力すると一歩踏み出しながら振るうため相手との間合いを見ながら使い分けるのがコツです。
魔斧アイムール
続いては魔斧アイムール。 下空中攻撃、下スマッシュ、下必殺ワザで使用する斧です。
アイムールの特徴を一言で現すと「とにかく強い」。 隙が大きい分一撃が重たくどの技も当たれば撃墜を狙えます。
私の中では着地狩りや前後攻撃のイメージが強い下スマッシュ攻撃も、ダメージが溜まっていれば十分に撃墜が狙え、下空中攻撃はメテオ効果があります。
そして極めつけは下必殺ワザ。 アイムールを構えて振り下ろす技で、隙は大きいが当たれば大ダメージのロマン技になっています。
C・ファルコンのファルコンパンチやガノンドロフの魔人拳のような技ですが、いくつか違いがあります。
まず1つ目に、ため中はスーパーアーマーが付き攻撃を耐えることができます。 そのため相手のロマン技を耐えつつ反撃、なんて芸当もできます。
またファルコンパンチのようにスティックを後ろに倒すことで振り向きながら攻撃できる(ただし威力は変化しない)ほか、スティックを下に倒すことですり抜け床を抜けながら攻撃することができます。
空中で構えることで不意打ちを狙ったり、多人数では相手同士が戦っているどさくさを狙って攻撃するといった使い方もできます。
こうやって書くといいとこづくめの技のように聞こえますが、もちろんデメリットも存在します。
まず一旦構えてしまうとキャンセルすることができません。 そのため一度技が始まってしまうと無防備になり、回避されたりつかまれたりします。
そして隙が大きい上に途中キャンセルできないということは、カウンター使いにとっては格好の餌食になってしまうということです。
この記事を投稿した時点で、本作にはカウンターが使えるファイターが17体(ピーチ、デイジー、マルス、ルキナ、ロイ、クロム、アイク、ルカリオ、リトルマック、ゲッコウガ、パルテナ、シュルク、カムイ、ベヨネッタ、キングクルール、ガオガエン、ジョーカー(アルセーヌ召喚時))いて、特にFEキャラはルフレ以外全員カウンターが使えます。
隙が大きくカウンターのタイミングが合わせやすい上にアイムールの威力も高いため、使うタイミングを間違えればカウンターで反撃されひとたまりもありません。 スマブラでも斧は剣に弱いということなのでしょうか…。
魔弓フェイルノート
最後は魔弓フェイルノート。 これはニュートラル空中攻撃と通常必殺ワザで使用します。
空中攻撃はピットのようにフェイルノートをクルクル回転させる技で、攻撃の発生が速く持続も長いので重宝しています。
通常必殺ワザはフェイルノートで矢を射る技。 リンクの弓矢と同じように見えますが実は大きく異なります。
まずボタンを押して弓を引き始めたら自動で矢を発射します。 リンクのようにボタンを押す長さで飛距離やタイミングを調節することはできません。
ただし途中でシールドボタンやジャンプボタンを押すことで技をキャンセルすることは可能です。
また、弓を引き絞っている状態で更にボタンを押し続けると、高威力の光線を放つことができます。
この光線はリーチも長く、さらに狙杖のようにあっという間に遠くまで届くため一直線上にいる相手を一瞬で射抜くことができます。
この特徴はオルディン大橋や闘技場などの地続きのステージで最も活かすことができ、地に足をつけることが多く障害物もないので狙いやすいです。
ただしこちらの強化版もやはりというか弱点が存在します。
まずこの強化版、一度チャージし始めるとキャンセルできず向きも変えられないため発射が確定してしまいます。
そのため構え始めたら容易に避けられたり発射前に掴まれることもあるだけでなく、フォックスやパルテナなどが持つ反射技やフランクリンバッジに対しては確実に跳ね返され、逆にこっちが撃墜されてしまうリスクも伴います。
遠くにいる相手も一瞬で射抜き撃墜できる強力な技ですが、アイムールと同様使いどころをよく見極める必要があります。
最後の切りふだ:神祖破天
最後の切りふだは神祖破天という技です。
天帝の剣を前方に振るい、ヒットした相手に対し原作で登場する謎の女性ソティスと共に強力な一撃をお見舞いするというもの。
最初の攻撃で最大3人まで一度に巻き込むことができます。
当然ながら最初の攻撃が外れれば失敗になりますが、横のリーチは短めで上の攻撃判定は一切ないため、距離を詰めた状態で発動するとヒットさせやすいです。
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技がパワフルで、撃墜手段も多い
ではここから、ベレトを一通り使ってみた主観的な感想や長所・短所を解説していこうと思います。
まずベレトを使ってみた率直な感想としては、撃墜に使える強力な技が多いといった感じ。
リーチに秀でたアラドヴァル、一撃が重いアイムール、離れた相手を撃ち抜くフェイルノートいずれも撃墜手段として使うことができ、この3つの武器とリーチを理解し使い分けることで、どんな状況下でもどんどん敵を吹っ飛ばせます。
そのためシークやピカチュウのように手数でちくちくダメージを与えるというよりは、アイクやガノンドロフのように重い一撃で圧倒するといったイメージです。
なかでも地続きステージの時は地上戦メインとなるためスマッシュ攻撃や必殺ワザで攻めやすく、8人乱闘や百人組み手などは複数のファイターをまとめて吹っ飛ばすことができ爽快感抜群です。
復帰が苦手
さて、攻めは大の得意なベレトですが、逆に復帰となると大の苦手なのが欠点となります。
ベレトは全ファイターの中でも運動能力は高い方ではなく(桜井さん曰く「ルフレよりはマシなレベル」)、復帰の要となる上必殺ワザもワイヤー復帰がメインとなるため崖に背中を向けていると復帰はほぼできません。
一応剣で相手を捕らえて踏み台にすることでジャンプすることはできますが、そもそも相手が空中に飛び出していることが前提となるためそれを読まれて足場に待機されてしまうとワイヤー復帰しかできなくなるので、復帰力が落ちる上に行動が読まれてしまうことも。
間合いを測って攻撃
使い方動画でも桜井さんが「間合いの鬼」と呼んでいることからもわかるように、ベレトを使いこなすためには相手との間合いを読んで攻撃を繰り出すことが他のファイター以上に重要になってきます。
例えば離れた相手にはフェイルノートで牽制し、近づいて来たらアイムールやアラドヴァルで攻撃するといった具合。
逆に相手が近くにいるのにフェイルノートで射抜こうとすると反撃されたり、アラドヴァルで攻撃しようとしても刃の部分が当たらず撃墜できなかったりといったことが起こります。
常に相手との間合いを見ながら、次にどの武器を使うのかを考えながら立ち回る必要があるため、こういう「考えながら戦う」タイプのファイターが得意という方はすぐに使いこなせるでしょうし、逆に苦手な方は撃墜に少々苦労するかもしれません。
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新ステージ:ガルグ=マク大修道院
続いてはベレトをダウンロードすると使えるようになる新ステージ「ガルグ=マク大修道院」について解説します。
原作である風花雪月で主人公が生徒たちに戦術等を教える舞台がスマブラのステージに登場します。
ガルグ=マク大修道院はいわゆるプラットフォーム型のステージで、一定時間が経つと足場が浮遊し次のエリアに移動します。
上陸するエリアは全部で4か所。
1つ目は入り口前の市場。
両端には装備を備えるのに不可欠な露店があります。 屋根の上に乗ることができ、攻撃を与え続けると壊れます。
市場エリアには、ゲストキャラとして「青獅子の学級」(ルーヴェンクラッセ)のディミトリ、ドゥドゥー、イングリットが登場します。 よく見ると画面奥に色んな情報をくれる門番さんもいます。
2つ目のエリアは大広間。
天井からはシャンデリアが2つぶら下がっていて、上に乗って攻撃することで落とすことができます。
しかしベレトを含むジャンプの低いファイターだと届きません。 仮にもホームグラウンドなのに…。
また相手を攻撃すると背景の机が壊れることがあります。 しかしこれは朱雀城の風林火山の看板と同じただのエフェクトで、乱闘には影響しません。
大広間には「赤鷲の学級」(アドラークラッセ)のエーデルガルト、ドロテア、ペトラが登場します。
3つ目は連絡橋。
連絡橋には「金鹿の学級」(ヒルシュクラッセ)に属するクロード、ヒルダ、ローレンツ、それから訓練中のペガサスナイトが登場します。
これこそオルディン大橋のように横に広い地続きエリアで、浮遊足場もギミックもありません。 地上戦が得意なファイターやフェイルノートなどの飛び道具が猛威を振るうエリアとも言えるでしょう。
最後は大聖堂。
ここには両端に浮遊足場が出現します。
大聖堂にはレア、フレン、セテスが登場します。
この4つのエリアを順番にめぐるステージなのですが、エリア移動のプラットフォーム以外は基本地続きステージばかりなので、地上にいる状態で左右の画面端に吹っ飛ばすようにすれば撃墜しやすいかと思います。
復帰が苦手なベレトでも、このステージでは比較的有利に立ち回れると思います。
そして最後はBGMについて。 アレンジ(☆)を含め風花雪月の曲が以下11曲が追加されます。
- ファイアーエムブレム風花雪月メインテーマ(☆)
- Fire Emblem: Three Houses Main Theme(☆)
- フォドラの暁風
- 鷲獅子たちの蒼穹
- 天裂く流星
- 野望の地平
- 天と地の境界
- 交わらぬ道
- この世界の頂で
- フレスベルグの少女~風花雪月~
- The Edge of Dawn (Seasons of Warfare)
また、これらの曲は他のFEシリーズの曲ということで、同シリーズのステージ(攻城戦、フェリア闘技場、闘技場)でも流すことができ、逆に大修道院で他のFEの曲を流すことも可能です。
総括
というわけで、私がベレトを使ってみた感想を一通り書いてみました。
英雄の遺産を含めた4種類の武器を使用した攻撃はパワフルなものが多く、撃墜手段も豊富なので特に多人数戦ではどんどん相手を吹っ飛ばすことができます。
しかしそれぞれの武器はそれぞれ明確な長所・短所があり、うまく使い分ける必要があります。 キャンセルできない技もあるためカウンター・反射技持ちのファイター相手には特に慎重に立ち回る必要があります。
またFEキャラの宿命か復帰力も低いため、空中に投げ出されると意外にもろいことも。
他のFEキャラとは一線を画すユニークなファイターなのでその性能に慣れるのに少し時間がかかりましたが、特徴を掴めればそのパワフルな性能に病みつきになりました。
そしてベレトの参戦を以て、ファイターパスでダウンロードできる5体のファイターがすべてそろいました。
しかし、スマブラのDLCはまだこれで終わりません。 シーズン2としてこれから2021年内までにダウンロードファイター第6弾~11弾の6体のファイターが配信されることも決定しました。
ここで1つの区切りを迎えたスマブラSPですが、大乱闘はまだまだ終わりません。 次は一体、誰の元に招待状が届くのでしょうか?
ともあれ、風花雪月を遊んだことのある方や興味のある方は、是非ともベレト/ベレスをダウンロードして遊んでみてはいかがでしょうか?
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