先週、ワンピースコミックス最新84巻をゲットしましたので、今回はその感想とかちょっとしたストーリー予想を書いていきたいと思います。
科学帝国ジェルマ
ワンピース84巻では、かつてサンジも所属していたジェルマ66の科学力が明らかになりました。
ジェルマの国王でサンジたちの父親である「ヴィンスモーク・ジャッジ」は、かつてあのベカパンクらとともに違法の科学組織に所属してした。
当時のべガパンクが成し遂げた偉業こそ「血統因子」、いわば生命の設計図の発見であった。
まさかこういう形で、べガパンクが再登場するとは思いませんでしたね。
しかしスリラーバーク編で名前が明かされてから10年以上たった今でもいまだにその姿を見せていません。 彼は今、一体どこで何をしているのか…?
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一歩間違えば神の領域に達するその力を世界政府が危惧しないわけがなく、べガパンクは政府に逮捕され、チームも政府に買収された。
しかしジャッジは政府の手を逃れ、北の海のジェルマ王国にて血統因子の研究をつづけ、ついに人間のコピー、そして量産の技術を編み出した。
彼のクローン技術により何千、何万もの屈強な兵士が生まれ、あるものは恐れおののき、あるものはその強大な力を欲した。
「血統因子」の謎
更にジャッジはこの技術を応用し、人間離れした身体能力を持つ5人の子供たちを生み出した。
ジャッジが「最高傑作」と呼ぶ彼らこそ、サンジたちヴィンスモーク家の兄弟姉妹である。
超人的な能力を与えらえた5人は鍛錬を開始し、誰もが目まぐるしい成長を遂げた。
彼を除いては。
なぜかサンジだけは能力が平凡なただの人間として生まれ、ほかの兄弟と違い全く成長せず、4人との差はどんどん離れていく。
血統因子の操作は全員成功したはずなのに、なぜ?
違うといえば紅一点であるレイジュも違う。
遺伝子操作の影響で「悲しい」とか「かわいそう」とかいう感情は一切持たないはずだが、レイジュ(とサンジ)はなぜか人間的な感情を持っている。
3人の兄弟が見ていない陰でレイジュは不平を言いながらもサンジを助け(ツンデレ?)、サンジが監禁され、ジェルマが東の海へと向かう際も脱出する手立てをした。
84巻のSBSでは「サンジがいろいろ違うのはジェルマの科学力に原因がありそう」と解説されていましたが、果たしてその真相は…?
突然変異とかそういう感じでしょうか?
さらば?サンジ
兄弟から見ると落ちこぼれのサンジだが、国にいてもいなくても別に構わないということでビッグマムとの政略結婚に利用されてしまう。
さらに島を出ようとすると爆発する腕輪をつけられ、海上レストラン「バラティエ」のオーナー、クソジジイことゼフを人質に脅迫され、逃げ場のない八方塞がりに陥ってしまう。
もしこの結婚に抵抗してしまえば、ゼフやルフィたち麦わらの一味の命が危険にさらされてしまう。
そこでサンジがとった行動とは、迎えに来たルフィに対しあえて冷徹にふるまいをし、追い返そうとするというものだった。
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ルフィの願いを拒否するということは、すなわちここで冒険を終え自身の夢である「オールブルー」さえもあきらめるということを意味していた。
自分の夢はかなわないが、ビッグマムの計らいで一味や大恩人のゼフの命が救われるならプリンとの結婚を望んだのだった。
しかしこの決断にルフィが納得できるわけがなく、ホールケーキアイランドでサンジを待つと宣言。
このままの流れで行くとサンジは本当に離脱してしまいそうな気がしますし、84巻冒頭のキャラ紹介も「麦わらの一味としてのサンジ」の紹介はうっすら消えて、隣のページの「ヴィンスモーク家としてのサンジ」の紹介が追加されているので余計にそう思ってしまいます。
まるでかつてのエニエス・ロビー編の再来ともいえる展開ですが、果たしてサンジは本当にこのまま一味を離脱してしまうのか?
サンジは一味のコックで、いつまで続くともわからない航海を支える重要なクルーなのでここで離脱してしまうといろいろやばい気がします。
更に婚約者のプリンが、囚われの身のルフィとナミに何やら意味深なことを耳打ちしていましたが、一体何を企てているのか?
正直なことを言うと、今回の展開だけではどちらに転ぶかは予想しにくいですね。
強敵づくしのCharlotte
サンジの帰還を信じひたすら待ち続けるルフィだが、そんな彼らにビッグマムの魔の手が迫る…!
ビッグマムの元夫パウンドの話によると、以前4将星の1人「スナック」が“怪僧”ウルージに敗れた際、クラッカーの仇討の軍隊が組織され、彼女の能力で擬人化した雷雲「ゼウス」と太陽(=火の玉)「プロメテウス」の力であっという間に壊滅寸前まで追い込まれたとのこと。
ルフィも森を抜ける前に、将星の1人であるクラッカーを倒したため、一味の幹部たちがルフィたちに襲い掛かる。
クラッカーとの戦いでぼろぼろになっていたというのもあるが、それを差し引いてもルフィとナミを圧倒する実力を見せていました。
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焼けこげるクリームを操るオペラ、相手を本の世界に閉じ込めるモンドール、ドSで冷徹なアマンドなど一筋縄ではいかない猛者ばかり。
ビッグマム海賊団は純粋な身体能力というより、相手を翻弄するトリッキーな能力の持ち主が多いっていう印象があります。
完膚なきまでに叩きのめされた2人は、生け捕りにされ城の牢獄に入れられてしまった。
突破のKeyはあの2人?
四皇としての実力の差を見せつけたビッグマム海賊団ですが、こんな強敵に一体どうやって立ち向かえばいいのでしょうか?
その突破のカギを握ると個人的に思うのが「ナミ」と「ブルック」。
まずナミですが、彼女はビッグマムの娘の1人「ローラ」のビブルカードを持っています。
ローラのビブルカードはママの強力な「魂」(ソウル)が込められており、他人の魂で動くホーミーズですら抗うことができない。
事実ナミはローラのビブルカードの力を使い、キングバームをはじめとする誘惑の森のホーミーズを従え、同じくホーミーズであるチェス戎兵(じゅうへい)すらもまともに戦えない状況まで追い込みました。
しかし肝心のビブルカードは奪われてしまい、現在は誰か(ビッグマム?)の手中にあります。
ローラのビブルカードを取り返すことができれば、戦況も少しはルフィ側が有利になると思うのですが…。
次にブルックですが、ブルックは2年間の鍛錬で自身のヨミヨミの実の能力をパワーアップさせ、音楽に自身の「魂」(ティヤマスィー)をこめることで人の感性を強烈に刺激する技を体得しました。
この攻撃はホーミーズの魂(ソウル)にも作用し、高い戦闘能力を持つチェス戎兵をあっけなく倒してしまった。
ビッグマムの魂の能力すら大きな影響を与える2人の活躍が、ビッグマム海賊団との戦況を左右すると言っても過言ではないでしょう。
ルフィがクラッカーを無事撃破し、サンジと再会できたのもつかの間、仲間に危機に陥ることを恐れたサンジにより追い返されてしまう。
その上ビッグマムのクルーたちに叩きのめされた挙句に捕らえられ、一転してピンチに陥る。
果たしてこのピンチをどう乗り切るのか? そして本当にサンジは一味のもとへ戻ってくることはないのか?
「第2のエニエスロビー編」と呼んでも差し支えないホールケーキアイランドの冒険、続きがものすごく気になります。
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