どうも、ポケモン剣盾がついに発売され狂喜乱舞しているカメさんです。
ここしばらくはポケモンばっかりプレイすることになりそうですw
さて、今回のネタはそんなポケモンとは一切関係ないスマブラSPのネタ。
今月6日についに配信開始されたダウンロードコンテンツ第4弾、餓狼伝説のテリー・ボガードがスマブラに参戦しました。
餓狼伝説は某課長が挑戦しているところしか知りませんが、参戦動画も使い方動画もメッチャ興奮しながら見てましたしすごく楽しみにしていました。
というわけで今回は、新たな挑戦者であるテリーの解説や、一通り遊んでみた自分なりの感想やら評価をまとめてみようと思います。
他のDLCファイター記事はこちらから
※この記事で記載されているコマンドは全てテリーが右向き時のものです。 左向きの時はコマンドの左右が逆になります。
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まるで格ゲーみたいな必殺ワザ
まず第一に、テリーを一通り使ってみた感想としては隅々まで格闘ゲームらしさを押し出しているといった印象です。
テリーは格闘ゲーム「餓狼伝説」出身のキャラというだけあって、リュウやケンと同じく1on1の時には自動的に相手のいる方向に向くようになったり、必殺技もコマンド入力やボタンを押す長さで強・弱の2種類を使うことができたり、通常攻撃がヒットした瞬間に必殺ワザで後隙をキャンセルできたりと他のファイターにない特徴が盛りだくさん。
ではここから、テリーの使うことのできる必殺ワザをそれぞれ開設していきます。
通常必殺ワザはパワーウェイブ。
地上を走る衝撃波を放つ技で、地上にいる相手に対しての遠距離攻撃に使用します。
先ほども言ったように、必殺ワザは弱と強の2種類があり、パワーウェイブの場合は飛距離が変化します。
空中で使った場合はその場で衝撃波を放つ技で、空中にいる相手の牽制に使えます。
次に横必殺ワザですが、なんとこちらはスマブラ史上初、スティックを前に倒すか後ろに倒すかで異なる技が出せます。
前に倒して放つ前必殺ワザはバーンナックル。
バーンウェイブと並びテリーの代名詞ともいえる必殺ワザでこぶしを前に突き出しながら突進する技です。
強の方が移動距離が長く威力が高く、弱は隙が少なくなっています。
スティックを後ろに倒す後ろ必殺ワザはクラックシュート。
くるっと回転しながらかかと落としを繰り出す技で、一見するとバーンナックルに似ていますが弧を描きながら前進するため空中にいる相手にもヒットできるという違いがあります。
多人数戦では向きが自動で変化しないため、テリーの向きをしっかり確認してから技を発動させてください。
そしてこの2種類の技には、コマンド入力で出すこともできます。
バーンナックルは↓↘→+攻撃ボタンといういわゆる波動拳コマンドで、クラックシュートは↓↙←+攻撃ボタンという竜巻旋風脚のコマンドで出すことができます。
当然ながらコマンド入力にも弱と強の2種類があるため、実質4種類の技を持っていることになります。
コマンド入力に成功するとエフェクトが変化し、威力が上がります。コマンド版バーンナックルでは撃墜も狙えます。
しかしバーンナックルもクラックシュートも前進する技。 では復帰するときは背中方向に飛ぶことはできないのでしょうか?
ご安心を。 空中でクラックシュートを放つ際、必殺ワザボタンを長押ししていると後ろ方向にもクラックシュートを打つことができ、ちゃんと復帰することができます。
ただし短く押した場合やコマンド入力では後ろに動くことはできないので注意。
上必殺ワザはライジングタックル。
足を上にして回転しながら上昇し攻撃する技で、発動中はスティック左右で少しだけ横移動もできます。
こちらもコマンド入力に対応しており、↓ため↑+攻撃ボタン(ストⅡのガイルのサマーソルトと同じ)でもライジングタックルが出せます。
コマンド版ライジングタックルは上昇距離が伸び、出始めが全身無敵になるため相手の攻撃にも一方的に打ち勝つことができます。
溜めコマンドによる必殺ワザのためしゃがんでいる最中にとっさに出すことができますが、外すと隙だらけになってしまいます。
下必殺ワザはパワーダンク。 斜め上に飛んだあと、斜め下に急降下しながら攻撃する技です。
急降下攻撃を直接当てるのは難しいですが、相手にくっついた状態で放つと上昇攻撃で連続ヒットし、そのまま急降下攻撃を当てることができます。
急降下する攻撃ですが、この類の技によくある着地するまでキャンセルできないということはなく、ある程度まで降下すれば自動的にストップします。
コマンド入力は→↓↘+攻撃ボタンの昇竜拳コマンドで出せます。
今までのコマンドと比較すると難易度はやや高め。 「歩きながら波動拳コマンド」をイメージしながら入力すると成功しやすいです。
コマンド版パワーダンクは出始めが無敵になるほか、降下攻撃にメテオ効果が付きます。
そして最後の切りふだはトリプルウルフ。
前方向にテリーの得意技であるパワーゲイザーを3連発(トリプルゲイザー)で撃ち出し、ヒットした相手を撃ち上げます。
それからパワーダンクで追撃し、最後はバスターウルフでフィニッシュ。
最初のトリプルゲイザーが外れると失敗ですが、斜め上方向に火柱が上がるため射程範囲はそこそこ広く、相手の目の前まで近づけばヒットさせやすくなります。
パワーゲイザーは複数の相手を巻き込めますが、その後の攻撃が当たるのは最初にヒットさせた1人だけなので注意。
これでテリーが使える必殺ワザは以上…ではありません!
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超必殺ワザで逆転を狙え!
実はテリーにはもう1つ、超必殺ワザと呼ばれる強力な必殺ワザが使えます。
上手く使いこなせば戦況を覆すこともできる強力なものですが、いつでも使えるわけではなくいくつか条件があります。
まず、通常のルールでは蓄積ダメージ100%以上、体力制の場合は残り体力が3分の1以下になっていること。
ここまでダメージを蓄積させると、テリーのアイコンの近くに「Go」マークが出ます。 この状態になればテリーは超必殺ワザを出すことができます。
次に、超必殺ワザは2種類あり、それぞれ特定のコマンドを入力して発動します。
まず1つ目はパワーゲイザー。
目の前に巨大な火柱を上げるワザで、主に接近戦で有効です。
パワーゲイザーのコマンドは↓↙←↙→+攻撃ボタン。
2つ目はバスターウルフ。
一直線にダッシュし、相手にぶつかるとそのまま強烈なパンチをお見舞いします。
長い距離を移動するので離れている相手にもダメージを与えられます。
バスターウルフのコマンドは↓↘→↓↘→+攻撃ボタン。 波動拳コマンドを2回入力する感じですね。
いずれも強力ですがコマンド入力は難しく初心者の皆さんは出せるのか心配になっているかもしれません。
しかしご安心ください! それぞれの超必殺ワザには簡易コマンドも用意されています。
簡易コマンドは、それぞれ
- パワーゲイザー:↓←↓→+攻撃ボタン
- バスターウルフ:↓→↓→+攻撃ボタン
となっています。 これなら覚えやすいし初心者でも簡単に入力できそうですね。
左右逆に入力すれば、後ろ向きにも超必殺ワザがうてます。
またGoマークはダメージの条件を満たしていれば常に出続けるため、何回でも超必殺ワザが使えるというメリットもあります。
ここまで書くといいとこづくめなように聞こえますが、いくつかデメリットも存在します。
まずコマンドが難しい。
簡易コマンドがあるとはいえ超必殺ワザのコマンドは複雑で初心者がすぐに入力できるわけではなく、実戦で技が出せるようになるためには練習が必要になります。
次に外した時のリスクが大きい。
超必殺ワザは自分がピンチの時に使えるもう1つの最後の切りふだのような存在ですが、裏を返せばピンチの時にしか使えないワザというわけです。
また超が付いているとはいえ普通の攻撃ワザなのでシールドで防がれてしまうし、いくら強いからと言って乱発してると読まれたり、コマンド入力を失敗して返り討ちに遭って自分が撃墜されてしまうことも。
そのため超必殺ワザが使えるからと言ってむやみに特攻するのではなく、ダメージが溜まっているからこそより慎重に立ち回り、ここぞのタイミングで超必殺ワザをお見舞いしましょう。
超必殺ワザは、外せば自分がピンチになりますが、うまく当てれば形勢逆転なハイリスクハイリターンなワザというわけです。
攻撃がめっちゃパワフル
さて、ここまでテリーのわざをいろいろ解説してきたわけですが、私の率直な感想としては「攻撃がパワフルで楽しい」。
スマッシュ攻撃だけでなくコマンド入力必殺ワザでも撃墜できるため、相手にいろいろなワザを当ててふっとばすのがすごく楽しいです。
特に超必殺ワザでとどめを刺した時の快感は、実際にテリーを動かしてみた人にしか分からないでしょう。
コマンド入力には慣れが必要ですが、慣れてしまえばパワフルなワザをバンバン出せるのですごく爽快感があります。
1on1には強い
また、テリーは格ゲー出身のキャラということもあってか1対1のタイマンに強いように感じました。
テリーは基本的に前や上に攻撃する技がほとんどなので、タイマン乱闘とは相性ピッタリ。 自動的に向き直るという特徴のおかげでコマンド入力もスムーズに行えます。
撃墜手段も豊富にあるため決め手には困りません。
しかし、テリーは前後攻撃できる技をほとんど持っていないため、多人数戦は逆に苦手な印象を受けました。
対戦相手が2人以上いる場合、テリーの向きを変えるにはスティックを倒して手動で行わなければならないため、コマンド入力する際は1対1の時以上にテリーの向きに細心の注意を払う必要があります。
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復帰&コマンド入力が難しい
それからテリーの短所としてもう1つ、復帰とコマンド入力が難しいということも挙げられます。
特にクラックシュートは空中でボタン押しっぱなしにした場合のみ後ろ向きに飛ぶため、これに気づかないと復帰をミスしてしまいがち。
それからライジングタックルは足を下にして上下逆の状態で上昇するうえ、他のファイターと比べるとワザの終了が早い部類に入るため位置によってはこの技だけでは復帰できないことも。
バーンナックルとクラックシュートは使ってもしりもち落下にはならないため、この2つのワザをうまく組み合わせて使うことが復帰のコツです。
それから、コマンド入力もプレイヤーによってはデメリットに感じてしまうことがあります。
コマンド(超)必殺ワザは、スムーズに入力することができればどんな強敵も蹴散らすほどのパワーを発揮できますが、格ゲーをプレイしたことがない人や、コマンド入力が上手くできず挫折してしまった人にとっては大きな壁になりがち。
私の場合は格ゲーを少ししかやったことのない私でもできるようになりましたが、やはり慣れるには少なからず練習する必要があるため、そういうのが嫌な人は敬遠してしまうかもしれません。
あと必殺技キャンセルもタイミングが難しく、ある意味こちらはコマンドよりも難しいかもしれません。
新ステージ:KOFスタジアム
続いてはテリーをダウンロードすると遊べるようになる新ステージ「KOFスタジアム」について解説します。
KOFスタジアムは、「餓狼伝説」内で、テリーの仇であるギース・ハワードが開催する格闘大会「キングオブファイターズ(King Of Fighters)」のスタジアムをモチーフにしたもの。
地形は闘技場やオルディン大橋のように平面で、浮遊足場もありません。
しかし、このステージには格ゲーらしいとある仕掛けが施されています。
それは、左右の画面端には見えない壁があるというもの。
このステージの左右の端は通り抜けることができず(アイテム等は通り抜けできる)、相手を左右にふっとばしても壁に跳ね返ってしまいます。
ではこのステージでは相手を左右方向に撃墜することはできないのかというとそうではなく、ホームランコンテストのように勢いよく吹っ飛ばすことで壁が破壊され、K.O.することができる、といった具合です。
壁にひびが入るときのエフェクトは、吹っ飛ばす勢いが強いほどひびが大きくエフェクトも赤黒くなります。
この仕様上、他の地続きステージと異なり画面端ギリギリまで移動し、ちょっと攻撃して撃墜するといった戦法が取れなくなっています。
また、Mr.ゲーム&ウォッチの最後の切りふだやリドリーの横必殺ワザのように相手を拘束して横移動する技は、端まで行くことができず壁に阻まれて途中でキャンセルされます。
壁が壊れて吹っ飛ばせることをのぞけば普通の格ゲーステージのような感じで、1対1の体力制でふっとび率を低めに設定しておけばさながら格ゲーと同じような設定で戦うことができます。 ある意味体力制向きのステージとも言えるかもしれません。
もちろんこちらも格ゲーよろしく相手を壁に追い込んで挟み撃ちにし、そのまま攻撃を当ててはめるという戦法もできます。
そしてこれまでのDLCステージ同様、ゲストキャラが応援に駆け付けるのですが、この数が本当にとんでもない。
ななな何と、総勢20のSNKキャラが背景として登場します!
- アンディ・ボガード(餓狼伝説シリーズ)
- ジョー・ヒガシ(同上)
- タン・フー・ルー(同上)
- ビリー・カーン(同上)
- ギース・ハワード(同上)
- キム・カッファン(同上)
- 山崎竜二(同上)
- ブルー・マリー(同上)
- ロック・ハワード(餓狼 Mark of wolves)
- リョウ・サカザキ(龍虎の拳)
- ユリ・サカザキ(同上)
- キング(同上)
- 草薙京(THE KING OF FIGHTERS)
- 八神庵(同上)
- 大門五郎(同上)
- チャン・コーハン(同上)
- チョイ・ボンゲ(同上)
- ラルフ・ジョーンズ(同上)
- クラーク・スティル(同上)
- 麻宮アテナ(サイコソルジャー)
乱闘には一切影響を与えないゲストキャラですが、これだけのキャラがスマブラに出るだけでも大事件ですよこれはw
余談ですが、餓狼伝説の人気キャラである不知火舞はCEROに引っかかるという理由で残念ながら参戦ならず…。
それからこのゲストキャラなんですが、流れているBGMに関連のあるキャラは必ず出る仕組みになっています。 そのためオレ曲セレクトで好きなキャラを出すこともできます。
で、そのステージBGMなんですが、こちらもとんでもないことになっています。
当初桜井さんは、SNKのゲームの中から厳選した50曲をSNKの社員に選んでもらう予定だったそうです。
何曲か却下されるかと思いきや、SNKの返事はまさかの全曲使って「OK!」
というわけで、KOFスタジアムには50曲のBGMが収録されます!!
餓狼伝説のBGMはもちろんのこと、龍虎の拳やザキングオブファイターズ、更にはサムライスピリッツやメタルスラッグ、サイコソルジャーのテーマ(日本語と英語)まであるから驚き。
今までのDLCセットに付属していたBGMが平均10曲くらいだったことを考えるとまさに破格のボリューム。 おいおいまじかよ…。
ただでさえテリーやステージで十分お腹いっぱいなのに、こんなにSNKの曲を詰め込まれたらファイター1体税込み約600円で本当に元が取れているのかと思わず心配になります…w
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総評
というわけで、スマブラSPのダウンロードファイター第4弾であるテリー・ボガードの諸々を解説してみました。
隅から隅まで格闘ゲームの要素を詰め込んでおり、コマンド入力で発動するパワフルな技の数々は使えば使うほど病みつきになりますし、ただひたすらに必殺ワザを当てまくっているだけでも楽しいことこの上なし。
復帰は苦手でコマンドやキャンセルなど格ゲーらしい性能は慣れるまでに練習が必要になりますが、一度慣れてしまえばバンバン技が出せます。
原作再現もしっかりしており、ワザやアピールのほとんどは実際に原作で使用したものを採用し、勝利時には「OK!」と言いながら帽子を投げるおなじみのポーズが拝めます。
KOFスタジアムは壁を破壊するほどの勢いで吹っ飛ばせるというこれまでにないステージで、1対1の体力制専用ステージとしても重宝します。 BGMも50曲という大ボリュームになっています。
まさに餓狼伝説やSNKのいいところを限界まで詰め込んだ最高のセットになっています。
餓狼伝説が大好きというそこのあなたや、SNKの名作ソフトと共に青春を謳歌したという皆さん、是非ともテリーをダウンロードしてスマブラでも遊んでみてください!!
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