いよいよ10個のゲームオールクリアまであと1個!
そしてついに、ゲンムが自身の正体を明かす!
必要なのは「死のデータ」
これから仮面ライダーエグゼイド第11話「Who ’s 黒い仮面ライダー?」の感想を書いていくわけですが、幻夢コーポレーションでは檀黎斗がいつものように新たなデータを集め新ガシャットを開発していた。
もうすぐ次のステージに進むためのガシャットが完成するのだが、そのためには「死のデータ」が必要だという。
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黎斗はゲーム病を発症した少年山中周平を利用、4人のライダーに最後のゲームである「シャカリキスポーツ」をクリアするようたきつけ、永夢に周平を指定の場所へ連れてくるよう指示して死のデータを回収しようとする。
ここでエグゼイドもろとも始末しようとしたがレベル5にレベルアップした4人のライダーの猛攻に押され、瀕死の状態にまで追い詰められたゲンムは周平に必殺技を放ち、彼の命を奪おうとする。
しかしエグゼイドが身を挺して守ったことで失敗、この時のダメージでライダーゲージがゼロになってしまった。
これでエグゼイドで初の死亡者が出たかと思われたその時、ゲンムは驚くべき行動に出る。
なんと、死の一歩手前のゲンムの体に素体ガシャットが挿入されたバグヴァイザーを突き刺し、自ら死のデータを収集した。
黎斗はプロトガシャットを使い続けたことで寿命を縮められており、どのみち長くは生きられないので最初から自らの死のデータを収集する魂胆だったのかもしれません。
そしてゲンムは変身解除し、ついに永夢たちの前でその正体を明かした。
監察医を除き、その正体に衝撃を受けるドクターたち。
「どうしてCRの協力者だったあなたが仮面ライダーの妨害をしていたのか」と問い詰める永夢など意に介さず、「このゲームはまだ始まったばかり。 集めた10個のガシャットを使いバグスターから救って見せろ」と挑戦状ともとれる言葉を残し消えた。
第8話(ジェットコンバット回)の時に、檀黎斗はバグスターの謎を探るためあえて敵サイドについていて、「敵と見せかけてやっぱり味方なのでは?」と思ったのですが、あの危険な笑顔と自身の命さえ顧みないほどのゲームへの執着を見て「やっぱりこいつ悪いやつだわ!!」と、一度考えを改めた後にまた改めました。 前言撤回します。
信じるのに根拠はいらない
今回のテーマは10個のゲームコンプリート、そして新たなるステージへの序章でしたが、同時に九条貴利矢もメインキャラに据えられていたように感じました。
永夢が適合者となった謎を探るうちに日向恭太郎にたどり着き、16年前の永夢に適合手術を施したのではないかと疑う。
永夢にとって恭太郎先生は命を救ってもらった恩人。 当然永夢は先生がそんなことをするわけないと反論する。
しかし永夢にとっては恩人でも貴利矢にとってはただの衛生省役員。 彼を信用できる根拠がないという貴利矢に対し「人を信用するのに、根拠なんているんですか?」と問いかける。
某高校生探偵ではありませんが、誰かを信用したり助けたりすることに論理的思考は存在せず、ただそうしたいという感情があるからそうするんだと思います。
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また貴利矢は永夢や恭太郎のことを調査するうち、恭太郎が「永夢にゲーム機(ワンダースワン)をプレゼントする」など、常に患者のことを第一に考える、まさにドクターの鑑ともいえる素晴らしい人物であることを知る。
永夢もそんな恭太郎先生に憧れ、周平に大好きだというケーキをプレゼントするも気に入ってもらえず失敗。
自分は恭太郎とは程遠い未熟な医師であることをゲンムに突き付けられ、「恭太郎を信じる」という思いが揺らぎ始める。
がしかしここで考えを改めた貴利矢が「自分が信じると決めたものは信じ抜け。 ぶれるな!」と檄を飛ばす。
彼の言葉を受け永夢は奮起。 レベル5の力を完全に制御し、またも4人の多人数プレイでラスボスである仮面ライダーゲンムを撃破したのだった。
なんだかんだ言って九条貴利矢が4人の中である意味一番まともでライダーらしい男かもしれませんね。
永夢は小児科医としては未熟で二重人格、飛彩は高飛車なエリート外科医、大我はゲームにおぼれた闇医者と良くも悪くも癖の強い人物ばかり。
しかし貴利矢は相手を騙してかき乱すという一面はあるものの根はいいやつで、個人的に一番感情移入がしやすい人物だと感じました。
たとえ他人から嘘つき呼ばわりされるという苦難に立たされてもそれに耐え、自らを偽ってまでバグスターと闘おうとするその姿勢は本作の中で一番ライダーらしい性格と言えるでしょう。
テストプレイと究極のゲーム
ゲンムのレベル3をチームプレイで撃破し、ついに10個のゲームすべてをクリアした4人の仮面ライダー。
しかし、これはあくまで黎斗の目的である「究極のゲーム」のためのテストプレイ。 ゲームでいうところの企画段階に過ぎなかった。
バグスターウイルスをばらまき、2つの顔を使い分けマッチポンプでドクターたちをデータ収集に利用し、多くの人の生死を脅かしてまで生み出そうとしているゲームとはいったい何なのか?
1人の人間が怪人を利用したり、ライダー側と怪人側で暗躍するのは平成ライダーではよくあることですが、真の黒幕かもしれない檀黎斗の計画が成就した時、やはりゼロデイのように滅亡の危機に陥るのでしょうか?
まるでゲームのキャラクターのごとく、プレイヤー檀黎斗の手のひらの上でおどらされていた4人のドクターたち。
彼曰く、すでにバグスターウイルスは不特定多数の体内に潜伏し、いつ誰が発症してもおかしくない状態にあるとのこと。
果たして仮面ライダーの資格を得た4人の仮面ライダーは、檀黎斗の仕掛けたゲームをクリアすることはできるのか?
準備段階を終え、永夢たちの挑む本当のゲームはここからスタートします!
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そしてライダーの協力者とは思えない不敵な笑みを浮かべた黎斗の手には死のデータから生み出された新ガシャット「デンジャラスゾンビ」が握られていた…。
予告に登場していたゲンムの新フォームの腰にはガシャコンバグヴァイザーが装着されていたので、これはおそらく以前私の記事で書いたバグヴァイザーで変身する形態かと思われます。
2016年も終わりが近づき、いよいよ戦いは次のステージに突入します!
次回はクリスマススペシャル! サンタコスのエグゼイドとブレイブ、そしてポッピーが盛大にクリスマスをお祝いします!
同時に新キャラが2人も登場、そして貴利矢が…!?
第9話感想
第12話感想