
どうも、ズートピア2のパウバート君が30代前半と知りちょっとびっくりしているぼちカメさんです。
先日Xにて、ズートピア2の監督の1人であるJared Bush氏がファンの質問に答える形でパウバート君の年齢を明かしたのですが、まさか30代、しかもニックより年上だったとは驚きました。 でもそうなると彼を見る目が変わっちゃうな…。
Kitty and Cattrick are twins. Older than Pawbert. He’s probably early 30s. Older than Judy. Younger than Nick.
— Jared Bush (@thejaredbush) 2026年1月19日
さて、そんなパウバート君をはじめとして、様々なアニメやゲームなどには主人公の味方をするいわゆる善玉キャラであっても、「実はこいつ敵なんじゃね?」と疑われるキャラはジャンル問わず近年の作品で特に多いように感じます。
それが予想通りの展開になることもあれば、逆に外れて終始味方だったパターンも少なからずあります。
今回は、そんな「物語の黒幕orラスボスじゃないかと疑われたけど、実際はそうではなかった味方サイドのキャラクター」を、5人ピックアップして語っていこうかと思います。
私の好きなシリーズばかりですが、最後まで読んでいただけると幸いです。
また、記事の性質上それぞれの作品のネタバレを大いに含むため、閲覧の際はご注意ください。
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常盤順一郎(仮面ライダージオウ)
まず紹介するのは、仮面ライダージオウより、常盤順一郎です。
2018年に放送された平成仮面ライダーシリーズ第20作目にして平成最後のライダー作品である「仮面ライダージオウ」の主人公常盤ソウゴの大叔父であり、普段は時計屋「クジゴジ堂」を営んでいる。
本編開始から10年前のバス事故で両親を喪ったソウゴを引き取り、男手1つで育て上げてきた。
また、未来からやって来たツクヨミ、ゲイツ、ウォズに空き部屋と食事を提供、ソウゴは彼らと1つ屋根の下で暮らすことに。
ソウゴの、王様になりたいというあまりにも突飛な夢にも一定の理解は示しているが、中盤まで彼をちゃんと叱ったことはなかった。
しかし、ゲイツとの関係に悩むソウゴに対し、「寂しい時に寂しいって言えない人間なんて、人の痛みが分からない王様になっちゃうぞ!」とソウゴを初めて叱咤した。 このシーンはジオウ屈指の名シーンとも言われている。
また、時計屋としての腕はかなりのもので、時計はもちろんのことラジオなどの家電も直すことができる。(そのたびに、「うち時計屋なんだけどね…」とぼやいているが)
挙句の果てには時の列車デンライナーまでも修理し(彼の中では大きな時計と言う解釈らしい)、最終決戦時には世界の崩壊により破損したライドウォッチをすべて修復するというファインプレーを成し遂げた。
このようにソウゴたちを常に見守り、温かい家と食事を提供してくれる、いわばジオウにおけるおやっさん枠ともいえる順一郎おじさんですが、なぜ彼が黒幕ではないかと疑われる羽目になったのか。
その元凶ともいえるのが、前作「仮面ライダービルド」に登場した石動惣一です。
石動惣一は元宇宙飛行士で、現在はカフェ・ナシタのオーナー。 記憶を失い倒れていた桐生戦兎を拾い、彼を仮面ライダーとして育て上げた。
だがその正体は秘密結社ファウストのブラッドスタークであり、更には本作におけるすべての黒幕である地球外生命体エボルトに憑依され操られていた。
火星でパンドラボックスを発見した(この時エボルトに憑依された)のも、そのパンドラボックスに触れスカイウォールの惨劇を起こしたのも惣一(に憑依されたエボルト)で、桐生戦兎(及びその正体である葛城巧)にライダーシステムを開発させたのも、桐生戦兎という偽りのヒーローを生み出したのも、3つに分断された日本で戦争を引き起こしたのも、自身が進化し地球を滅ぼすための盛大なマッチポンプだった。
戦兎がハザードトリガーで暴走状態であったとはいえ、青羽を手にかけてしまい廃人状態になってしまったときは、それこそおやっさんのごとく彼を叱咤激励しているため余計にたちが悪い。
頼りになるおやっさん枠かと思いきや物語のラスボスだったというまさかの展開が待ち受けていたため、次作ジオウでも順一郎おじさんが実はラスボスなんじゃないかという声が放送開始当初から存在していました。
しかしいざ放送開始してみると、順一郎おじさんは上述の通り徹頭徹尾ソウゴたちの味方であり、同時に彼らを見守るもう1人の父親のような存在でした。
江戸川塁(デカレンジャー20th)
続いて紹介するのは、特捜戦隊デカレンジャー20th ファイヤーボール・ブースターより、江戸川塁です。
その名の通り、2004年に放送開始されたスーパー戦隊シリーズ第28作「特捜戦隊デカレンジャー」20周年を記念して製作された作品で、宇宙警察地球署のスペシャルポリスとなって20年が経ったデカレッドこと赤座伴番(バン)が、自身の後継として育てている若手警官が江戸川塁です。
地球に飛来した謎の物体と相次ぐ爆発事件、銀河の麻薬王ドン・タレワラーネの言い遺した「大いなる計画」との関係、そしてそのカギを握る謎のエイリアン・ラエンジョを追い、バンと共に地球にやって来た。
名前の由来は、ミステリー作家+お茶というデカレンジャーの命名法則に倣い、江戸川乱歩及びその元ネタになったエドガー・アラン・ポー+ルイボスティーから。
デカレッドプレミアモードを完璧に使いこなすなど実力は確かだが、教育係のバン曰く「今どき」で、先輩であるデカレンジャーの面々に対する自己紹介はあっさりしているし、効率重視と言わんばかりに1人で捜査しようとするし、個性的すぎるデカレンジャーの奇行(?)にいら立つことも。
そんな塁ですが、上映前は彼が黒幕なんじゃないかと疑う声が少なからずありました。
その理由は前作、「特捜戦隊デカレンジャー 10 YERAS AFTER」にて。
本作では地球署に配属された新人刑事(デカ)としてアサム・アシモフ/ネオデカレッドとムギ・グラフトン/ネオデカイエローが登場。
2人は先輩であるデカレンジャーの面々(ホージー、センちゃん、ウメコ)と共に、地球署のボス・ドギー・クルーガーの汚職事件の唯一の目撃者である少女キャリーを宇宙検察庁まで護送するミッションを受ける。
だが、彼らは事件の黒幕でボスに無実の罪を着せた張本人である銀河系管区警察局のカイト・レイドリッヒ局長の部下で、地球署に送り込まれたスパイ。 キャリーの証言により汚職事件の真相が明るみに出ないよう、刑事を装って始末しようとした。
そんな事件から10年、同じ新人刑事である塁も今回の事件に絡んでいるのではという予想が少なからずありました。
だが実際は、デカレンジャーの面々を信用できず1人で突っ走りすぎた挙句、真の黒幕に利用されそうになった時こそあったものの、事件解決のために奔走し、最終的には6人からいい影響を受け彼らを尊敬するようになった、正真正銘正義の刑事だった。
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エフィリン(カービィディスカバリー)
エメラルドグリーンのネズミのようなキャラで、大きな耳(右が欠けている)が特徴。
カービィたちの住むポップスターとは別の世界「新世界」をナワバリとするビースト軍団に捕まったところを、謎の渦に巻き込まれ新世界へと飛ばされたカービィに助けられたことをきっかけに、彼と行動を共にすることに。
カービィと同じく新世界に飛ばされ、ビースト軍団にさらわれたワドルディたちを助け出すため、彼と共に冒険の旅に出る。
性格は天真爛漫で、そしていつも友達思いの優しい子。
しかしその正体は、本作のラスボスである宇宙からの侵略者、ID-F86こと「フェクト・フォルガ」から分離した片割れ。 カービィたちポップスターの住民が巻き込まれた謎の渦も、異空間を意のままに操る彼(?)の力によって発生したもの。
ビースト軍団がエフィリンを狙っていたのも、完全な姿になるためにフェクト・フォルガが軍団を操っていたためだった。
やがてフェクト・フォルガはエフィリンを取り込み、完全体「フェクト・エフィリス」へと進化、最後の敵としてカービィの前に立ちはだかった。
激しい戦いの末フェクト・エフィリスは最終的にカービィに敗北、エフィリンを救出することに成功した。
だがフェクト・エフィリスがポップスターを引き寄せた影響で、新世界が崩壊を始める。
エフィリンは、自分の最後の力を振り絞ってカービィやワドルディたちをポップスターに帰し、やがて消滅した。
親友との別れに悲しむカービィだったが、そこに一筋の光が。
最後の決戦から時が流れ、エフィリンとの再会を果たしたカービィ。 2つの世界がつながり、和解したビースト軍団との世界の垣根を超えた交流が始まったのだった。
そんな大事な友達のためならどんなことだってする優しいエフィリンですが、発売前彼は物語の黒幕なんじゃないかと疑う声が多く聞かれていました。
なぜエフィリンが疑われるようになったのか。 その原因はずばり、マホロアの存在です。
マホロアは、星のカービィWii及びスイッチに移植された星のカービィWiiデラックスに登場するキャラクター。
故郷である惑星ハルカンドラにてランディアと呼ばれる悪しきドラゴンに敗北、その後逃亡しどうにかカービィたちのいるポップスターに不時着した。
しかし、彼の乗っていた天かける船ローアはパーツが飛び散ってボロボロになったため、カービィ一行はマホロアを助けるためローアのパーツを集める旅に出発することになる。
カービィたちのおかげでローアの修復が完了し、マホロアと共にハルカンドラへ帰還。 カービィの活躍によりランディアを撃破し、ハルカンドラに平和が戻ったと思いきや…
カービィがランディアを撃破した瞬間、マホロアは本性を現した。
実はランディアが悪いドラゴンと言うのは真っ赤な嘘で、実際はランディアの守護する、強大な力を持つマスタークラウンを狙っていた。
ランディアに敗北しポップスターに逃亡した際、そこで出会ったカービィたちにローアを修復させ、ついでにランディア倒させるために利用することを思いついたのだ。
自身の目論見通りマスタークラウンを手に入れたマホロアは全宇宙の支配という野望のため、手始めにポップスターを支配下に置こうと動き出す。
だがカービィたちは、和解したランディアの力を借りてそれを阻止、クラウンの力に飲まれて暴走しても対抗するが結局倒され、異空間の果てへと消えていった。
スイッチ版でも基本的な活躍は同じだが、初心者サポート機能「おたすけマホロア」やサブゲームで遊べる「わいわいマホロアランド」の支配人として登場するほか、メインストーリークリア後に遊べる追加ストーリー「マホロアエピローグ」では、カービィたちとの戦いに敗れ異空間に飛ばされたマホロアのその後が明かされる。
スイッチの「星のカービィスターアライズ」にてドリームフレンズの1人として登場するも、同じくカービィを利用し悪事を働いたマルク共々「ドノツラフレンズ」(※非公式)と呼ばれることも…
スイッチ2のカービィのエアライダーなど、初登場後も様々なシリーズに客演しており、その人気ぶりが伺える。
カービィたちのサポートキャラと思わせておいて実はラスボスであったという展開は、Wii発売当時のプレイヤーに大きな衝撃を与えた。
マホロアの登場をきっかけに、たとえ善玉キャラであっても油断できない、もしかしたら敵かもしれないと予想する声が増えていった。
こうした経緯もあってエフィリンも発売前にマホロアと同じタイプかと疑われており、検索エンジンでもエフィリンと入力すると「ラスボス」とか「黒幕」といったサジェストが出るほどであった。
前述の通りエフィリンはラスボスの片割れであり取り込まれて敵対こそしてしまったがこれは彼の意思ではなく、エフィリン自身は徹頭徹尾カービィの味方であり続けたため、マホロアと同じ末路をたどるかもしれないというプレイヤーの予想は杞憂に終わった。
クラベル(ポケモンSV)
続いては、ポケットモンスター スカーレット/バイオレットより、クラベル校長です。
主人公たちの通う学校オレンジアカデミー(スカーレット)/グレープアカデミー(バイオレット)の校長を務める男性。
同じアカデミーの教師たちはもちろんのこと生徒たちにも敬語を使うなど礼儀正しい性格で、アカデミーの卒業生であるオーリム博士(スカーレット)/フトゥー博士(バイオレット)やルーベリー学園のシアノ校長と知り合いであるなど交友関係も広い。
レホール先生によると校長になる前は研究職に就いており、ジニア先生と共にオーリム博士/フトゥー博士の研究チームに所属していたこともあるらしい。
そんなクラベル校長ですが、発売前は彼がストーリーの黒幕なのではないかと疑われていました。
近年のポケモンでは、悪の組織のボスではなく主人公の協力者の方が黒幕だったというパターンがよく見られたため、クラベルももしかしたらそのポジションかもと発売前から言われてました。
本作における悪の組織であるスター団も、アカデミーの生徒たちが集まった、悪の秘密組織と言うよりは不良集団であることも、この説に拍車をかけました。
しかしいざ蓋を開けてみると、本作のメインストーリーの1つ「スターダスト☆ストリート」にて、スター団のマジボスにどちらが挑むべきか見定めるためバトルを仕掛けてくることこそありますが、ストーリーでは最初から最後まで主人公や生徒たちを優しく見守る良き校長先生でした。
スター団の問題に関しても、不登校が続き退学の危機に置かれている彼らの未来を案じ、真実を知った時には素直に謝罪し、しかし悪いことは悪いとしっかり断じ学校への奉仕活動を命じるなど、まさに教育者の鑑。
クラベル校長に関してはむしろ、スター団の謎を探るためにリーゼントのカツラを付けた「ネルケ」として変装した姿のインパクトが強く、こちらの印象が強く残ったトレーナーの方が多いのではないでしょうか。
しかも主人公にはであいがしらに即「校長先生?」と疑われているうえに、口調がちょいちょい素に戻っているためバレバレである。(マジボスもといボタンにはバレなかったようだが)
前作と同じ黒幕ポジかと思いきや、まさかのバレバレ変装おじさんとして主人公と行動を共にするとは、いったい誰が予想できただろうか…
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ウィンドダンサー市長(ズートピア2)
最後に紹介するのは、歴史的な大ヒットを記録したディズニー映画ズートピア2より、ウィンドダンサー市長です。
人間と何ら変わらない生活を送る動物たちが住まう大都会ズートピアの新市長に就任した馬の男性で、元スター俳優という異色の経歴を持つ。
前作では、ズートピアの市長(当時)レオドア・ライオンハートが、まるで野生に戻ったかのように凶暴化した肉食動物たちを、街はずれの施設に監禁していたことが新米警官のジュディと詐欺師(当時)のニックに暴かれ、相次いで発生していた肉食動物失踪事件の容疑者として逮捕された。
その後、副市長(とは名ばかりの秘書)だったドーン・ベルウェザーが新市長に就任したが、実は彼女こそが一連の事件の黒幕。
ベルウェザーは通称“夜の遠吠え”と呼ばれる植物を悪用し、罪のない肉食動物たちを凶暴化させて悪役に仕立て上げ、恐怖政治でズートピアを支配しようと目論んでいた。
だがその野望すらもジュディとニックコンビの奇策によってご破算となり、夜の遠吠え事件の黒幕として逮捕された。
2人の市長が相次いで失脚、続編2ではその後釜としてウィンドダンサーが市長の座に就いた、というわけです。
このように前作では市長が黒幕であり、かつ近年のディズニー作品では味方だと思われていたキャラが実はヴィランだったパターンが多く見られていたため、もしかしたらウィンドダンサーもヴィランサイドなのではという予想も少なからずありました。
ウィンドダンサー自身も、警官となったジュディとニックを称賛してはいるもののどこか胡散臭いし、元俳優だけに市長を「演じている」感が拭いきれなかった。
しかしいざ蓋を開けてみれば、当初こそ黒幕であるリンクスリー家に脅されて彼らに協力してはいたものの、終盤でニブルズから「テレビの中のごっこでいいの~?」と言われ奮起。
目が覚めたウィンドダンサーは、リンクスリー家に文字通りの鉄拳制裁を下し己の正義を全う、最終的には味方ポジションのキャラとなりました。
スター俳優としての人柄の良さやカリスマ性は演技ではなく本物であることが証明され、これからは理想のズートピア市長として活躍してくれることでしょう。
おわりに
以上、黒幕ではないかと疑われていたが、実は全くの濡れ衣だったパターンのキャラクターを5人紹介しました。
こうやって見てみると、どのキャラも「前作や過去作で似たようなポジションのキャラがやらかしたせいで、次の作品のキャラも疑われる」っていうパターンですね。 今回紹介した5人からすれば、はた迷惑なとばっちりである。
「味方だと思われていたキャラが実は敵だった」パターンはジャンル問わず多く見られますが、「敵かと思ったら最後まで味方だった」パターンもまたこれから増えてきそうですね。
なにはともあれ、一度は疑ってしまった彼らには本当に申し訳なく思います。
ごめんね・・・
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