突然ですが今日のジュウオウジャー、面白かったですね。
故郷を滅ぼしたジニスに復讐するための自身の策が失敗に終わり逃げ惑うクバルが、どうにか生き残るために地球上の生物を無差別に奪おうとするが、ジュウオウジャーに阻まれ悲劇的な最期を遂げてしまいました。
というわけで今回は追悼記事。 これまでのクバルの活躍を簡単ですがまとめてみたいと思います。
デスガリアン、地球に襲来
クバルとは、『動物戦隊ジュウオウジャー』に登場する悪の組織「デスガリアン」に所属するチームリーダーの1人。
どの星の環境でも適応できるように改造された、ロボットあるいはサイボーグのようにメカニカルな外見が特徴。
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担当声優は岩田光央さん。 岩田さんは何度かスーパー戦隊シリーズにゲスト出演(シンケンジャー、ゴーカイジャー、ニンニンジャー)の経験がありますが、レギュラー出演は本作が初。
主な担当キャラはフェンリル(真・女神転生デビルチルドレン)、プリンプリン(コロッケ!)、エンポリオ・イワンコフ(2代目)(ONE PIECE)、ショーン・マツダ(ストリートファイターシリーズ)、シルバーボルト(ビーストウォーズメタルス)、ケシカスくん(ケシカスくん)etc.
粗暴で好戦的なアザルドとは対照的に、クバルは策を練る陰湿な策略家で、獲物を精神的・心理的に追い詰めるブラッドゲームを展開する。
彼がこれまで行ったゲームの例
アミガルド:仲の良い2人を無理やり戦わせ、負けた方を宇宙に追放し、勝った方は追放させた罪の意識で苦しめる
ハナヤイダー:強い催眠作用のある香りで眠らせ、無限ループの悪夢に閉じ込める
イルジオン:杖で触れたものを爆弾に変える能力を持ち、この能力でどれが爆弾なのか分からないという恐怖で苦しめる
オモテウリャー:人間の裏の顔を凶悪に増幅させ、仲たがいさせる
純粋に攻撃力の高いチームアザルドに対し、チームクバルのプレイヤーはプレイスタイルの影響もあってトリッキーな能力の持ち主が多く、一筋縄ではいかない。
時に自ら地球に降り立ち、ジュウオウジャーを含めた獲物を精神的にいたぶるゲームでオーナージニスを喜ばせるが、当のクバルは幹部ですら知らない大いなる野望を胸の内に秘めていた…。
バングレイとの出会い
彼にとっての転機となったのはバングレイとの出会いである。
バングレイは、判明しているだけでも99の獲物を狩ってきた宇宙をまたにかける巨獣ハンターで、100体目の獲物としてキューブホエールを狩るために地球にやってきた。
またバングレイは特殊な右手で生物の頭に触れることで記憶を読み取り、その記憶の中の存在を再現する能力を持っていた。
彼の能力で「ジニスに自身の住んでいた星を滅ぼされた」という過去の記憶を読まれ、普段は冷静沈着なクバルも動揺してしまう。
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他のメンバーすら知らない秘密を知られてしまったクバルは、バングレイから「ジニスへの仇討を手伝う代わりに、大和を絶望させキューブホエールを狩るサポートをしろ」という取引を持ち掛けられ、クバルもこれを承諾した。
バングレイの記憶を再現する能力と冷酷な作戦でジュウオウジャーをあと一歩というところまで追い詰めたかに見えたが、機転により失敗、逆にバングレイは窮地に追い詰められてしまう。
そしてクバルはジュウオウジャーの一斉反撃にあったバングレイに近づき、彼の右手を切り落とし、餞別として巨大化のためのコンティニューメダルを残して去っていった。
彼の回収したバングレイの右手はクバルに移植し、この力がクバルの作戦に利用されていくこととなる…。
反逆のチャンス、そして…
バングレイの記憶を再現する能力による実験を何度か行った後、ついにクバルはジニスへの、最初で最後の反逆作戦を実行に移す。
ジニスのパワーは本拠地サジタリアークから供給されるエネルギーによって保たれている。
逆に言えば地球上に立つと全力を出せない(これまで直接出撃しなかったのはこういった理由があったのだと思われる)ため、クバルはジニスを地上に引きずり出し、さらにジュウオウジャーをおびき出し自らの戦力に加えることで確実に倒そうという計画だった。
彼の計画通りジニスは初めて地上に降り立ち、ジュウオウジャーとナリアの記憶から再現したチームクバルのプレイヤーが集結し、勝利を確信するクバル。 しかし…
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ジニスははなからそんなことはお見通しで、こんなこともあろうかとナリアに回収させていたキューブホエールのデータディスクを取り込むことで「シン・ジニス」にパワーアップ、地球上でも問題なく活動できるようになったのだ。
強力なパワーを得て、騙されてもなおクバルたちの恐れおののく姿を見ようとするジニスの残虐性に恐怖したクバルは、思わず逃亡してしまう。
「このままだとジニスの玩具としていたぶられ殺される」と完全に恐怖に支配され、生き延びるために「日没までに地球上のすべての生物を滅ぼす」ブラッドゲームに強引にエントリーする。
しかし操を利用され怒りに燃えるジュウオウジャーに圧倒され、ついに倒されてしまう。
その後ナリアにコンティニューメダルを5枚くらい投入され巨大化。
メダルを複数枚投入された影響か3体のロボ(ジュウオウキングオクトパス、ジュウオウワイルド、ドデカイオー)さえも圧倒する実力を見せる。
しかし皮肉にも彼と同じくジニスによって植え付けられた恐怖を乗り越えた操の駆るトウサイジュウオーが参戦したことで逆転され、最後はワイルドトウサイドデカキングによって倒された。
ブラッドゲームだけでなくデスガリアン内でもその策略を巡らせ、ジニスをも出し抜こうとするも逆に出し抜かれてしまい、最後は精神的に追い詰められすべての命を滅ぼそうとするもジュウオウジャーに倒されてしまった。
最後の最後までジニスに弄ばれた策士の最期は、あまりにも残酷で同時にどこか切ないものであった。
初期幹部が退場したことで、視聴者もジュウオウジャーという物語のクライマックスを意識始めたと思いますが、果たしてどのようなラストを迎えるのでしょうか?
See you Next game !
デスガリアンのプレイヤーまとめ