今回は特にネタがないので仮面ライダーまとめが滞っていることに最近気づいたため、久しぶりにライダーまとめを書きたいと思います。
ちょっと長めですが、最後まで読んでくださると幸いです。
仮面ライダー響鬼
僕たちには、ヒーローがいる
何かといろいろぶっ飛んでいるシリーズ6作目。
「変身」と叫ばない、ライダーは鍛錬の結果肉体が変化した鬼戦士、ビームなどの現代兵器は登場しない、世襲制を取っているなど仮面ライダーなのに仮面ライダーらしくない設定盛りだくさんなのが特徴。
というのも、元々平成ライダーシリーズは前作「剣」で終了し、翌年からは全く別の作品を放送する予定だったからである。
スポンサードリンク
異色の設定が多いため、響鬼は「平成のアマゾン」と称されることがある。(どちらも異色の作品で、シリーズ6作目、そして自然がよく合うという共通点がある)
本作に登場する鬼戦士は大自然の中で人を喰らう魔物たちとひそかに戦っており、楽器を模した武器で放つ「音撃」で戦う。
鬼戦士をまとめる組織「猛士」、変身忍者嵐、血狂魔党など石ノ森ヒーローのオマージュが多い。
敵怪人は魔化魍。
古来より人を喰らい続けている魑魅魍魎で、日本の妖怪がモチーフ。
黒クグツと白クグツによって生み出された童子と姫が魔化魍を育て、暴れさせる。
彼らを陰で操っている洋館の男女も現れたが、彼らもどういう立ち位置なのか、魔化魍はなぜ誕生するのかは最後の最後まで謎のままといういろんな意味で意味不明な敵だった。
仮面ライダーカブト
天の道を往き、総てを司れ!
仮面ライダー生誕35周年記念作品。
節目の年ということで「最強の仮面ライダー」をコンセプトとし、モチーフに昭和ライダー定番の昆虫が選ばれた。
主人公天道総司(演:水嶋ヒロさん)は常に我が道を行く俺様キャラで、「おばあちゃんが言っていた・・・」で始まる天道語録は聞くものを感動の渦に巻き込む…らしい。
以下はその一部
男がやってはいけないことが2つある。 女の子を泣かすことと、料理を粗末にすることだ。
病は飯から。 食べるという字は「人」が「良」くなると書く。
悪魔のささやきは時として天使の声に聞こえる。
世界は自分を中心に回っている。 そう思った方が楽しい。
子どもの願いは未来の現実。 それを夢と笑う大人はもはや人間ではない。
未熟な果実は酸っぱい。 未熟者ほどけんかをする。
人のまねをするのも悪くない。 本当の自分を見つけるためにはな。
人の物を盗むやつはもっと大事なものを失う。
こういったいい言葉が毎回飛び出すため、教育によろしいということで世のお母さま方からの人気も高い。(水嶋ヒロ君もイケメンだし)
天道だけではなく、いろんな意味であくの強いキャラが数多く登場し、物語を盛り上げてくれる。
また、なぜか料理シーンが多く公式サイトには劇中で登場した料理のレシピが掲載されている。
アクションシーンではマスクドフォームの装甲がはじけ飛びライダーフォームに変身する「キャストオフ」、超高速の世界で戦う「クロックアップ」が特徴的。
敵怪人はワーム。
1999年渋谷に飛来した隕石にのって地球にやってきた地球外生命体で、なぜか地球の節足動物や甲殻類に酷似した姿をしている。
襲った人間に化ける「擬態」能力を持ち、これにより人間社会に溶け込み人間を襲い続けている。
緑のさなぎのような姿の「サナギ体」から脱皮することで「成虫体」となり、高速移動能力「クロックアップ」を使用できる。
モチーフが虫や甲殻類縛りであるため、「ウデムシ」や「バイオリンムシ」などかなりマイナーな生物が採用されていることも特徴。
仮面ライダー電王
時を超えて、俺、参上!
本作の最大の特徴は、名前からも分かるようにライダーの乗り物が「電車」である点。
しかもただの電車ではなく、時をかける列車「デンライナー」で、過去へと飛ぶ怪人「イマジン」と闘うというストーリー。
また変身する野上良太郎(演:佐藤健さん)は運が悪いうえにかなりの虚弱体質だが、4人の味方イマジンが憑依することでフォームチェンジし戦う。
等身大戦だけではなく、戦隊シリーズのような巨大メカを使った巨大戦が展開され、以降のシリーズでも恒例の要素となった。
タイムトラベルものということでかなり複雑かつ切ないストーリーが展開され、個性豊かな味方イマジンたちが子供だけでなく女性の心をもつかみ、放送終了後も劇場作品が製作されるなど大人気作品となった。
数多くの作品で客演しているほか、『仮面ライダー大戦』(2014年春)ではモチーフ&脚本家つながりで「烈車戦隊トッキュウジャー」と共演を果たし、ロボットとデンライナーが合体までした。
「だから、なんで俺が足なんだよ!」(by モモタロス)
敵怪人はイマジン。
未来の世界から2007年の現代へとやってきたエネルギー体。
人間に憑依することでその人間が持っている民話や童話のイメージから実体化する。
憑依した人間の願いを一方的な方法でかなえる代わりに過去へと飛ぶ。
以下、その方法の一例。
サッカーのレギュラーに戻りたい→レギュラーを次々と病院送りにする
酒癖の悪さを治したい→それを知る人物を始末する
首にされた企業から金をむしり取る→家族の人質を取り身代金を要求
空を飛びたい→宙づりにして突き落とす
とんだ先の時代で破壊活動を行い、自分たちにとって都合の良い未来へと改変することが彼らの目的である。
倒される際にイメージが暴走した際には「ギガンデス」と呼ばれる巨大な魔物に変貌する。
スポンサードリンク
仮面ライダーキバ
覚醒(ウェイクアップ)! 運命(さだめ)の鎖を解き放て!
石ノ森章太郎先生生誕70周年記念作品。
本作のモチーフは西洋ホラーで、吸血鬼や狼男、半魚人やフランケンシュタインなどといった要素が本作のライダーに組み込まれている。
またストーリーも主人公紅渡(演:瀬戸康史さん)がメインの2008年サイドと彼の父紅音也(演:武田航平さん)の生きる1986年サイドが交互に入れ替わり、両方のストーリーが展開するという、ユニークな手法を取り入れている。
特に1986年は当時流行のファッションや音楽などが忠実に再現されており、当時を生きていた人の間では評価が高い…らしい。
そしてなんといっても最大の特徴はドロドロの恋愛ドラマ。
例を挙げると主人公渡は焼き肉屋で知り合った鈴木深央と仲良くなるが、深央はファンガイア族のクイーン(女王)で、キング(王)であり渡の義兄弟である登太牙と結ばれる定めとなっている。
まるで昼ドラのようなドロドロの三角関係が繰り広げられ、「昼ドライダー」とまで呼ばれたことも。
敵怪人はファンガイア。
作中に登場する13の魔族の頂点に立つ吸血鬼の一族で、人間のライフエナジーを糧として生きている。
まるでステンドグラスのようなカラフルで美しい体を持ち、数百年以上の寿命を持つと言われている。
動植物を彷彿とさせる姿をしているが、動物名の入った通常の名称とは別に「真名」と呼ばれる詩のような長い名称を持つ。
モチーフとなった動物ごとに、ビーストクラス(哺乳類)、インセクトクラス(虫)、アクアクラス(水棲生物)、リザードクラス(爬虫類)に分類される。
中でも特に地位の高い4人のファンガイアは「チェックメイトフォー」と呼ばれる。
仮面ライダーディケイド
全てを破壊し、全てをつなげ!
記念すべき平成ライダー10作目。
記念作ということで歴代平成ライダーとのクロスオーバーが行われ、ただ共演するだけでなく本家ではお蔵入りとなってしまった設定(劇場版クウガ、あきら変身体etc.)も盛り込まれた。
さらにストーリー後半からは昭和ライダーも登場し、同時期に放送されていた『侍戦隊シンケンジャー』とも奇跡のクロスオーバーを果たした。
世界の破壊者こと『仮面ライダーディケイド』は、ライダーカードを使って歴代平成ライダーに変身することができる。 ゴーカイジャーやウルトラマンギンガの前身とも言えるだろう。
スーパー戦隊シリーズとの放送&玩具販売時期をずらすため、ディケイドは半年で終了し、次回作W以降は秋にスタートする方式をとる。
様々な世界を巡るというストーリーのため、明確な敵組織は存在しないが、強いて挙げるなら大ショッカー。
歴代ライダー怪人を結集させた悪の大組織で、テレビ本編と夏映画に登場する。
仮面ライダーW(ダブル)
俺たちは/僕たちは 二人で一人の仮面ライダーだ!
ディケイドの後を継ぎ、平成2期ライダーの記念すべき第1作として放送された。
スポンサードリンク
ハードボイルド気取りの探偵「左翔太郎」(演:桐山漣さん)と「地球(ほし)の本棚」にアクセスできる謎の魔少年「フィリップ」(演:菅田将暉さん)の2人が1人の仮面ライダーに変身するというかなり斬新な設定が組まれた。
Wに変身している間はボディサイドの翔太郎の体にソウルサイドのフィリップの精神が転送されている状態。(ファングジョーカーの場合は逆)
そのため精神が転送された後肉体は無防備に残っているほか、ソウルサイドの精神に何らかの不調をきたすとボディ側にも悪影響が出るなど、このライダーでしか描けない特徴もある。
敵組織はミュージアム。
物語の舞台である風都きっての名家「園崎家」が、裏でガイアメモリを流通させている悪の秘密組織。
ガイアメモリには様々な「地球の記憶」が記録されており、人体に挿すことで人間を怪人「ドーパント」に変身させる。
ドーパントの性質上、モチーフになるものは地球上に存在するものならば何でもOKで、モチーフの幅は非常に広い。
メモリには毒素が含まれており、中には中毒になったり力におぼれ暴走するものも少なくない。
仮面ライダーが変身する際もガイアメモリを使用するが、こちらは毒素を排除した純正型のため悪影響を受けることはなく、挿してもドーパントには変身できない。
仮面ライダーOOO/オーズ
俺が変身する!
2本のメモリで変身したWに対し、こちらは3枚の「オーメダル」で変身する。
「コンボ」と呼ばれる特殊な形態に変身する時、超ハイテンションな歌が流れるのが特徴で、後の変身ベルトでも歌ったり叫んだりと何かとやかましいもの(通称「黙ると死ぬベルト」)が多くなっていく。
ガイアメモリと同様にオーメダルも全国のおもちゃ屋さんで売り切れ続出する人気商品となり、日本で4番目に多く製造されている硬貨とまで言われた。
「欲望」がテーマとなっており、「欲望は本当に悪いものなのか?」を1年を通して描いた。
本作の第28話でシリーズ放送1,000回を突破し、それを前面に押し出す豪華な回となった。
敵怪人はグリードとヤミー。
グリードは、800年前に当時の錬金術師が様々な動物の能力を封入した「オーメダル」から生み出された怪人。
核をなす9枚の「コアメダル」と大量の「セルメダル」で体を形成しており、セルメダルを人間に投入することで怪人「ヤミー」を生み出す。
800年前の王が変身するオーズの力の暴走に巻き込まれ石棺に封印されたが、2011年の現代に復活。
復活当初はコアメダルの枚数が足りない状態で、メダルをすべてそろえ完全復活を果たすためオーズやほかのグリードと熾烈なメダル争奪戦を繰り広げる。
ヤミーは人間の欲望から生み出された怪人で、宿主となる人間の欲望を吸収することで成長していく。
生み出したグリードによって成長過程や弱点が異なるのも大きな特徴。
基本的にモチーフとなる動物は1種類だが、複数の系統のコアメダルを持っている場合、複数の動物を組み合わせた合成ヤミーも生み出せる。
例外として恐竜系のヤミーはこの世に存在しない生物のため、逆にすべてを無に帰すべく活動する。
以上、今回はここまで!
次回は最終回、フォーゼから最新作のエグゼイドを解説するぞ!
というわけで、See you Next Game !
その1
その2
その3