今回は仮面ライダーゴーストが最終回を迎えたのを記念して、歴代仮面ライダーまとめ第2弾。
今回はスカイライダー以降の昭和ライダーを解説します!
栄光の7人ライダー編
仮面ライダー(新)
ストロンガーの放送終了後、4年ぶりに復活した仮面ライダーシリーズ。
放送された70年代後半はスーパーマンや宇宙戦艦ヤマトなどのSFブームが起きており、その影響もあって仮面ライダーシリーズも復活することとなった。
タイトルは初代と同じ『仮面ライダー』だが、混同を防ぐため(新)や(スカイライダー)がつけられている。
本作に登場する仮面ライダー「スカイライダー」はハンググライダー部所属の大学生筑波洋が変身するライダーで、その最大の特徴はベルトに装着された「重力低減装置」で空を飛ぶ「セイリングジャンプ」ができる点。
その他にも初代との差別要素として専用バイク「スカイターボ」を駆り壁を突き破る「ライダーブレイク」なる必殺技も披露されたが、これらの設定をストーリーに組み込むのは困難を極めたため中盤からこの能力はなかったことにされかけた。(使えなくなったわけではないのでご安心を。)
敵組織はネオショッカー。 ストロンガーのデルザー軍団壊滅後に結成された新たなショッカーで、地球上の人類の数を減らし残った人間をすべて改造人間にして支配下に置くことを目的とする。
日本だけでなく世界各地に支部があり、人類の殺戮という明確な目的を掲げた初の組織でもある。
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仮面ライダースーパー1
シリーズ第7作。
宇宙開発の夢を持つ沖一也がアメリカで開発された惑星開発用改造人間『スーパー1』に改造され、赤心少林拳の極意を学びドグマ王国に戦いを挑む物語。
ライダーのメインテーマに「宇宙」と「拳法」を設定し、子供にも受け入れやすいライトな設定を導入した。
ライダーの特徴としては異なる性能を持つ5つの腕を状況に応じて使い分ける「ファイブハンド」を持つ。
現在主演俳優が何かと問題になっている。
敵組織はドグマ王国及びジンドグマ。
ドグマ王国は帝王テラーマクロ率いる悪の帝国で、動物の力を持つ怪人たちは一也と同様にそれぞれ固有の拳法の使い手という特徴がある。
ストーリー後半では放送時間枠の変更により作風が大きく変わり、新たな敵組織「ジンドグマ」が登場しました。
ドグマ壊滅後に登場したジンドグマは器物や日用品モチーフで、路線変更の影響かほかの組織と比べてアットホームな雰囲気でコミカルシーンも多め。(しかしあくどい組織であることには変わりない)
仮面ライダーZX(ゼクロス)
テレビスペシャル「10号誕生! 仮面ライダー全員集合!」にて初登場した仮面ライダー。
大学生の村雨良がバダンによって脳以外の99%をすべて改造されたパーフェクトサイボーグで、歴代ライダーたちと共にバダンと闘う。
ZXは十字手裏剣やマイクロチェーン、虚像投影装置などまるで忍者を彷彿とさせる装備が特徴。
2014年公開の『仮面ライダー大戦』でも本作と同じ俳優(菅田俊さん)でバダンともども登場し、主題歌も本作のものが使用された。
敵組織はバダン。
ナチスの残党で結成されたショッカーの流れをくむ組織で、大首領がかかわっている最後の組織。
『仮面ライダー大戦』では「地下帝国」という二つ名が与えられ、オールライダーたちと激戦を繰り広げる。
仮面ライダーBlack
日食の日に生まれた南光太郎は、19歳の誕生日にゴルゴムによって次期創生王ブラックサンに改造されてしまう。
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原点回帰をテーマとしており、人ではない存在になってしまった光太郎が、1人苦悩し戦うハードでシリアスな作風となっている。
また昭和ライダーとしては珍しく歴代ライダーとの客演はない。
そのシリアスなかっこよさに惹かれたファンは多く、ディケイドやスーパーヒーロー大戦GPなどでもゲスト出演している。
敵組織はゴルゴム。
世界征服を目論む秘密結社で、同じ日食の日に生まれた南光太郎をブラックサンに、友人の秋月信彦をシャドームーンに改造した。
特に史上初の悪のライダー、シャドームーンのかっこよさと強さに惚れたファンは多く、2014年に行われたライダー怪人総選挙で堂々の1位を獲得し、後の作品でもたびたびゲスト出演している。
あまり知られていないが、実は短期間とはいえ日本の征服に成功した稀有な組織。
仮面ライダーBlack RX
仮面ライダーBlackの正式な続編。
ゴルゴムとの戦いを終えた光太郎だったが、新たなる悪の組織「クライシス帝国」により宇宙空間に放り出されてしまう。
その時、不思議なことが起こった
ベルトのキングストーンが太陽光を吸収し、太陽の子「仮面ライダーBlack RX」となって生まれ変わったのだった。
シリアスなストーリーを重視していた前作とは対照的に、RXでは「家族そろって楽しめる」をコンセプトとしエンターテイメント性を重視。
明るく楽しい作風となり、車に乗る、姿を変えるフォームチェンジなど、後の平成ライダーに受け継がれる斬新な要素も数多く取り入れた。
本作を持って仮面ライダーのテレビ放送はいったん終了し、2000年の「仮面ライダークウガ」まで10年以上のブランクが空くことになる。
ちなみに、Black RXは平成元年まで放送されたが、分類としては昭和ライダーに含まれる。(シン、ZO、Jも同様)
敵組織はクライシス帝国。
史上初の悪の「国家」で、全人類を滅ぼし臣民50億人を移住させるべく、基地建設のため日本侵攻を始める。
四国の空母化といったライダーの敵らしい大掛かりなことから自転車泥棒といったしょぼいものまでどんな悪事もこなす。
構成としては各4大隊長率いるそれぞれの軍団(怪魔獣人、怪魔ロボット、怪魔妖族、怪魔異生獣)に異なる怪魔戦士が所属しており、怪魔妖族のリーダー「マリバロン」を演じたのは高畑淳子さん。
真・仮面ライダー序章
1992年に制作されたVシネマ。
謎の組織「財団」によって「改造兵士レベル3」こと仮面ライダーシンに改造された青年「風祭真」の過酷な運命を描く。
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仮面ライダーの生みの親である石ノ森章太郎先生が描きたかった、「真の仮面ライダー」となっており、何かとリアルでグロテスクなシーンが多い。 今のご時世では絶対放送できない。
その最たる例が「脊髄ぶっこ抜き」。
見る勇気のある人は覚悟を決めてぜひご覧ください。
リアルを追求したため仮面ライダーシンは生物的な外見。その外見のため怪人と間違われることもしばしば。
仮面ライダーZO
1993年に公開された劇場作品。 仮面ライダー生誕20周年記念作品。
望月博士によってバッタの改造人間にされてしまった元助手の麻生勝が、最強最悪のネオ生命体にさらわれてしまった博士の息子望月宏を救うために立ち上がる。
低予算でたった45分という短い上映時間でありながら、濃厚なストーリーと秀逸な怪人デザインで国内外のファンや映画関係者をうならせた。
ちなみに私カメさんが人生で初めて見たライダー作品。
内容は覚えていませんが、クモ女の動きが奇怪だったことだけは覚えています。
仮面ライダーJ
ZOの公開から1年後に制作された劇場作品。
かつて恐竜を滅ぼした侵略者「フォッグ」によって殺されてしまった、自然を愛するカメラマン瀬川耕二が地空人によって蘇生手術によって『仮面ライダーJ』となり、フォッグに立ち向かう。
大地の精霊たちによる奇跡の力により40メートルの巨人に変身した「ジャンボフォーメーション」が有名で、他作品との客演ではほぼ毎回巨大化して登場する。
主役の瀬川耕二を演じた望月祐多さんは、『恐竜戦隊ジュウレンジャー』(1992年)でティラノレンジャー/ゲキを演じている。
以上、昭和ライダーの解説を終わります。
次回からはいよいよ平成ライダーを解説していきます!