ぼちカメさんの特撮・アニメ・ゲームを語るブログ

特撮(戦隊・ライダーメイン)、任天堂、ポケモンやあつ森などをゆったり語ります

風都探偵 登場したドーパントまとめ! Part 2

 

 

 

 

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どうも、あつ森でついに推しの子の勧誘に成功したカメさんです。

 

ジュペッティっていうピエロみたいな羊の男の子なんですけど、この子がもうかわいくてかわいくて。 ずっと来てほしいと思っていたのでうれしいです。

 

 

さて、今回は久々の風都探偵ドーパントまとめ第2弾です。

 

仮面ライダーWの正統続編として絶賛連載中の風都探偵ですが、裏風都の計画の全容が少しずつ明らかになりこちらも密かに盛り上がっております。

 

 

今回は第5集~第9集までに登場したドーパントについていろいろまとめます!

 

例のごとく作品のネタバレを含みますので、閲覧の際はご注意ください!

 

 

 

 

 

Part 1(第1集~第5集)はこちらから

 

 

kamesan555.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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リアクター・ドーパント

 

  • 使用者:二階堂守→?
  • 地球の記憶:炉(REACTOR)
  • ロゴマーク:Rの形の炉
  • コネクタの位置:胸
  • 主な能力:超高熱エネルギーの生成、武器の精錬
  • ハイドープ能力:目からビームを放つ(二階堂)

 

 

裏風都の幹部候補である二階堂守が、リアクターメモリを使って変身したドーパント

 

ただし彼は万灯らとは違いガイアドライバーrex.を与えられておらず、直挿しで変身する。

 

 

リアクターメモリはウェザーやアルコールと同じく準幹部クラスのシルバーメモリであり、そのランクに違わぬ強力な力を持つ。

 

外見は原子炉のような胴体から煙が噴き出し、そこから目が光っているというもの。

 

常に超高熱エネルギーを生成しており、迂闊に触れば火傷だけでは済まされない。

 

そのエネルギー故に熱系の攻撃に耐性のあるヒートメタルとアクセルのボディすら溶かし、マキシマム2連弾も無傷で耐えるほどの防御力を誇る。

 

戦闘の際は自身の炉でロッドを生成し、それを武器に戦う。

 

 

 

シルバーメモリであるがゆえに2大ライダーを圧倒するパワーを持つが、変身後も体内に余熱が残ってしまうのが最大の弱点

 

ハイドープ能力は変身前でも目からビームを放つというまさに超人じみたもので、これも高熱エネルギーが体内に残留するというリアクターの特徴ゆえ。

 

 

たいていの人間はそのまま焼け死んでしまうが、二階堂は死ぬことはなかった。 ただし熱エネルギーは残り続けるため気軽に変身することはできず、衣服も耐熱性のあるものしか身に着けられない。

 

 

二階堂はその弱点を補うため自身という炉の冷却装置を欲し、部品である特殊なバルブの設計図を片手に風都の工場に製造を依頼していた。

 

そこで名乗りを上げたのが蘭堂機械製作所の創設者蘭堂廉太郎で、わずか2か月で試作品を作り上げた。

 

しかし自身の作り上げた部品が地雷に使われてしまった過去を持つ廉太郎はまた人を傷つける何かに使われるのではないかと抗議し、二階堂の後を付けて裏風都へと入っていった。

 

 

 

廉太郎を探してほしいと孫娘のりつかから依頼を受けた2人のライダーは裏風都に潜入、二階堂も2人を追い出すため変身。

 

その戦闘能力の高さからWとアクセルを圧倒し、密かに集めていたロード・ドーパント軍団の能力により裏風都から追い出した。

 

 

廉太郎が製作した部品を使った冷却装置は過去最高レベルの数値をたたき出したが、翔太郎が試作品を見つけ出し、その用途をフィリップが検索し編み出し、「万灯に心酔している二階堂の性格上彼のお膝元である裏風都に置くことはない」という推理から設置場所を割り出され、ガンナーAによって破壊された。

 

念願だった最高レベルの冷却装置を破壊された二階堂は怒りに任せるがままリアクターに変身、Wに戦いを挑む。

 

サイクロンジョーカーエクストリーム(CJX)の能力でリアクターの特性を検索し、トリガーを起点としたビッカーファイナリュージョンでメモリブレイクを狙うが、頭の煙でときめを捕らえ盾にする。

 

 

リアクターから武器を捨てろと要求され、言われた通りにプリズムビッカーを捨てるW。

 

 

しかし、密かにプリズムメモリを手の中に残しており、それをマキシマムスロットに装填しエクストリームメモリを閉じて再び開く。

 

プリズムとエクストリームによるツインマキシマム「ダブルプリズムエクストリーム」により、メモリブレイクした。 捕らわれたときめも無事だった。

 

 

二階堂と行動を共にしていた部下が、逃亡のためビゼルで裏風都への入り口を開きWたちは再び裏風都に乗り込もうとするも、それを察知した二階堂が「敵を本拠地に招き入れようとする」という失態を犯した部下を焼き殺す

 

そして二階堂は最後の抵抗とばかりに体内の熱エネルギーを放出することで、熱暴走を起こして大爆発を起こし裏風都への入り口を閉じた。

 

 

最期は彼が敬愛し続けた万灯の変身するオーロラに看取られ、その肉体は塵となり裏風都の風と共に散った。

 

リアクターの力は裏風都のエネルギー管理に必要不可欠であるため、万灯たちは早急に二階堂の後継者探しを始めるが、なかなか適合する者は見つからなかった。

 

 

 

 

 

 

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そんな中、仮面ライダーエターナル/大道克己率いるNEVERを崇拝するカルト集団「蒼炎群」の元メンバーである双見光が万灯の目に留まり、彼が二代目リアクターに選ばれた。

 

光の変身するリアクターは変身後の余熱を残らず放出するという、二階堂ですらできなかった芸当をも可能とし、奇しくも彼はより高温の青い炎を発したのであった。

 

 

 

 

ちなみにこのリアクターは、ドーパントデザイナーの寺田克也さんが、脚本の三条陸さんのアイデアから「スチーム・ドーパント」としてデザインした初期の没ドーパントの1体。

 

ご存知のように、ドーパントは地球の記憶を宿した怪人ということで、人類文明の1ページという意味合いも込めて発明→蒸気の怪人をデザインした。

 

 

いわばドーパント第0号ともいえるスチーム・ドーパントだが、なかなかテレビ本編では採用されず、案がストックされたまま最後まで登場せずに終わった

 

 

その後、風都探偵に登場させたいという三条さんの願いが届き、寺田さんの手によってデザインをリファインされ、「リアクター」と名前を改めて(スチームが、アクセルの使うエンジンメモリの機能にあるため)、晴れてWと激戦を繰り広げたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

アントライオン・ドーパント

 

  • 使用者:男(名称不明)
  • 地球の記憶:アリジゴク(ANTLION)
  • ロゴマーク:Aの形にアゴを広げるアリジゴク
  • コネクタの位置:不明
  • 主な能力:砂地獄を生み出し引きずり込む、毒針を放つ
  • ハイドープ能力:なし

 

 

とある男が、アントライオンメモリを使用して変身したドーパント

 

おやっさんこと鳴海荘吉が仮面ライダースカルとして戦っていたころに悪事を働いていたドーパントの1体。

 

 

デザインはアリジゴクをイメージしたもので、顔はすり鉢状の巣から顔を出すアリジゴクとなっている。

 

スパイダーやバットと同じ旧世代のドーパントということで、目が露出しているデザインとなっている。

 

 

 

モデルとなったアリジゴクと同じく地面に潜り、獲物となる人間が通りかかった瞬間に砂地獄を出現させ、獲物を引きずり込んで体液をすする

 

また、口から相手を痺れさせる毒針を発射して攻撃することもできる。

 

 

 

アントライオンの変身者は自称グルメらしく、特に女性の血液、次に子供を喰らうのが好きで、女の子どもは最高とのこと。 とんだロリコングルメである。

 

 

小学生時代の左翔太郎にディナーを邪魔されたことで怒り、彼をバラバラにして埋めようとするが、街を守ろうとする翔太郎の熱いの思いをくみ取った荘吉は仮面ライダースカルに変身し、戦闘を開始する。

 

砂地獄の中を自在に移動して翻弄し、仮面ライダースカルの血液を吸収しようとするも、変身と同時に骨だけの死人同然となるスカルメモリの特性上血液を吸うことは敵わず脱出される。

 

 

その後は、スカルのライダーキックを受け、メモリブレイクされた。

 

 

 

 

 

 

オウル・ドーパント

 

  • 使用者:鳥羽音吉
  • 地球の記憶:フクロウ(OWL)
  • ロゴマーク:Oの形に翼を広げるフクロウ
  • コネクタの位置:不明(音吉)
  • 主な能力:急上昇による切断、怪力
  • ハイドープ能力:最も適合率の高いメモリを色で判別する(音吉)

 

 

王道学習塾の塾長鳥羽音吉がオウルメモリを使用し変身したドーパント

 

外見はフクロウの鳥人といった外見になっておりフクロウ部分から翼を広げることでの飛行や手足の爪による斬撃を武器とする。

 

 

またフクロウ部分が独立して飛行することができ、残った体部分も首のない巨人として独立して怪力を振るい攻撃する。

 

この首無し巨人部分はいわばフクロウにとっての宿り木や巣にあたり、首のあたりからは枝が生え、背中には背骨のように根が張り巡らされている。

 

巨人に気を取られている隙にフクロウは低空からの急上昇による斬撃で、標的で切り裂くというやり方で多くの人間を惨殺してきた。

 

 

 

変身者の鳥羽音吉は、表向きは勉強が苦手な学生を応援する人当たりのいい先生を演じているが、血の通った人間を一瞬にして惨殺しては鮮やかな切り口、流れ出る鮮血、死の直前の恐怖にゆがむ表情を見て楽しむなどその本性は残酷かつ猟奇的

 

それを物語るかのように彼の眼球はガラス玉のようで生気を感じられず、照井竜も「血と心が通った人間を自分の遊び道具のようにとしか見ようとしない、人の皮を被った悪魔」と評し、激しい怒りを見せた。

 

 

逆に生体装甲に守られ血を流さない仮面ライダーに対しては「殺りごたえがない」「頑丈なだけの半死人が最も無粋」と嫌っている。

 

教師らしく相手の仮面ライダーの分析力・戦闘力を採点する癖がある。

 

 

 

また、ガイアメモリ密売組織「ORIGIN」のボスであり、この塾もメモリ売買の拠点であり裏風都ともつながりがあった。

 

教師たちもグルで自分が目を付けた生徒たちにもメモリを密かに販売しており、鳴海探偵事務所に依頼してきた逢瀬奈々の親友沖田舞や裏風都の幹部五条一葉もその1人である。

 

 

なかでも舞は彼のお気に入りであるらしく、教師たちの監視のもと監禁していたが、ときめが塾の近くを通る車に発信機を付けていたことで潜伏場所がバレてしまう。

 

それでも教師たちはバイオレンス・ドーパントに変身し抵抗するも、仮面ライダーたちに一掃され舞も奪還された。

 

 

音吉はスクリームと共に舞が入院先の病院近くで待機しており、時空のゆがみを察知したときめによって居場所を突き止められるも、彼は「彼女を強奪する必要ない」と意味深な言葉を言いオウルメモリを飛ばし…

 

 

 

 

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次の瞬間、入院している舞が巨人サイドのオウルに変身し、奈々をかばった照井を殴り病院から転落させる。

 

 

実は音吉はオウルメモリを2本所持しており、そのうちの1本を思念波と共に打ち込むことで舞を自身の意のままに操る人形にすることができる。

 

 

 

音吉が変身するオウルは、単体でも非常に強力なメモリであるがサイズはフクロウと同じ小型であるため、強力な肉体を欲していた。

 

そこで音吉は、「その人間と最も適合率の高いガイアメモリを、メモリの色で判別することができる」という自身のハイドープ能力でオウルメモリ(黄)と最も適合する人間を探していた。

 

そして山のような生徒の中から見つけ出した最高の個体こそ、沖田舞であった。

 

 

 

つまるところ、鳥羽音吉の変身するフクロウと、沖田舞の変身する首無し巨人の融合体こそオウル・ドーパントの真の姿であり、二人で一人の仮面ライダーならぬ二人で一人のドーパントともいえる。

 

隠れ家を発見され舞を奪還された際も、敢えて手を出さず彼女の手で殺させる腹積もりであったのだ。

 

 

 

Wの相手をスクリームに任せ、自身は舞と融合し奈々と亜樹子を始末しようとするも、不死身の男である照井竜がビルからの落下程度で死ぬはずがなく、背後からエンジンブレードを投げつけ阻止する。

 

オウルのカラクリは見破ったものの、やはり飛行能力を持つオウルは優勢であり、脚を爪に変化させて照井の変身したアクセルを上空まで運び、高所から落下させ始末させようとする。

 

 

しかし、そこへ駆けつけたエクストリームメモリが、アクセル用に再調整されたガイアメモリ強化アダプターを使用しアクセルブースターにフォームチェンジ

 

意趣返しとばかりに急上昇からの斬撃をお見舞いされ、オウルを上回るパワーとスピードで圧倒されていく。

 

最後はアジャストされたエンジンメモリを装填したエンジンブレードの斬撃を受け、メモリブレイクされた。

 

 

 

 

しかし、ブレイクされたのは舞の方のメモリであり、鳥羽は攻撃を受ける瞬間に体を切り離すことで自身のメモリを抜き取り守っていたのだ。

 

鳥羽はこの場を乗り切り万灯に助けを求めるべく、再びオウルに変身し飛び去ろうとする。

 

 

 

そんな彼を逃がすまいとWファングジョーカーは互いの絆を信じ、ファングトリガーにハーフチェンジ。

 

出現したアームファング2本を弓のように組み合わせて放つマキシマムドライブ「ファングスクリュードル」を受け、2本目のメモリもブレイクされた。

 

 

 

元々オウル自体巨大な頭脳領域を有するドーパントであり、2つのメモリを使用することで自身の配下となる肉体を生み出していたが、メモリブレイク後はその反動か死んだように眠りについていた。 彼の非道な行いを考えればまさに自業自得と言える。

 

当目を失ったことでORIGINは壊滅状態となり、いくつかのメモリの密売ルートも摘発された。

 

 

 

 

 

 

 

トラッシュ・ドーパント

 

使用者:ビリー佛田

地球の記憶:廃棄物(TRASH)

ロゴマーク:Tの形のペール

コネクタの位置:左手のひら

主な能力:有機物を溶かす粘液を放つ、ゴミを食べることでダメージを回復

ハイドープ能力:ゴミを食べることで体を治す

 

 

廃棄場を拠点に活動している「bbb」(ベイサイド・バッド・ボーイズ&ガールズ)のメンバーで旧車マニアのビリー佛田(ぶつだ)がトラッシュメモリで変身したドーパント

 

 

 

樹皮に白い塗装を施したフィギュアのような左半身と黒いヘドロのような粘液で覆われた右半身で構成された、左右非対称の不気味な外見が特徴。

 

ゴミを喰らうことで生み出される黒い粘液質は有機物を腐食させることができ、人間が触れればたちまち溶かされてしまう。

 

 

それは鋼鉄のように強化された生体装甲をまとうWの身体であっても例外ではなく、むやみに攻撃すれば溶かされるリスクの方が大きい。

 

 

 

更にダメージを受けても、周囲にあるゴミを吸収することで無限に回復できる。 たとえWのマキシマムドライブを受けたとしても、本体が無事であればゴミを吸収して復活できる。

 

人が生活していく中でゴミは必ず出るものであり、それらすべてを処分することはほぼ不可能であるため、実質不死身と言えるドーパントである。

 

 

上記の能力を持つため、トラッシュを倒すためには再生を上回るスピードで本体を焼き尽くすしかない。

 

 

 

変身者であるビリー佛田は元カーレーサーであったが、レース中の事故により半身不随となり引退を余儀なくされてしまう。

 

このことからチームから「走れなくなったのならゴミ同然」とこき下ろされ、復讐するためトラッシュメモリに手を出し彼らを殺害した。

 

 

そしてゴミを喰らうほど自身の身体が回復し歩くことができるようになったことに気づき(ときめはこれがトラッシュのハイドープ能力と推測している)、風都湾付近の特別廃棄場を拠点にして自分の体に合うゴミを探していた。

 

そんな中、廃棄場近くを拠点として活動するカメラマンの弁財天源十郎と出会い、とっさに旧車の部品を集めていると嘘をついた

 

 

最初は自身がドーパントであることを隠すための嘘であったが、bbbの面々と過ごしていくうちにその嘘もいつしか本当の夢となっていった。

 

 

 

こうして廃棄場を拠点に活動している中、ある謎の装置の設置場所を探していた千葉秀夫/ブラキオサウルスドーパントと出会う

 

トラッシュの能力の特殊性に気づいたブラキオは、「ゴミの山の中に隠したこの装置の存在を秘匿してくれれば今まで通り廃棄場で好きに遊んでくれて構わない」と取引を持ち掛け、トラッシュもそれを承諾した。

 

 

夕日の色を異常に変化させた「夕日泥棒」を捕まえてほしいという源十郎の依頼を受けた鳴海探偵事務所のフィリップに対しては敵意を抱くどころかむしろ心から仲間として歓迎しており、「君が敵でなければ・・・」と苦悩していた。

 

 

Wとの初戦ではWの身体すらも溶かす粘液と驚異の再生能力で圧倒するも、フィリップと対峙した際一瞬動揺したことからbbbのうちの誰かであることが勘付かれてしまった。

 

その後フィリップが夕日泥棒の謎を探る中で翔太郎がトラッシュの正体を暴き、Wを始末しろという命令を受けたビリーがメモリを使用するのを阻止した。

 

しかし秀夫から「どうせゴミ扱いされるなら廃棄物の神になればいい」と発破をかけられ、ついに変身。

 

 

ガイアメモリの毒素はすでにビリーの精神を蝕んでおり、フィリップやbbbのメンバーにも容赦なく襲い掛かる。

 

 

完全に正気を失ったビリーを見たフィリップは、彼を倒し救うことを決意。

 

秀夫はその間にブラキオサウルスに変身し、謎の装置を裏風都に運び込もうとするも、先のオウルとの戦いで絶対安静だったはずの照井が変身するアクセルが加勢に入る。

 

 

場面を戻してWCJX対トラッシュの闘い。 覚悟を決めたフィリップはプリズムブレイクを放つもカウンターパンチを食らわせ、エクストリームのボディやプリズムソードさえも粘液で腐食させる。

 

Wの輝きを奪い勝利を確信するトラッシュだが、それこそが翔太郎の作戦だった。

 

 

 

WCJXの能力で地球の本棚に直接アクセスすることでトラッシュの特性を瞬時に検索し、かつメモリのプログラムを破壊する剣であるプリズムソードを突き立てることでトラッシュの生物溶解能力を断ち切る作戦であった。

 

 

更に1戦目で翔太郎が行った、「こちらが溶かされる前に相手を一瞬で焼き尽くす」戦法がベストであるという結論に至り、サイクロン、ヒート、ルナ、そして照井のアクセルの4本のメモリをビッカーシールドに装填して放つ「ビッカーファイナリュージョン」を受け、メモリブレイクされた。

 

 

勝負に敗北したビリーはフィリップ達の為にも罪を償うよう促されるも、オーロラによって「こちらがまき散らした汚物の後始末」と称して白骨化され死亡した。

 

ビリーは裏風都に所属していないが、秀夫が設置しようとしていた謎の装置の存在を知っていたため、口封じの意味も兼ねていたと思われる

 

そしてその謎の装置は、仮面ライダーに知られていたためオーロラが破壊した。

 

 

 

ちなみに「夕日泥棒」の件だが、結論から言えば今回の事件にトラッシュは関係なく、秀夫が隠していた謎の装置から放出されていた未知の粒子(以下X粒子)によるものだった。

 

そのX粒子が、かつて廃棄場に不法投棄された放射性廃棄物から漏れ出した微粒子レベルの放射性物質が結合することであの異常な色の夕日を生み出していた

 

この放射性廃棄物は、かつて原子力発電を強行推進する一派が資材を闇に葬ったもので、今回の事件が公になったことで風都エコロジー研究所と警察が捜査を進めていた。

 

 

言うなれば、今回の夕日泥棒の犯人は千葉秀夫と原発推進派の人間ということになる。

 

 

 

 

 

 

 

クラブ・ドーパント

 

  • 使用者:風吹鉄男、双見光
  • 地球の記憶:カニ(CRAB)
  • ロゴマーク:Cの形のカニのハサミ
  • コネクタの位置:胸(光)、不明(鉄男)
  • 主な能力:ハサミから斬撃を飛ばす、爪の刺突攻撃、泡による再生能力
  • ハイドープ能力:なし

 

 

かつて風都に未曽有の惨劇をもたらした大道克己率いるNEVERを崇拝するカルト集団「蒼炎群」(せいえんぐん)のリーダーである風吹鉄男とその部下の1人双見光がクラブメモリで変身したドーパント

 

顔には無数のカニのハサミ背中からはカニの爪が生えており、両足もカニの爪を模している。 まさにカニを擬人化したようなシンプルなデザインとなっている。

 

鉄男の変身するクラブもほぼ同じ外見だが、ヒカリの個体はカニの爪が背中の左側から生えているのに対し、鉄男の個体は右から生えている

 

2体のクラブが横に並べば、さながら巨大なカニのようにも見える。

 

 

連載を重ねる中で複雑・多様化するドーパントのデザインを一度リセットし、原点回帰したデザインにしたいという三条さんのリクエスにより誕生した。

 

 

主な攻撃手段は頭のハサミから放つ斬撃と、背中の爪を伸ばしての刺突攻撃。 その威力はWで最も防御力のあるメタルボディにすら風穴を空けるほど。

 

 

 

そしてクラブ最大の武器は泡による再生能力

 

その再生スピードは実質不死身なトラッシュを遥かに上回り、ダメージを受けたその瞬間に泡が発生して再生が始まる。

 

それがたとえメモリの力を破壊するプリズムレイクであっても、プリズムソードの刃が刺さったその瞬間に再生が開始されたことでダメージが軽減され、全く通用しなかった。

 

 

この泡は、背中にある小さなカニのような部位から生成されており、そこを破壊されてしまうと再生が鈍ってしまうのが弱点。

 

強固な鎧に強烈な攻撃、さらに再生の泡による絶対的な防御力とまさに攻守ともに隙のない強敵であり、どんなドーパントに対しても対抗策を編み出すWCJXをして為すすべなしと言わしめた。

 

 

 

Wとエターナルが風都タワーの頂上で戦ったあの日、鉄男もその戦いを間近で見ており、多くの人がWの活躍に沸く中鉄男はエターナルに心酔しきっていた。

 

だがそのエターナルも風都の思いを乗せた風の力を受けたWの前に敗北。 Wを「英雄気取りのクソ野郎」と蔑み真の仮面ライダーこそエターナルと信じてやまない。

 

 

風都で生まれ、風都で散った蒼き炎の仮面ライダーの後継者となるべく蒼炎群を結成、裏風都の万灯からガイアメモリを受け取りつつ、エターナルの如く風都タワーを風都感謝祭の日にへし折り、ゆるキャラのふうとくんも風都タワーと同じ運命を辿らせようとしていた。

 

その作戦の第一段階として感謝祭開催事務局に脅迫状を送り、蒼炎群メンバーのヒカルにふうとくんのスーツアクターである富士見ナオを襲撃し骨折させ、着ぐるみを奪おうとするもそれに勘付いたときめに阻止され失敗。

 

 

アジトに逃げ帰ったヒカルは、マグマ・ドーパントに変身した鉄男に処刑されそうになるも、万灯によって止められる。

 

その後、マグマメモリでは風都タワーを焼き切るまで時間がかかりその間に妨害されること、そしてなによりマグマ・ドーパントは一度Wに倒されたため万灯に却下され、代わりにクラブメモリを手渡される。

 

鉄男からクラブメモリと共にチャンスを与えられたヒカリは、前宣伝を兼ねたふうとくんのミニステージにてクラブ・ドーパントに変身。

 

 

真っ先にふうとくん(代役としてときめが中に入っている)に襲い掛かるも、Wヒートメタルに阻止される。

 

Wはクラブとの戦闘を開始するも、鋭利な斬撃と泡による驚異的な再生能力で一方的に圧倒する。

 

そんな中、鉄男の変身する2体目のクラブが出現。

 

アクセルも加勢し2対2のバトルになるも、打つ手なしなのは変わらず。

 

 

それを2人の仮面ライダーに力の差を思い知らせたとヒカリのクラブはエターナルと同じく親指で下を指し「地獄を楽しみな」と言い残し、鉄男のクラブを抱え撤退。

 

 

蒼炎群のアジトでは、ヒカリが勝手に戦闘を仕切ったこと、そしてなによりあの人と同じポーズと決め台詞をしたために鉄男は激怒

 

しかしヒカリは「不死身同士でケンカしたって不毛」「タワーを切断するには俺の力も不要」と一切退く様子はない。

 

 

 

そして迎えた風都感謝祭当日。 ヒカリと鉄男は風都タワーを切断する位置でスタンバイしていたが、すでに彼らの目的を見抜いていたフィリップ、そしてクラブの対抗策を編み出した翔太郎が到着。

 

ヒカリと鉄男はクラブに、フィリップと翔太郎はWヒートジョーカーにそれぞれ変身し戦闘開始。

 

通常フォームのヒートジョーカーに変身し「型落ちで勝てるわけない」と高を括る鉄男クラブだが、ジョーカーサイドの拳を受けた次の瞬間、泡は噴き出すもなかなか再生しない。

 

 

実は1度目の闘いで、アクセルの猛ラッシュで装甲に複雑な亀裂が入ったことにより鉄男クラブの再生が遅いことに気づいた翔太郎は、世界レベルの実力を持つ格闘家のビーファイターゲンジ鷹岩降雄の稽古場を借り一夜漬けで新必殺技の特訓をしていた。

 

彼が習得した、直撃する瞬間に捻りを利かせて拳を撃ち込む空手の型は複雑な亀裂を与えるもので、直線的な亀裂よりも再生に時間がかかってしまうのだった。

 

 

さらにジョーカーメモリは翔太郎と最も相性の良いメモリであるためダメージが大きく、Wの猛ラッシュに再生する暇も与えられず一気に劣勢に立たされてしまうクラブ。

 

 

鉄男に急かされWに突っ込むヒカリクラブだが、「2対1の時は相手同士の身体を利用しろ」というアドバイスを活かしたガードで返り討ちに遭う。

 

強靭な攻撃力と絶対的な防御力の両方が通用しなくなり、「エターナルの真似事は100年早かったようだな」という言葉が鉄男の逆鱗に触れ、再びWに突っ込む。

 

最後の手段として、風都タワーをたたき切るために使うつもりだった合体技で2つの斬撃を飛ばし、Wを縦一閃に切り裂いた。

 

 

勝利を確信するクラブだが、Wはマキシマムドライブを発動し2つに割れただけで、その状態でジョーカーグレネードを喰らい再生する泡を吹きだす背部のカニを破壊される。

 

再び1つになったWはすかさずヒートメモリをマキシマムスロットに装填し、ジョーカーバックドラフトを放ち2体同時にメモリブレイクした。

 

 

 

蒼炎群のアジトも、フィリップから得た情報から鉄男の素性とアジトの場所を突き止めたアクセルによって壊滅、鉄男とヒカリも彼の手によって身柄を拘束され、御用となった。

 

 

 

感謝祭で盛り上がるなか、仮面ライダーはまた人々の平和を守り抜いたのだった。

 

そしてときめもまた、ふうとくんの代役という大仕事を見事最後まで成し遂げた。

 

 

 

 

 

しかし、事件はまだ終わっていなかった

 

 

 

 

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その後鉄男とヒカリは警察の厳重な警護の元、病院に搬送されていたが、突如爆発が起き救急車は大破。

 

 

満身創痍のなか抜けだした鉄男が見たのは、銀のメモリとビゼルを手にしたヒカリであった。

 

そう、先ほどの爆発を起こした人物こそヒカリであり、万灯の眼鏡にかなった人物は鉄男ではなくヒカリであった。

 

 

 

ヒカリは自身が新たなメモリを手に入れるたびに鉄男が踏み台にして使いこなすこと、そして何より自身の部下をNEVERのように使い捨ての消耗品扱いしていることに密かに嫌気が差していた。

 

鉄男自身は逃げ腰のヒカリを体のいいように利用していたつもりであったが、実際にメモリの力を引き出していたのはヒカリであった。(実際にヒカリの変身するクラブの方が、再生スピードが速かった)

 

最期は今まで部下を蔑ろにしてきた報いを受けるがごとく、ヒカリが手にしたシルバーメモリの力を受け焼死した。

 

 

 

 

 

自身が大道克己の遺志を継ぐことを決意したヒカリもとい双見光は、万灯たちの前でリアクターに変身し、二階堂を遥かに凌駕するその力を示した。

 

そんな彼の意志にリアクターの力が応えるかのように、変身解除後は完全燃焼の蒼い炎をまとっていた。

 

 

 

 

 

 

以上、今回はここまで!