どうも、ポケモン剣盾の発売とスマブラSPのテリー・ボガード配信が待ちきれないカメさんです。
ポケモンの方は発売日が決まっているのでまだいいのですが、テリー配信日は未定なのでいつまで待てばいいか分からず、つらいですw
それはさておき、今回はたまたまYouTubeで見つけた、現在密かに物議を醸しているけど面白そうなゲームを紹介しようと思います。
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魔法つかいの大冒険
そのゲームのタイトルは「Enchanted Portals」。
あらすじを簡単に説明すると、魔法使い見習いである主人公が偶然見つけたポータルを召喚する禁断の魔法を使ってしまい、時空間の迷子になってしまいます。
異世界に飛ばされた主人公は元の世界に戻るため、並み居る強敵を倒し魔導書のページを集めるというもの。
ジャンルとしてはアクションシューティングといった感じで、魔法の杖から魔法弾を発射して巨大な敵にダメージを与えます。
また魔法のほうきで空を飛びながら攻撃するという横スクロールのフライトシューティングのようなステージもあります。
登場するボスキャラたちも個性が際立っており、三日月に乗った魔女や鮫の海賊、サイボーグみたいな牛や色んな犬種が混ざったケルベロスなどいろいろ。
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あの大ヒットインディゲームに似てる?
さて、ここまでEnchanted Portalsの簡単な解説をしてきたわけですが、このゲームどこかで見覚えがありませんか?
そう、全世界で話題を呼んだあの超難関ゲーム「カップヘッド」にそっくりなんです!
カートゥーンアニメ風の世界観はもちろんのこと、弾を撃って巨大なボスにダメージを与えて撃破するというゲームシステム、個性豊かなボスキャラやジャズ風のBGMまでそっくり。
あまりにもそっくりすぎるため海外のゲーマーを中心に「カップヘッドとあまりに似てるし、パクリじゃないか?」といい意味でも悪い意味でも話題になってしまいました。
それを示すかのように、YouTubeに投稿されていたこのゲームのトレーラーの評価は、高評価1.4万に対し低評価8千(記事を投稿した2019年11月3日時点)と、ゲーマーの評価はおおよそ賛否両論といった感じになっています。
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パクリ?パクリじゃない?
カップヘッドのパクリだパクリじゃないと話題になっているEnchanted Portalsですが、本当にカップヘッドのパクリなのでしょうか?
ゲームの世界観がそっくりすぎるのでパクリ疑惑をかけられても致し方ない部分もあるかもしれませんが、私の持論では何から何まで全部パクリではないと考えています。
まず第一に、アニメーションの質感が微妙に異なっています。
カップヘッドもEnchanted Portalsも懐かしのアニメーションがベースの世界観になっていますが、具体的にどのアニメーションがベースになっているかはそれぞれ異なります。
カップヘッドは蒸気船ウィリーやベティ・ブープ、ポパイやシリー・シンフォニー、トムとジェリーなどと言った1930年代あたりのアニメーションがグラフィックの元ネタになっています。
あくまでも私の印象ですが、一方のEnchanted Portalsは、どちらかと言うとごく最近製作されたアニメ、例を挙げるなら「ぼくらベアベアーズ」、「スティーブン・ユニバース」、「アドベンチャー・タイム」、それからワーナーの「ルーニー・テューンズ・ショー」やディズニーの「ミッキーマウス!」に近い、2000年代以降風のグラフィックになっています。
ベースになっているカートゥーンの年代が違うので、完全にパクリとは言い切れないと思います。
第2に、差別化要素がまだ残されている可能性があります。
現在Enchanted Portalsは開発中であり、トレーラーも大まかなプレイ動画を見せただけで詳細なゲームシステムはまだ明かされていません。
もしかすると今後の続報で難易度やアイテム、コース内容などでカップヘッドで大きく差別化するための新要素が紹介される可能性があるため、そういう意味では、現時点でまだパクリゲームとは言えないと私は考えます。
そして何より、開発スタッフ側もカップヘッドに対し敬意を払っていることを明かしている点では、Enchanted Portalはパクリとは言えない最大の理由だと思います。
この記事(https://www.gamespark.jp/article/2019/10/10/93747.html)によれば、開発にあたりカップヘッドの大ファンであり、大きなインスピレーションを受けたとコメントしています。
Xixo Games Studioは、Polygonの取材に対し、「『Enchanted Portals』開発にあたり、『Cuphead』に大きなインスピレーションを受けました。私たちは同作の熱心なファンであり、似たようなものを作りたいと考えていますが、常にオリジナルに対する尊敬と称賛も持っています。」とコメント。トレイラーの公開により本作に興味を持ってくれたユーザーも現れたことを嬉しく思う旨を明らかにしました。
※上記の記事から引用
この記事からも意図的に似せてはいるものの元ネタに対してのリスペクトを忘れることなく制作に励んでいることが分かります。
またアニメやゲームなどのネタを自分の作品に採用することを「オマージュ」と言いますが、これはフランス語で尊敬・敬意を表す「hommage」が語源になっています。
これが転じて、元ネタに対する尊敬・敬意をもって使用させてもらうことを「オマージュ」と呼ぶというわけです。
要するに、少なくともカップヘッドをこよなく愛しているスタッフたちは、カップヘッドをパクっているのではなくオマージュしている、ということですし、わたしもそう思います。
明らかに悪意があったり露骨に盗作しているものはさすがにアウトですが、「このアニメ・ゲームとそっくりならパクリ」と言ってしまえばほとんどの作品に当てはまってしまうので、あまり神経質に考えない方がいいかもしれませんね。
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というわけで、個人的に私が気になっているゲーム「Enchanted Portals」について、現時点で分かっていることをまとめてみました。
あまりにもそっくり過ぎるため現時点では海外のゲーマーにカップヘッドのパクリだと騒がれていますが、個人的には世界観が好みでゲーム自体も面白そうなのでめっちゃ楽しみで、日本版が配信開始されたら速攻ダウンロードしてカップヘッド以上に遊び倒そうと思います。
Enchanted PortalsはPC/海外ニンテンドースイッチ専用ソフトとして現在開発中。
クラウドファウンディングによる資金調達の手段を提携する企業「Kickstarter」によるキャンペーンも開始される予定なほか、公式フェイスブックによればパブリッシャーと交渉の真っ最中とのこと。
※英語注意
もしうまくいけばこのゲームが配信の運びになるかもしれません。 今後の吉報を期待して待ちましょう!