今回は今年に映画が公開される海外版スーパー戦隊「パワーレンジャー」シリーズまとめ記事の第2弾。
今回はS.P.D~最新作のニンジャスティールまでをまとめました。
あまり詳しくないので解説はざっくりですが、最後まで楽しんで読んでいただけたら幸いです。
パワーレンジャー・S.P.D.(特捜戦隊デカレンジャー)
メンバー全員が超能力者であるなどSF風にアレンジ、その他オリジナル要素も多めに追加されている。
宇宙警察地球署の署長であるドギー・クルーガーももはや原形を留めていないくらいにアレンジされ、原作とは違い宇宙人犯罪者は倒されるのではなくカードに封印される方式をとっている。
ちなみに本家のS.P.D.は「スペシャル・ポリス・デカレンジャー」の略だが、こちらは「スペース・パトロール・デルタ」の略。
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敵組織は犯罪組織トゥルービアン軍団。
本家のデカレンジャーでは敵は宇宙の犯罪そのもので明確な組織は登場しなかったが、こちらは「エンペラー・グルーム」率いる犯罪者軍団。
毎回登場する怪人はグルームの娘モーラ(=サキュバス・ヘルズ)が描いた絵が実体化したという設定。
パワーレンジャー・ミスティックフォース(魔法戦隊マジレンジャー)
ご存知の通りマジレンジャーはハリポタをもとにしたファンタジー戦隊だが、アメリカではよりファンタジー色が強くなっている。
本家ではマジレンジャーの5人は兄弟だが、こちらは血縁関係はなくレコード店「ロックポリウム」で働いている若者たちがレンジャーに変身する。
製作費不足が原因で前作のレンジャーとの共演はしていないが、前作に登場したピギーや、初代に登場した悪の魔女「リタ・レパルサ」(=ジュウレンジャーのバンドーラ)がミスティックマザー(=マジエル)として登場(後者はオリジナルではどちらも曽我町子さんが演じている)するなど世界観のつながりはアピールされている。
敵組織は下界に封印された闇の勢力。
20年前、魔法世界を支配した闇の勢力は人間界も支配下に置こうとするが正義の魔術師によって封印される。
現代において封印が解け復活、再び人間界への侵略を開始する。
パワーレンジャー・オペレーション・オーバードライブ(轟轟戦隊ボウケンジャー)
パワーレンジャーシリーズ生誕15周年記念作品。
初代パワーレンジャーの敵リタ・レパルサとロード・ゼッドの間に生まれた息子「スラックス」が登場したり、歴代パワーレンジャーがドリーム戦隊のように「ニューパワーレンジャー」を結成するなど記念作品にふさわしい豪華な作品となった。
歴代視聴率第2位で、玩具の売上額もディズニー製作時代で最高の9,600万ドル(だいたい10億円弱くらい)を記録した。
原作と同様に敵組織は複数(グレーシャー軍団、ラーヴァ軍団、ニンジャ軍団、フェアキャッツ軍団)登場。
絶大な力を得ることのできる秘宝「コロナ・オーロラの冠」と、それを起動させるための6つの宝石を狙う。
パワーレンジャー・ジャングル・フューリー(獣拳戦隊ゲキレンジャー)
出演者やスタントマンにカンフーのトレーニングをさせ、マスターから直接指導を受けるなど、カンフーアクションが主流となっているゲキレンジャーよりもカンフーアクションをさらに進化させた。
また本作と次作「RPM」は可能な限り撮影はすべて現地(ニュージーランド)で行われた。
原作では不闘の誓いをたて前線には立たなかったマスターだが、本作ではなんとマスター3人のスピリットから生まれたオリジナル戦士3人(エレファントレンジャー、バットレンジャー、シャークレンジャー)が登場する。
敵はダイ・シ(=無間竜)
人類抹殺を企む邪悪の化身で、自身の封印を解いたジャロード(=理央)の肉体を乗っ取りパイ・シュア・マスター(=七拳聖)や彼らの弟子であるレンジャーと死闘を繰り広げる。
パワーレンジャーRPM(炎神戦隊ゴーオンジャー)
原作のゴーオンジャーは単純明快な勧善懲悪ストーリーで、明るく楽しい子供向けのストーリーだが、こちらはシリアス多めで重苦しい大人向けのシナリオ。
内容が真逆のため原作流用はさすがに厳しく、前作同様現地での収録がメインとなった。
しかしこのストーリー変更が原因なのか、玩具売り上げは69億円と低い結果になってしまった。
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製作側の事情でディズニーがパワーレンジャーを製作・配給できなくなったため、シリーズは打ち切りになってしまった。 しかし…(次項参照)
敵はヴェンジックス。
ドクターKがアルファベットスープから脱出するために生み出したものだが、自我を持ち地球を支配しようともくろむコンピューターウイルスとなった。
パワーレンジャーの用語が逆輸入されたゴーバスターズのヴァグラスと似通った設定ですが、元ネタなのでしょうか?
パワーレンジャー・サムライ(侍戦隊シンケンジャー)
RPMで一旦打ち切りとなったパワーレンジャーシリーズだが、生みの親であるハイム・サバンがシリーズの権利を買い取り、サバン・ブランド製作で2年ぶりにシリーズ化が始まった作品の第1弾。(ブランク期間は第1作「マイティ・モーフィン・パワーレンジャー」のリマスター版を放送していた)
基本的に原作のシンケンジャーと同じ設定だが、メンバー間の上下関係は撤廃されている。
また、本作から2年間放送されるようになった。
敵組織はナイロック一味。
こちらもだいたい原作通りで、三途の川に浮かぶジャンク船を住みかとし、モンスターを送り込み人間の涙で三途の川を氾濫させ、生者の世界を支配しようとする。
パワーレンジャー・メガフォース(天装戦隊ゴセイジャー、海賊戦隊ゴーカイジャー)
シリーズ生誕20周年記念作品。
原作のゴセイジャーと同様レンジャーは天使という設定だが、こちらは力に選ばれた高校生たちが変身し戦う。
ゴセイジャーの用語も形を変えて使用されているほか、記念戦隊ということで過去のシリーズに登場した戦士たちも登場する。
また、第2シーズン(スーパーメガフォース)ではゴーカイジャーがレンジャーのパワーアップ形態として登場、歴代戦士(原作でいうジェットマン以前の戦隊も含む)の力を借りて戦う。
敵組織はウォースター。
ゴセイジャーでは次々と登場する複数の敵組織と闘うスタンスを取っていたが、ここではウォースターと、マトリンティスにあたるロボット軍団は1つの組織に統合され、幽魔獣にあたるトキシックミュータントは彼らと同盟関係にあると若干異なる。
ちなみに原作のブレドランにあたるヴラックの設定は半分くらい原典通り。
スーパー・メガフォースではウォースターの本隊であるアルマダ(=ザンギャック)が登場。
パワーレンジャー・ダイノチャージ(獣電戦隊キョウリュウジャー)
ゴーカイジャーの次作にあたる「特命戦隊ゴーバスターズ」は映像の流用やストーリー製作が困難なためかリメイクは見送られ、その次のキョウリュウジャーがリメイクされた。
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レッドの決め台詞が「It’s about time to get wild !」(荒れるぜ!)になっていたりメンバーの男女比も原作準拠であるが、その一方でロボに搭乗する時には専用アーマーを装備する、サンバを踊らないなど違いもある。
敵組織はスレッジ一味。
宇宙のならず者たちを捕らえるお金目当ての賞金稼ぎで、レンジャーたちの変身アイテムであるエナジェムを狙う。
スレッジの死後はヘキルが賞金首をまとめ、エナジェムの力で地球の壊滅を狙う。
シーズン2「ダイノスーパーチャージ」中盤からすべての黒幕であるアルカノン率いる悪の勢力が登場、エナジェムを巡る戦いに参戦する。
パワーレンジャー・ニンジャスティール(手裏剣戦隊ニンニンジャー)
現在放送中の最新作。
トッキュウジャーはおそらくゴーバスターズと同じ理由で飛ばされ、次にニンニンジャーがリメイクされた。
現在進行形の作品なので、詳細情報は現時点で不明。
しかし動画を見る限りではシノビマルのデザインが大幅に変更されたり、原作の蛾眉雷蔵にあたるキャラがコミカルに描かれていたりと、原作の忍者アクションやギャグ描写を拡大させたような印象。
以上、2017年までのパワーレンジャーシリーズをまとめてみました。
そして今年、パワーレンジャーの映画が久しぶりに公開されるということですが、現地だけでなく日本のファンもたくさんこの映画を見に行くことになりそうですね!
作品は全くと言っていいほど見たことはありませんが、興味があるのでスケジュールが合えば見に行きたいですね。
パート1はこちらから