みなさん、明けましておめでとうございます!!
2021年も、このカメさんのブログをよろしくお願いします!
さて、そんな記念すべき今年最初のブログ記事のテーマは、恒例のスマブラSPのダウンロードファイターを使ってみた感想・評価記事。
今回は、ファイナルファンタジー7(FF7)よりまさかの参戦を果たしたセフィロスの紹介です。
最強のソルジャーにして最強のラスボスたるセフィロスが、クラウドを追ってついに大乱闘の舞台にも乱入!!
というわけで、スマブラに奇跡の参戦を果たした片翼の天使、セフィロスの性能や使ってみた感想を書いてみようと思います!!
過去のダウンロードファイター使ってみた感想記事リンク
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正宗によるリーチの長い攻撃
セフィロスを象徴するものの1つに、自身の武器である刀「正宗」があります。
正宗はセフィロスの身の丈ほどの長さを誇り、待機モーション時には逆手で構えています。
その見た目通りリーチは剣士ファイターの中でもトップクラスに長く、その超絶リーチを生かして相手を圧倒する戦法を得意としています。
通常攻撃のほとんどはこの正宗を使った攻撃で、攻撃ごとに使い方が異なります。
正宗を使う攻撃には「スイートスポット」と呼ばれる、同じ攻撃でもダメージを多く与えられる部分があります。
横強、横スマッシュ、上スマッシュ、後ろ空中攻撃など相手を斬る技は、刀身の中央から前寄りの部分が最もダメージが大きくなります。
上強、下スマッシュ、前・下空中などの突き攻撃は、先端を当てると最も多くのダメージを与えられます。
斬るか突くかでスイートスポットは異なるため、適度に間合いを取りながらスイートスポットを的確に当てることを意識しましょう。
スマッシュ攻撃はいずれも強力ですが、隙が大きく外すと相手の攻撃を受ける危険性が増します。
また上スマッシュ攻撃は上と前後に攻撃判定があり、下スマッシュ攻撃は崖際では復帰妨害できる上にシールドを大きく削ります。
また前後の空中攻撃はセフィロスの頭身が高いため小ジャンプ攻撃ではなかなか当てづらく、通常ジャンプなども駆使して高度を調節して狙うといいでしょう。
それと前空中攻撃で刀身を壁などに突き刺し留まることができます。 復帰補助や追撃する相手に対するフェイントなどに使えるため、覚えておくと便利。
上下の空中攻撃はそれぞれの方向に突き攻撃を放ちます。 刀身が長いのですり抜け床などを貫通してダメージを与えられますが、下空中はキャンセルできない落下攻撃なので足場をしっかり確認して。
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片翼の天使となれ
もう1つ、セフィロスの代名詞といえば背中に生える黒い翼。
スマブラでは条件を満たすことで背中に翼が出現します。
片翼が生えると攻撃力と移動速度が上がり、空中ジャンプが2回出来るようになります。
そしてなにより、スマッシュ攻撃にスーパーアーマーが追加されるのが最大のメリット。
スーパーアーマー状態になることで相手の攻撃を耐えつつ反撃することができるようになります。
しかし、あくまでも吹っ飛ばされないだけでダメージは普通に受けてしまうので、過信は禁物。
続いて片翼が出現する条件についてですが、基本的にはセフィロスが不利な状況に追い込まれると片翼が生えます。
ここでいうところの「不利な状況」とは必ずしも多くダメージを受けていることではなく、ダメージや残りストックなどの全体的な戦況を俯瞰して片翼が生えるかどうかが判断されます。
具体例を挙げると、ストック制でセフィロスのストック数が勝っている時はダメージが100%を超えてようやく片翼が生えてきますが、逆にストック数が負けている時は少しダメージを受けるだけで片翼が生えます。
ちなみにサドンデスでは、始まった直後に片翼が生えます。
また、片翼は一度生えたらずっと出ているわけではなく、相手を攻撃し続けたり、撃墜したり逆に自分がミスになると消滅します。
一度片翼が消滅すると、しばらく時間が経過しないと再発動しません。
強力な必殺ワザ
続いては、セフィロスの必殺ワザについて解説します。
通常必殺ワザはフレア/メガフレア/ギガフレア。 火球を放って攻撃するシンプルな必殺ワザです。
ボタンを長押しすると性能が変化し、その長さによってフレア→メガフレア→ギガフレアと変化します。
必殺技ボタンを押してすぐ離すとフレア。 威力はまあまあですが飛距離は3種類の中で最も長く、遠距離からの追撃や復帰阻止に効果的。
少し長めに押してセフィロスの手が青くなるタイミングで離すとメガフレアに変化します。 フレアより威力は増しますが、その分飛距離は短くなります。(終点の半分くらい)
そして最後までためると最強クラスのギガフレアになります。 放ってすぐに大爆発が起きる強力な飛び道具ですが、その分飛距離はかなり短いです。
また、他の似たような飛び道具と同じくシールドボタンでためをキャンセルできますが、ためを維持することはできません。
当然ながらためればためるほど威力は増しますが、それと反比例して飛距離はためるごとに短くなります。
それに加えフレアですら連射が利かないのであまり乱発せず、相手との間合いをよく考えながらうまく使い分ける必要があります。
横必殺ワザはシャドウフレアで、指パッチンで細い光を放つ技です。
なんかすごい地味なワザだなあと思ったそこのあなた、実は今までにない特徴を持つ飛び道具なんです。
この光を相手に当てると、周囲に黒い火の玉が出現しグルグル回り、時間経過で相手にヒットしてダメージを与えます。
技を放つ際にボタンを押し続けてためたり(射程距離も伸びる)、重ね掛けすることで火の玉は増えていき、最大5つまで相手に付けることができます。
時間差でダメージを与えるというこれまでにない飛び道具ということで通常の飛び道具ではできない使い方ができ、ダメージ蓄積や復帰妨害のほかに、相手の技を無理やりキャンセルさせたりシールドで防ぐタイミングを見計らって相手を掴んだりといった使い方もできます。
また多人数プレイの場合、ロックマンのリーフシールドのように相手に擦り付けてダメージを与えることも可能です。
ただし相手に当てる光は細い上に一瞬しか出ないため狙って当てるのは少々難しいため練習が必要。 光の白い部分を当てるイメージで出すと成功しやすい。
上必殺ワザは一閃/八刀一閃。 剣を構えて力を溜め、一直線に瞬間移動しながら相手を斬り裂く技です。
また、フォックスの上必殺ワザのようにため中にスティックを倒すとその方向に移動できます。 ただし途中で方向転換することはできません。
攻撃や復帰のほか、相手との間合いを調節する手段としても使えます。
溜める時にボタンを押し続けていると、「八刀一閃」にパワーアップします。
一閃は一回斬りつけるだけですが、八刀一閃はその名の通り相手を8回連続で斬り刻みます。
当然ながら八刀一閃の方が強力で、ダメージが溜まっていれば撃墜も十分狙えます。 移動距離も八刀一閃の方がわずかに長いです。
一閃・八刀一閃共に地上では崖際で自動的にストップしますが、空中では崖を通り過ぎてそのまま前進してしまうので自滅に注意。
また、一閃はワザの途中でも崖つかまりできますが、八刀一閃はワザが終わるまで崖つかまりできないという違いもあるので戦況を見ながら使い分けていきましょう。
八刀一閃は強力ですが、その分着地した時のスキが一閃よりも大きく、着地狩りには要注意です。
また、軌道は直線なので相手に読まれやすく、攻撃判定はあるものの妨害されやすいのもデメリットです。
下必殺ワザは閃光。
前方にハニカムシールドを展開し、相手の攻撃を受けると同時に閃光に変化させてダメージを与えます。
いわゆるカウンター系の技ですが、こちらも今までの技とは異なる特徴がいくつかあります。
まず、シールドを張った直後の閃光自体は攻撃を受けなくとも発動します。 そのため、普通の攻撃技として使用することができます。
防戦一方で掴もうとした相手に対して、シールドを張ると見せかけて閃光を浴びせるフェイントにも使えます。
壁を張る技なので飛び道具も跳ね返せそうに見えますが、飛び道具に対しては直接攻撃と同じく閃光を放つことこそできるものの反射することはできないので勘違いしないように。
また、最大ためのジャイアントパンチ・チャージショットやファルコンパンチ、魔人拳、魔斧アイムールなどの強力な攻撃は受けきれずシールドが破壊され、反撃できない(ダメージを無効化することはできる)ので注意。
それと壁を張るのは前方だけなので後ろを防ぐことはできません。
正宗を振るって相手を攻撃した後、ラスボス戦で披露した最終形態セーファ・セフィロスに変身し、超新星爆発を起こすことで星ごと滅ぼすというスケールのでかすぎる切りふだです。 最大3人まで一度に巻き込むことができます。
また、原作と同じく受けた相手には様々な追加効果が発生します。
発生する効果は吹っ飛び、シールドブレイク、眠り、花、キノコの5種類で、いずれかがランダムで発生します。
花が咲いた相手はしばらく少しずつダメージを受け続け、キノコは操作が左右反転します。
必ずしも相手を勢いよく吹っ飛ばすとは限らず、発生する効果の内容によって臨機応変に対応する必要がある変わり種な切りふだで、ある意味一番スマブラらしい効果といえるかもしれません。
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ステージ:北の大空洞
続いては、セフィロスをダウンロードすることで遊ぶことができる新ステージ「北の大空洞」について解説します。
北の大空洞は原作であるファイナルファンタジー7における終盤の舞台で、そこを再現したステージになっています。
地形は終点と同じ平坦な足場と、その両端にすり抜け床が1つずつあるといったシンプルなもの。
他にギミックも仕掛けもないためイメージとしては小戦場に近く、多人数よりもタイマン向けのステージといえます。
また背景も、FF7の終盤の展開を再現しています。
原作にあまり詳しくない終盤のネタバレになるため多くは語れませんが、星を滅ぼそうとするセフィロスの野望をクラウドたちが阻止しようとするという流れになっています。
そのため、ギミック云々よりも背景で繰り広げられているストーリーに重きを置いたステージになっており、原作をプレイしたファンにとっては感慨深いものになるのではないでしょうか。
BGMは、以下の9曲が新たに追加されます。(☆はアレンジ)
- 片翼の天使
- 再臨:片翼の天使~Advent: One Winged Angel~
- オープニング~爆破ミッション☆
- 闘う者達(FFⅦ AC Version)
- 更に闘う者達(FFⅦ AC Version)
- エアリスのテーマ☆
- F.F.Ⅶ メインテーマ☆
- J-E-N-O-V-A
- 星降る峡谷☆
セフィロスとの戦闘曲である「片翼の天使」だけでなく、FF7の物語を彩る様々な名曲が追加されました。
上記の曲は同じFF7のステージであるミッドガルでも流せますし、逆に北の大峡谷で「戦う者達」「更に戦う者達」を流すこともできます。
権利上の問題でFF7関連のBGMやスピリットはほとんど何もありませんでしたが、今回のセフィロスの参戦により多くの曲やスピリットをスマブラで楽しむことができるようになりました。
これはFFファンにとって嬉しいことこの上ないのではないでしょうか。 スクエニさんありがとうございます!!
決め手が多いが、隙が大きめ
ではここから、セフィロスを一通り使ってみた感想を交えながら、長所や短所を書いていこうと思います。
まずセフィロスは、FF7のラスボスを務めたというだけあって強力なワザが多く、撃墜の手段も豊富に存在します。 正宗を使った攻撃はリーチも優れています。
シチュエーションによってさまざまな撃墜ワザを使い分けることができるのが、セフィロスの強みの1つです。
その代わり、強力なワザのほとんどは隙が大きく、外せば逆に反撃されるリスクを伴います。
そのため、何も考えずただひたすら連発するのではなく、弱攻撃や横必殺ワザなどで少しずつダメージを蓄積させていき、ここぞというタイミングで使うのが吉。
長身で吹っ飛ばされやすい
デメリットとしては、セフィロス自身の身長が高いこと。
身長が高いと、その分当たり判定が大きくなってしまうため相手の攻撃を受けやすくなってしまいます。
その上、セフィロスはその見かけによらず体重が軽いため吹っ飛ばされやすいという短所も存在します。
高身長で当たり判定がでかいのに吹っ飛ばされやすいという、まるでミュウツーやロゼッタのような特徴を持っています。
セフィロスは強力なワザを持つ一方で守りはかなり脆いという得手不得手がはっきりしているファイターといえるでしょう。
このような特徴を持つため、袋叩きに遭いやすい多人数戦よりも攻めるべき相手がはっきりしているタイマンのほうが得意です。
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総評
というわけで、スマブラSPにまさかの参戦を果たしたセフィロスを使ってみた感想を書いてみました。
セフィロスの性能を一言で現すと「攻めは強いが、守りは弱い」といったところで、強力&リーチの長いワザを多く持ち撃墜手段も豊富ですが、高身長で当たり安定が大きい上に体重が軽く吹っ飛ばされやすい。
相手に攻められるとあっという間に吹っ飛ばされやすいですが、ひとたび自分のターンになればそのリーチの長さと強さで相手を圧倒することができます。
復帰手段に関しても、一閃/八刀一閃も8方向に移動できる&ピンチの時は片翼で空中ジャンプ回数が増えるため、真上にしか上がれないクラウドと比較すると優秀ですが、軌道が直線なので読まれやすいのが欠点。
そのためセフィロスは何も考えずガンガン攻めるというよりも、戦況を見極めて慎重に攻めながらチャンスを待つタイプのファイターと言えるでしょう。
ミェンミェンやスティーブと比較すると癖は強くなく、「ワザのリーチの長いミュウツー」みたいな感覚で使えます。
FF7のラスボス、セフィロスがついにスマブラに参戦! 原作における圧倒的な強さをスマブラで体感したいという方は是非ともダウンロードして動かしてみて下さい!
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