どうも、スプラトゥーン3のグランドフェスが楽しみすぎるぼちカメさんです。
スプラはどちらかというとサーモンランの方にはまっており、フェスの方は参加したりしなかったりでまちまちだったんですが、せっかく2年間追いかけ続けたのだから最後くらいは参加してひと暴れしようかなと思っています。
あ、ちなみに私は現在派に投票しましたので同陣営の方は一緒に頑張っていきましょう。
さて本題に入りますと、今回は色鉛筆イラストの話。
以前このブログで、オリキャラのイラストを3人描いた話をしました。
今回はその続編のようなもので、また新しいオリキャラを描いたのでちょっと語りたいと思います。
私の味のある(?)イラストに興味ある方は、ぜひ最後までお付き合いくださいませ。
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おねむなピエロ羊のオバケちゃん
まずは1人目、この羊のピエロちゃんについて語りたいと思います。
名前はレムラム(Remlamb)で、以前描いたオリキャラ3人組と同じく動物+ピエロを組み合わせたオバケのキャラクター。
レムラムという名前の由来は、レム睡眠+子羊を意味するlambを合わせたもので、語呂がいいのでこの名前にしました。
以下、細かい設定。
元々は着ている服が制作過程で破れてしまったため、不良品として捨てられた羊のぬいぐるみ。
そこに、「優(ユウ)」という名の子どもの魂が宿り、レムラムが誕生した。
ユウは誰かのために努力するのが大好きな優しい子。 両親の勧めで小学校受験に挑戦してみることを決意、幼稚園に入る前から寝る間も惜しんで勉強し続けた。
両親は温かく見守りつつも、睡眠時間を削ってでも勉強し続けるユウに対して不安になり、何度も声をかけても聞く耳を持たない。
しかし、受験当日睡眠不足が祟って全力を発揮できず、結果は不合格。
元々睡眠不足に寄り体力は衰弱しきっていたが、合格できず今までの自分の努力が水の泡になったことによる精神的なショックで意識を失い、そのまま静かに眠るように息を引き取った。(享年6才)
しかし、当の本人はレムラムに転生した後自分が死んだことに気づいておらず、まだ自分が長く深い眠りについていて夢の中にいると思い込んでいる。
生前勉強ばかりしてろくに眠らなかった反動で、オバケになった今は眠るのが大好き。 口数が少なくいつもボーっとしており、頭を動かすのも強いストレスがかかるので難しい話は苦手。
さらに、衰弱&ショック死による脳へのダメージで記憶の大半を失い、自分の性別すらも覚えていない。
普段はオバケが出ると噂の呪いの森をふわふわと彷徨っており、常に持ち歩ているコンパスで元気が有り余っている子供を探している。
目当ての子を見つけると服についている星型のモコモコを投げつけ、子供の体にまとわりつかせる。
まとわりついたモコモコはモコモコパジャマとなり、モコモコパジャマを着せられた子はその心地よさの虜になり一瞬にして眠りにつく。
レムラムの力で眠らされた子は精神が夢の世界へ飛ばされ、レムラムと一緒に遊んで友達になった後、現実世界に引きずり出される形でオバケに変えられて住処である呪いの森の奥へ連れ去られる。
ここからは、レムラムちゃんが完成するまでの裏話みたいなのを描いていこうと思います。
まず思いついたきっかけから話そうと思うのですが、実は当初はピエロのキャラとしてデザインしようと思ってはいませんでした。
最初はかわいい死神オバケを描こうと思っていて、黒いフードに大鎌というステレオタイプな死神のデザインにぴったり合いそうな動物の候補としてパンダ、ライオン、狐、そして羊の4匹を挙げていました。
その中で一番かわいいし何となくそれっぽいと思って羊をモデルにすることに決めました。
私はかわいい死神を描きたいと思っていたのですが、黒いフードを被り、大鎌を持っている死神を可愛く描こうと思っても、私の想像力ではどうしても恐ろしいイメージが抜けきれず、断念。
代わりに、以前描いたオバケ3人組と同じピエロ服を着た羊のオバケ「レムラム」を描こうと思い、そこから再出発しました。
というわけで羊のピエロを描くことにした私ですが、まずレムラムが身に着けているピエロ服をどうするかを考えました。
ピエロ服のデザインを考えるにあたり、ピエロっぽさを出しつつも他の3人とデザインができる限り被らないように意識しました。
羊といえば、「羊を数えると眠れる」というおまじないが有名。 アニメやゲームなどでも、羊モチーフのキャラクターには眠りに関する能力が与えられることが多いです。
そこで、レムラムの着ているピエロ服はパジャマをモチーフにし、頭にはナイトキャップのような帽子をかぶせています。
服と帽子の色は夜のイメージ且つクライベアの青と被らない紫で、星の模様を付けて夜空っぽくしてみました。
レムラム自身のデザインは、ジュエルペットより同じく羊のフローラをモチーフにしています。 目の色やポケットから出ているコンパスのデザインもフローラを意識しています。
また、私のオリキャラは制作過程で何らかのミスが発生し不良品として捨てられた動物ピエロのぬいぐるみに子供の魂が憑依して誕生したオバケという共通テーマを設けており、レムラムの場合は着ているピエロ服に穴が開いており、オバケ仲間に修繕してもらったという設定になっています。
キャラの方もいつも眠そうなキャラを表現するために目が半開き、目の下にはクマ、口をポカーンと開けており、自分の性別も覚えていないという設定なので男の子にも女の子にも見える中性的な顔つきになるよう意識しました。
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いたずら好きなマジシャンコウモリのオバケちゃん
続いて紹介するのはこのコウモリピエロちゃん。
名前はミスチーバット(Mischiebat)。 名前の由来は、mischievous(いたずら好きな)+bat(コウモリ)となっています。
以下、細かい設定。
元々は顔の肌、もとい布がはがれて綿が飛び出していた不良品のコウモリのぬいぐるみ。(顔のつぎはぎはそれを修繕した痕)
そこに「響(キョウ)」という名前の男の子の魂が憑依し、ミスチーバットとなった。
キョウはとあるサーカス団を率いる団長の1人息子。
やんちゃでいたずら好きと典型的な腕白坊主だが、父親のような一人前のパフォーマーになることを夢見ており、他の団員たちからも本当の家族のようにかわいがられていた。
ある日のサーカス公演で人体切断マジックの助手として出演したが、アクシデントで本当に体を切られてしまい、出血多量で亡くなった。(享年8歳)
その後彼の魂は森の呪いにより成仏できず彷徨い続け、不良品のコウモリのぬいぐるみに憑依しミスチーバットとなった。
生前はサーカス団所属のパフォーマーの卵だったこともあり、まるで手品のようなトリッキーな奇術を使うのが得意。
コウモリだけに常にコウモリ傘を持ち歩いており、これをマントやサーベルなど様々なアイテムに変化させることができるほか、これで突かれたものは10分間だけいたずらグッズになる。
魂が飛び出るほど楽しいマジックやドッキリで森の中に入った子どもたちを驚かし、飛び出た魂をオバケに変え仲間に迎え入れる。
裁縫が得意で、自身の顔の布やレムラムのパジャマを修繕したのも彼である。
ちなみに、衣装を身に着けていないすっぴん(?)ver.はこんな感じ。
ここからは、ミスチーバットのデザインについて語りたいと思います。
まず衣装についてですが、サーカスならピエロだけじゃなくてマジシャンもいるかなと思い、ピエロっぽさを残しつつもシルクハットをかぶったマジシャンをコンセプトにデザイン。
白いシルクハットやマントは、まじっく快斗の怪盗キッドや青の祓魔師のファウストなどといったキャラを参考にしました。
動物モチーフにコウモリを選んだのは、オバケというホラーキャラを描くので、夜や闇のイメージが強いコウモリキャラをいつか描いてみたいという願望があったため。
全体的なイメージとしては、ポケモンのココロモリを参考にしています。(首周りのモフモフやハート型の鼻は特にココロモリを意識しています)
マントの首元の止め具(?)もコウモリの口をイメージ。
マジックといえばやっぱりトランプマジックということで、トランプの要素も至る所に入れています。
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シャイで泣き虫な死神ライオンのオバケちゃん
最後に紹介するのは、死神ピエロライオンのスケアレオ(Scareleo)です。
名前の由来は、scare(怖い)+leo(しし座)から。
以下、細かい設定。
元々は、制作過程で両腕が取れてしまったライオンのぬいぐるみで、そこに「照子(テルコ)」という女の子の魂が宿り、スケアレオが誕生した。
照子は優しい性格だが、シャイでコミュ障気味で、目を合わせて会話をすることも苦手。 スケアレオになった後も克服できていない。
おまけに生前見たホラー映画のせいでオバケとピエロが大の苦手。
しかし、仮面やフードなどで顔を隠したり、カメラオフでインターネットのチャットで話したりする時は一転して饒舌になる。
生前通っていた小学校ではいじめられており、やがて不登校になってしまった。
ある日、そんな照子を心配した親友の勧めで動画配信を始めてみたところ思いのほか再生数が伸び、自身には配信者の才能があることに気づく。
それからはすき間時間を使って動画の撮影・編集して投稿することを楽しむようになり、少しずつ元気を取り戻し半年ほどで学校にも通えるようになった。
しかし、そのことを快く思わなかったいじめっ子グループが、照子が動画配信していることを知り、素性を隠して迷惑行為や誹謗中傷を繰り返す。
照子自身や他のリスナーが注意してもやまないどころか次第にエスカレートし、やがて根も葉もない噂を流したり住所特定して晒したりして苦しめた。
やがて自分だけでなく愛する家族や親友やリスナーたちにも被害が及び、自分が動画配信を始めたせいでみんなを不幸にした申し訳なさから自ら命を絶った。
その後スケアレオへと転生し、同じ境遇のレムラムやミスチーバットに出会うも、上述の通りシャイな上にオバケ嫌いなので(自分も同じオバケであるにもかかわらず)気絶してしまう。
が、2人が諦めずコミュニケーションをとり続けたことで仲良くなり、自身が心を許せる親友となった。
普段身に着けている仮面は、友情の証としてミスチーバットからプレゼントされたもの。
ある時いつでも仲良しのオバケ3人組(以前紹介したクライベア、ラフバニー、マエムキャット)の噂を聞き、彼らに対し憧れを抱き始める。
スケアレオのコンセプトは「ギャップ萌え」。
一般的に勇敢でかっこよくて男性的なイメージのあるライオンが、実は臆病で泣き虫な女の子だったら可愛いだろうなと思い、次の動物モチーフはライオンに決めました。
つまりこれが・・・
こうなるわけです。
スケアレオの素顔も、オスのライオンをベースにしつつ魂はメスなので、男の子にも女の子にも見えるようにかわいく描きました。(今回こういうのばっかだな…)
イメージとしては、「オズの魔法使い」に登場する臆病なライオンやネコ科繋がりで「ラーメン赤猫」に登場するクリシュナちゃんに近いでしょうか。
そこから目を合わせて話すのは苦手だけど、顔を隠すと普通に話せるキャラにして、それを発展させて常に舞踏会の仮面を付けて顔を隠していて、その時はめっちゃクールでかっこいいキャラになるという設定にしました。
また、レムラムを描く際に断念した死神キャラの候補の中にライオンがあったため、死神ピエロとして描くことにしました。
しかし、死神ピエロとして描くことを決心したものの、死神とピエロという似てるようで全然違う要素をどうやって組み合わせればいいか悩みました。
死神といえば黒いローブを羽織り身の丈ほどの長さの大鎌を持ち歩いている姿を思い浮かべる方がほとんどかと思いますが、スケアレオに関してもピエロの丸い鼻をつけて、更にピエロっぽさを出すために首周りのひらひらみたいな感じの長くて大きい襟があるデザインにしました。
更にこの長い襟で口元を隠すことで、仮面と併せて自分の素顔を隠しているキャラを強調しています。(ワンピースのシャーロット・カタクリやキングオージャーのリタ・カニスカみたいな感じ)
そして素顔が晒されると急に恥ずかしくなってまともに会話できなくなるのですが、そこから発展させて(自身がオバケでピエロでありながら)オバケもピエロも大の苦手の怖がり&泣き虫キャラにしました。
首にかけているアクセサリーは当初は十字架でしたが、それだとちょっと宗教的にまずいかなと思いまして、ちょっとアレンジしました。
相手の魂を刈り取るために持ち歩いている大鎌も、目やトゲを付けて、あまりゴチャゴチャさせずシンプルにかっこよくしました。
…とまあ、こんな感じでございます。
おわりに
というわけで、私が新たに描いたオリキャラ3人について語りました。
好きな版権キャラを模写するのも楽しいですが、自分の好きなものをたくさん詰め込んだオリキャラを考えて描くのもすごくワクワクしますし自然と筆が進みます。
昔旧ツイッターで見つけたオリキャラの作り方を自分なりにアレンジして動物オバケピエロを3体描きましたが、今回紹介した新しいキャラ3体も皆可愛く描けたので満足です。
実は新しいオリキャラのアイデアが頭の中にあり、いつか彼らのイラストも描いたり、過去に書いたオリキャラの手直しをしたりしたいなと考えています。
そしてゆくゆくは動物オバケピエロキャラクターをシリーズ化しようかなと、ひそかに計画しています。(あくまでも趣味の範囲で、ですが)
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おまけ 没デザイン集
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