先週の土曜日、MOVIE大戦シリーズ最新作『仮面ライダー平成ジェネレーションズ Dr.パックマン対エグゼイド&ゴーストwithレジェンドライダー』(以下平成ジェネレーションズ)が公開されました。
私も大いなる期待を胸に劇場へと足へ運びました。
先に結論を言ってしまうと、「近年まれにみる傑作」と感じました。
熱くなる展開あり、奇跡のコラボあり、敵側も見せ場あり、そして本編の伏線ありと見どころ満載でとても見応えのある作品でした!
今回は私が気になったシーンをピックアップしつつこの作品の感想を書いてみたいと思います。
※注意※ ここから先、「平成ジェネレーションズ」のネタバレが含まれます。 まだ映画を見ていない方は閲覧しないことをおすすめします!!
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We’ re 仮面ライダー!
まず何と言っても、エグゼイドとゴーストだけでなく、歴代3大ライダー(ドライブ、鎧武、ウィザード)が凶悪な敵に立ち向かうという、スーパーヒーローイヤーのフィナーレにふさわしい超豪華な内容になっていることが挙げられます。
しかもただ共演しているだけでなく、3人は皆全員ご本人、しかも晴人と進之介は変身前の姿で活躍するという高優遇ぶり。
この2人が登場するだけで今にも大きな声をあげたくなるほど興奮しましたし、鎧武を除く4人の決め台詞つきの一斉変身は燃えました。
しかも、クライマックスでの戦闘シーンではただ戦うのではなくそれぞれのOPが流れる中でフォームチェンジを駆使しながら敵たちと闘っていたのが印象的でした。
他のライダーが客演したらたいていフォームチェンジ数は限られてしまいすべて見られないことが多いのですが、他のサブライダーも含めて主要フォームはほぼすべて見せてくれたのはすごくうれしかったです。
戦闘シーン以外にも、進之介が鎧武のことを「神様」と呼んだり、エンドロールで晴人がプレーンシュガーをほおばったりとファンならニヤリとするシーンもちらほら。
唯一鎧武だけはスケジュールが合わなかったのか紘汰としての姿を見せることはありませんでしたが、先に地下に潜ってベルトさんとドライブシステムを引っ張り出してくるというファインプレーを見せてくれました。
ここ2,3年の作品と比較しても見劣りしないくらいのバトル演出やご本人出演などのファンサービスが盛りだくさんで劇場で見ていた私も興奮&感動の嵐でした。
敵の名はPAC-MAN!?
しかし豪華なのは仮面ライダーたちだけではありません。
タイトルにもあるように、マリオやピカチュウと並び世界中で愛されているゲームキャラ「パックマン」が敵キャラとして登場したのも特筆すべきポイントです。
パックマンに白羽の矢が立ったのはエグゼイドがゲームのライダーであり、かつシリーズとは切っても切れない関係にある「バンダイナムコゲームス」のキャラであるという理由だと思います。
しかも「敵がパックマンのなんでも食べるという習性を利用してパックマンウイルスで目的の人間をあぶりだす」、「唯一パックマンに対抗できるのは天敵である(仮面ライダー)ゴーストだけ」、「パワーエサでパワーアップしたパックマンのようにタケルのゴーストの力を食べた」と、パックマンの世界観を最大限作品に生かしており、ただ縁があるからちょっと顔を出したという感じで済んでいないのがすごいです。
ゴーストとエグゼイドが、実際のゲームの迷路のような世界で巨大パックマンと闘うシーンもものすごく印象に残っています。
ネクストゲノム研究員の恐るべき計画とは何か
今作にて、5人の仮面ライダーと対峙する悪の組織が「ネクストゲノム研究所」。
「え、パックマンじゃないの?」と思ったそこのあなた、パックマンはあくまでも彼らの戦力の一部。
Dr.パックマンこと遺伝子医療の権威であった財前美智彦(ざいぜんみちひこ)率いる秘密の研究組織で、究極生命体を生み出すためにある青年を利用しバグスターの研究を進めていたが、事故で研究員全員がバグスターウイルスに感染、そのまま消滅しゲームの世界に追放されてしまった。
あれから6年経った現代、バグスターとして復活した彼らは再び計画を成就させるべく行動を開始したのだった。
このネクストゲノム研究所はリーダーである美智彦と3人の研究員(来瀬荘司、竜崎一成、武田上葉)で構成されるのですが、こいつらはとにかく強い。 今までにこんなに無双する敵がいたかってくらい強い。
人間体であるにもかかわらず変身前のタケルや永夢らを圧倒し、完膚なきまでに叩きのめした、まさに「強敵」。
サブライダーたちが最強形態に変身し、研究員たちも幻夢コーポレーションから強奪したプロトガシャットで怪人体に変身して、お互い必殺技を打ち合ってようやくまともなダメージを与えられるというあたり、その強さが分かるでしょうか。
そんな彼らは超人気パズルゲーム「ハテサテパズル」を開発した高校生プログラマー「清宮東吾」を狙っていた。
実は彼は新型のバグスターウイルスの保菌者であり、彼を究極生命体の実験体第1号に選んだ。
そしてゆくゆくは全人類を絶対に病気にならない究極生命体に変える、それがネクストゲノム研究所の計画の全貌だったのだ。
しかし「体だけでなく心も治療し患者を笑顔にする」ことを信条とする永夢は「彼らの意思を無視してでも異形の生命体に変える」彼らの計画に怒りを覚える。
5人のライダーと美智彦の変身する究極生命体「ゲノムス」が対峙した時、最後の決戦が始まる!
変身!エグゼイドが2人に!?
ゲノムスと東吾から分離した「ハテナバグスター」と闘うエグゼイドとゴースト。
しかしゲノムスはラスボスというだけあって強い。
そしてゲノムスは永夢の姿を見るや否や、「まさかあの時の高校生が、仮面ライダーになるとはな。」と意味深な言葉を投げかける。
そしてゴーストがのぞいた彼の記憶により、明かされた衝撃の真実。
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6年前の研究の実験台として利用した、バグスターウイルスに感染したある青年とは、宝生永夢のことだった。
そう、永夢は6年前の実験によって人類初のバグスターウイルス感染者となったのだ!
仮面ライダー変身に必要不可欠な適合手術を受けていないにも関わらずエグゼイドに変身できたのはこの出来事によりバグスターに対する抗体ができていたためであった。
最近ではよくある、劇場作品でテレビ本編の伏線を回収する様式ですが、テレビ本編ではどのような形でこの謎を明かしていくのか楽しみですね。
大ダメージを受け絶体絶命のピンチに追い詰められた永夢に対し、ゲノムスはマイティアクションXガシャットとプロトマイティアクションXガシャットをゲーマドライバーに挿入し自身が味わった苦しみを味わわせようとする。
その時、不思議なことが起こった
2つのガシャットが合体し、マイティブラザーズXX(ダブルエックス)ガシャットが誕生したのだった!
このガシャットを使った次の瞬間、「仮面ライダーエグゼイド ダブルアクションゲーマー レベルXX」に変身した。
この新フォーム、「ブラザーズ」とつくだけあって2人組で、見事なコンビネーションでゲノムスを追い詰める。
その上、変身中は永夢はクールで無表情な性格に変わり、しかも変身した時のことを全く覚えていない。 ドラゴナイトとはまた別のリスクがありそうなガシャットですね。
なにはともあれ、新たに獲得した新フォームの力でゲノムスの野望を打ち砕き、また1つ仮面ライダーたちが人類の平和を守ったのであった。
おわりに
今回見た平成ジェネレーションズの感想ですが、見どころ満載で最初から最後まで全く同じテンションで見ることができました。
前作「ジェネシス」が個人的に「悪くない」くらいの出来だったので、なおさら平成ジェネレーションズが神作のように感じました。
特に歴代5ライダーに関しては一斉変身シーンを披露し、フォームチェンジを披露し、OPも流してファンの熱くなるツボを分かっている映画だと思いました。
他にもパックマンも原作(?)通りで、しかも敵サイドもライダーに負けず劣らずの強敵でこちらも見応えがありました。
他にも新フォームの先行登場や迫力満点の生身での殺陣アクションなどここでは書ききれないくらい見どころがいっぱいで、できることならDVDをレンタルして何回でも見たくなるくらい面白い映画でした!
春映画でも本作に負けず劣らずのスーパーヒーロー大戦を展開するらしいのでこちらも名作になるといいですね。
本日はここまで!
See you Next game ...?
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5人の仮面ライダーの活躍によりDr.パックマン一味の野望は打ち砕かれ、一件落着に終わった。 しかし…
密かに檀黎斗とパラドは今回の戦闘から新たなるデータを回収しており、このデータをもとに新たなるパズルゲームの開発に成功していた。
そして社長室のスクリーンには「Perfect Puzzle」(パーフェクトパズル)の文字が…。
これはいずれテレビ本編に登場するであろう新たなライダーガシャットなのか、それとも新ライダー登場の伏線なのか、新たな謎を抱えながら戦いの舞台はいよいよ2017年へ!