どうも、シュガーラッシュを見てテンションあがりまくりのカメさんです。
作品は初見なのですが、実在するゲームのオマージュや緻密に作りこまれてストーリーがとても魅力的だったので近いうちに感想記事も書きたいと思います。
というわけで今回のテーマですが、『仮面ライダーゴースト』の英雄アイコンのうち、本編に登場しない玩具限定の眼魂とそのモチーフとなった偉人を解説したいと思います。
一休宗純
カイガン! 一休! 迫るピンチ!冴えるとんち!
まずは一休ゴーストアイコンから。
てれびくん2016年2月号付録で、ハイパーバトルDVDにのみ登場したオリジナルの眼魂で、見る角度によって絵柄が変化するという斬新なのか面倒なのかよく分からない仕様がある。
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「この橋渡るべからず」や「虎の屏風」などのとんち話で有名な偉人であるが、これらの話は後世で作られた創作で、史実とは異なる。
実際の一休さんは、奇行が多いことで知られ、悟りを開いた証である「印可」を破り捨てるわ、喜寿(77歳)を迎える頃には女性と同棲するやらもはや破戒僧と呼ばれても差し支えない所業。
「戒律を守らない方が人間らしい」、「(木刀を腰に差しながら)この世の人間は木刀のようになってしまった」といった迷言を残しています。
もしかすると、一休は当時の僧や人々に自分なりの方法で異を唱えようとしていて、その斬新な発想が我々の知るとんち話につながったのかもしれませんね。(あくまでも私カメさんの見解です)
ピタゴラス
カイガン! ピタゴラス! 三角の定理!俺の言う通り!
続いてはピタゴラスゴーストアイコン。
幼稚園3月号付録で、一休と同じくハイパーバトルDVDに登場したアイコン。 こちらはスペクター専用の眼魂。
「直角三角形の斜辺をa、その他の2辺をb、cとした時、aの2乗はbの2乗とcの2乗の和に等しい」という三平方の定理を発見したことでも有名な偉人「ピタゴラス」は古代ギリシャの哲学者で、他にも「ピタゴラス音律の発見」、「万物のアルケー(根源)は数字にある」という説を唱えたりもしました。
数学という観点で言うと、無理数(2つの整数の比で表せない数字のこと)の存在を否定しており、無理数を口外した友人を溺死させたこともあるそうです。
ちなみにピタゴラス自身が著した文書は1つもなく、全て弟子や研究者が書いたものとされています。
カメハメハ大王
カイガン! カメハメハ! ハワイ!ワイワイ! 治めたい!
続いてはカメハメハゴーストアイコンについて解説します。
このゴーストアイコンは東映ヒーローワールド限定で販売されているゴーストアイコンで、人気商品故に品切れ状態が続いていましたが、5月30日に再入荷される予定なのでこの機会にぜひゲットしてください。
カメハメハ大王は、童謡『南の島のハメハメハ大王』でもおなじみのハワイの王様で、正確には「カメハメハ一世」(文献によっては「ハメハメハ」と明記される)と言います。
1810年にハワイ諸島を統一し初代大王となりました。
優れた外交の才能を持っていたとされ、アメリカなどの西洋諸国と友好な関係を保ち、ハワイ王国の独立を守ったそうです。
ちなみに、歌に出てくる「ハメハメハ」は、カメハメハ一世の友だちという設定らしいです。
サンタクロース
カイガン! サンタクロース! ジングルベル!星降る!聖なる夜!
どんどん行きましょう。 続いてはサンタクロースゴーストアイコンです。
サンタクロースというだけあって、クリスマスのキャラデコのみに付属する特別な眼魂。
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子どもたちに大人気のサンタクロースですが、そのモデルなった人物は小アジア(現在のトルコあたり)のミュラの司教であった聖ニコラスだと言われています。
聖ニコラスは困っている人を放っておけない人物で、自分の持っているものを惜しみなく与える優しい人物で、彼の慈悲にあふれた行動が、現在のサンタクロース像を生み出したとされています。
ニコラスの近所に住む貧しい家族のために、煙突から金貨を投げ入れ、それが暖炉のそばにかけてあった靴下に入ったという逸話から、サンタクロースは煙突から入り靴下にプレゼントを入れるという習慣が生まれました。
そして時は経ち1800年代、アメリカの風刺漫画家トマス・ナストは、ニコラスが司教の儀式の際に来ていた真っ赤な服をベースにした服を着て、おもちゃの袋を抱えた、真っ白な髭を生やした太ったおじいさんという、現在よく知られた姿のサンタクロースを生み出しました。
トマスが考案したサンタクロースは、1931年、コカ・コーラ社がキャンペーン広告のキャラクターとして採用したことで、知名度を上げました。
ガリレオ・ガリレイ
カイガン! ガリレオ! 天体!知りたい! 星いっぱい!
続いてはガリレオゴーストアイコン。
このゴーストアイコンは『仮面ライダーバトル ガンバライジング』での抽選イベント(現在は終了)でのみもらえる超レアな眼魂。
現在はアマゾンでゲットするぐらいしか方法がありません。
ガリレオが成し遂げた偉業の中で、一番有名なのはやはり「地動説」の証明ではないでしょうか。
当時はアリストテレスの提唱した「地球を中心に太陽系の惑星が回っている」という天動説が有力で、ほぼそれが一般常識のように扱われていました。
しかしガリレオは、木星の周りを回る4つの衛星から、「地球ではなく太陽を中心に惑星が回っている」というコペルニクスの地動説が正しいことを証明しました。
しかし、デタラメを言ったとして宗教裁判にかけられ、ローマ法皇により地動説の撤回を命じられます。
その際につぶやいた「それでも地球は回る」という言葉はあまりにも有名。
その他にも太陽の黒点や土星の輪っか、それから「振り子の等時性」(振り子の振れ幅の大きさに関係なく、1周するまでの時間は同じ)や「落体の法則」(物体の重さに関係なく、落下速度は常に同じ)といった様々な物理法則を発見しました。
石ノ森章太郎
カイガン! 石ノ森! ペンと紙! 創造の神!
いよいよ最後となりました。 最後の眼魂は石ノ森ゴーストアイコン。
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この眼魂は、4月21より渋谷パルコで開催されている「KAMEN RIDER 45th EXHIBITION SHOP」というイベント限定でゲットできる、ある意味ガリレオ眼魂よりもレアな眼魂。
石ノ森章太郎先生と言えば、ご存知仮面ライダー生みの親である萬画家(※誤字ではありません)。
本名は小野寺章太郎で、ペンネームは出身地である宮城県登米郡石森町(現・米市中田町石森)からとっています。
仮面ライダーの他にも、サイボーグ009、がんばれ!!ロボコン、イナズマン、美少女戦士ポワトリン、秘密戦隊ゴレンジャーなど、今もなお多くの人に愛されるヒーローたちを生み出しました。
ちなみに石ノ森先生は「漫画」ではなく「萬画」という表現を使っており、これは「まんがは面白いだけでなく様々な表現ができる」という考えから先生が考案した新しい呼び名。
多くの漫画を描いたことから「漫画の王様」、「漫画の帝王」と呼ばれ、2008年には「1人の著者が描いた漫画のコミックス出版作品数の世界最多記録」としてギネス世界記録に登録されました。
以上、テレビ本編には登場しない特別な眼魂とその元ネタになった偉人についてかなりざっくりですが紹介しました。
ここで改めて言うのもなんですが、歴史上の偉人や英雄を『仮面ライダーゴースト』のモチーフに採用したことで、いろいろな英雄のことが勉強できる機会が増えたのではないかと思いました。
本日も最後までご覧いただきありがとうございました!
次回もバッチリミロー!
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