先週金曜日に発売されたワンピース83巻。
私も土曜日になって思い出し、その翌日に近所のコンビニに買いに行きました。
というわけでワンピース83巻を読んでみた感想を書いてみたいと思います。
ビッグ・マム海賊団
今回の見どころはなんといっても、四皇の一角を担う「ビッグ・マム海賊団」が本格的に登場したところでしょう。
ビッグ・マムの名の通り、シャーロット・リンリンは娘39人、息子46人、夫43人を持つ129人家族。(孫もいるため実際はそれ以上)
しかもそのほとんどが海賊団のクルーというから驚きです。
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ワンピースの世界らしくクルーも変人曲者ぞろいで、夫への愛を貫く者や某チョコレート工場のオーナーみたいな外見の男、強固なクラッカーの鎧を常に身にまとっている者など多種多様。
そして甘いお菓子が好きなビッグ・マムらしくお菓子に関する外見や能力を持つものが多いという特徴もあります。
やはり海賊団の個性が現れていると言えますが、同時にネタ切れ感がする気も…
革命軍ではありませんがなかなかキャラクターが濃い人ばかりですが、これからのストーリーでどんな息子娘が登場するのか今から楽しみです。
あの人もビッグ・マムの娘だった!?
83巻では、ファンが気になっていた「あの謎」がついに明らかになりました!
みなさん、スリラーバーク編で登場した「求婚のローラ」を覚えてらっしゃるでしょうか?
目に入った男性にプロポーズしては4446回も破談したあの人です。
今回、ローラがビッグ・マムの娘の1人だということが確定しました!
この件については、魚人島編にてビッグ・マムが初登場した時、「彼女がローラの母親なのではないか?」という仮説を多くのファンが立てたようですが、今回それが見事に的中したというわけですね。
そしてローラが別れ際にナミゾウに渡したビブルカードが重要な役割を果たすことになります。(後述)
サンジの過去
で、肝心のサンジ君なのですが、彼は国土を持たない海の上の国「ジェルマ王国」へと連れていかれていました。
ここでサンジたち兄弟の父親「ヴィンスモーク・ジャッジ」が初登場したほか、ヴィンスモーク家にいたころのサンジの過去が語られました。
ヴィンスモーク家の4兄弟(イチジ、ニジ、サンジ、ヨンジ)は実は同じ日に生まれた四つ子。
しかし現実でもそうであるように、誕生日が同じであるにも関わらず成長の速度にはバラツキがあり特にサンジはほかの3人と身体能力が大幅に劣る「落ちこぼれ」だったようです。
そのために父親から見捨てられ、兄弟たちにいじめられるつらい過去を過ごす。
それから何らかの航路を通って東の海へとやってきて、ゼフと共にバラティエを経営し、麦わらの一味のクルーとなり現在に至るというわけですね。
こういった暗い過去を持つためサンジはヴィンスモークの連中を家族とは微塵も思っておらず、結婚する気も毛頭ない。
83巻の描写を見る限りではジャッジはサンジを早々に切り捨てておきながら息子呼ばわりしたり、平気で兵士を盾にする最低な男ですが、ジェルマに帰還したイチジやニジも救いようのないクズの可能性も無きにもあらず…かもしれません。(ワンピでは1つのストーリーに付き1人くらいのペースで極悪人登場してるし)
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ルフィチーム それぞれの動き
前巻82巻は謎の解明がメインだったのに対し、今回はホールケーキアイランドでの冒険がメインでした。
ここで、麦わらチームの動向を簡単ですがまとめてみたいと思います。
ルフィ
ルフィ、ナミ、チョッパー、キャロットの4人はサンジとプリン(ともに偽物)を追って誘惑の森の中に。
その道中でブリュレのミラミラの実の能力とホーミーズの暗躍により仲間とはぐれてしまう。
何とかナミとは合流することができたが、ここでビッグ・マム海賊団のスイート三将星の一角を担うクラッカーと闘うことに。
ビスビスの実の能力で次々と生み出される強固なビスケット兵を前に、ルフィはどう戦う?
ナミ
誘惑の森にてルフィと合流したナミたちだったが、そのルフィはブリュレが化けた偽物で、一転してピンチに立たされてしまう。
チョッパーが時間を稼いだことでどうにか逃げだすことができ、本物のルフィと合流。
ここ出会った謎の大男「パウンド」がビッグ・マムの元夫で、彼の口からスリラーバークで友情を結んだ求婚のローラがビッグ・マムの娘の1人だと語られる。
別れ際にローラからもらったビブルカードは、ママの強いソウルを発しており、ホーミーズたちを寄せ付けないことを知ったナミは、パウンドと共に誘惑の森の脱出を目指す。
キャロット&チョッパー
ブリュレの能力により鏡の中の世界「鏡世界」(ミロワールド)に閉じ込められたキャロットとチョッパー。
ブリュレは鏡の中を通り自在に移動することができ、鏡世界の鏡はホールケーキアイランド中の鏡に通じているため、能力を逆手にとって脱出を計画するかわいい動物2人組。 果たしてうまくいくのか?
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ペドロ&ブルック
かつてビッグ・マムの縄張りに乗り込んだことのあるペドロはブルックと共にシャークサブマージ号に乗り込み、ホールケーキアイランドに乗り込む。
しかし街中でプリンが取り巻きにつかまって身動きができないこと、ルフィたちの潜入はすでにばれていることを知り内心テンパる。
どうにかビスケット兵の体内に忍び込み、城内に格納されるタイミングで潜入しようと試みる。
ペコムズ
ショコラタウンで船に乗り込んだときには彼の姿はなく、壁に「ひきかえせ」と彫られていた。
そして一味を裏切ったとしてベッジに射殺され、そのまま海へ転落した。 その後の生死は不明だが、まあ十中八九生きてるでしょうw
83巻でついにルフィチームはホールケーキアイランドに上陸し、サンジ奪還作戦を展開するもすでに彼らの動向は筒抜けでママの息子や娘たちがルフィたちに襲い掛かる。
そしてヴィンスモークの息子たちが全員集結し、結婚式は時間の問題。 果たして間に合うのか?
まだ見ぬビッグマムの子供たちもたくさんいるようなので、これからのストーリーで登場するのが非常に楽しみです!
82巻の感想はこちらから