みなさん、魔進戦隊キラメイジャーを楽しく見ていますでしょうか?
ラストが近い仮面ライダーゼロワンは暗い展開の連続ですが、キラメイジャーは毎回明るい展開が多めなのでうまくバランスが取れているような印象です。
さて今回は、そんなキラメイジャーに登場する邪面師のまとめです。
このブログでは恒例になりつつある戦隊怪人まとめですが、本作は等身大怪人の邪面師と巨大怪人の邪面獣に分けられており、両方1つの記事にまとめるとどうしても長くなってしまうため、邪面師と邪面獣で別々のまとめ記事を作成して投稿する予定でございます。 邪面獣まとめPart 1も投稿予定なのでお楽しみに。
というわけで邪面師まとめPart 1は、キラメイシルバー登場前のエピソード11までの邪面師をまとめます。
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- 邪面師とは?
- ラグビー邪面
- マンリキ邪面
- ネアンデルタールジン邪面
- ジョイスティック邪面
- デジタルカメラ邪面
- フリーザー邪面
- オーブン邪面
- ヒャクニンイッシュ邪面
- ミュージック邪面
- リセットボタン邪面
邪面師とは?
ヨドン軍の戦闘員であるベチャットが、大幹部クランチュラが地球の文化や文明から生み出した邪面を被ることで誕生する等身大怪人。
クランチュラ直属の部下で、ベチャットの中でも選りすぐりのエリートだけが邪面師に昇格することができる。
ヨドン軍の巨大戦力である邪面獣を召喚するための侵略ゲートを開くために、個々の特殊能力を活かして地球を汚すことで闇エナジーを回収する役目を持つ。
また邪面師の中には皇帝ヨドンと闇の保険を交わした個体もおり、万が一闇エナジーが貯まりきる前に倒されたとしてもノルマの2割が補填される。
デカレンジャーのアリエナイザーやゴーバスターズのメタロイドと似た設定で、場合によっては邪面獣と同時に戦闘を行うことも。
様々なものがモチーフの仮面を被っている点ではゴレンジャーの仮面怪人に似ているが、邪面獣共々まず怪人のモチーフに選ばれないであろうものが多く、クランチュラの守備範囲の広さが窺い知れる。
ラグビー邪面
クランチュラが「ラグビー」をモチーフにした邪面をベチャットに被せることで誕生した邪面師。
邪面獣ラガーリガニーを召喚するための闇エナジーを集めるため、ベチャットとチームを組み、地球人を無理やり相手を選んでスクラムを組ませる「地獄ラグビー作戦」を進める。
自慢の俊足でラグビーボール型爆弾をトライすることで周囲を爆発させることができす。
こう見えて武器の所持は認めない正々堂々な性格。 どこぞのデーボモンスターとは大違いである。
キラメイジャーとの1度目の戦いでは自慢の脚力でキラメイジャーを圧倒し、遊園地を破壊しまくって逃亡。
2度目はスペシャル爆弾で発電所を破壊しようとするも、瀬奈の俊足には敵わず爆弾を奪われ、自分の顔面に逆トライを決められて倒された。
キラメイジャーには敗れたが、あらかじめ闇の保険に入っていたため闇エナジーが補填され、邪面獣ラガーリガニーの召喚に利用された。
ちなみにモチーフとなったラグビーとは、楕円形のボールを奪い合い、得点を競うイングランド生まれの球技。
15人制と7人制の2つがあり、8人(7人制の場合は3人)1組でぶつかり合うスクラムはラグビーの代名詞。
2016年のリオデジャネイロオリンピックで公式種目に認定され、2021年の東京オリンピックでも実施される予定。
マンリキ邪面
- 邪面のモチーフ:万力
- 作戦名:万力で人間の頭を挟んで苦しめる作戦
- 声優:井口祐一さん
クランチュラが「万力」をモチーフにした邪面をかぶせることで誕生した邪面師。
「マンリキパワー」により万力を生み出し、それを人間の頭に被せる能力を持ち、頭のアタマンリキのハンドルを回転させることで頭を締め付けて苦しめることができる。
自身の能力を活かして、邪面獣マンリキシェルガを召喚するゲートを開くのに必要な闇エナジーを集めることを使命とする。
頭にはまった万力は無理やり引っ張ろうが破壊しようがぜったいに外れないが、相手にハンドルを操作されると解除されてしまう。
ハンドル部分は取り外し可能で、打撃武器としても使用可能。
また、時雨の頭にはまった万力はこのハンドルが無いと外れない特殊仕様となっている。
ちなみにモチーフとなった万力とは、材料を挟んで、ハンドルで締めて固定する工具のこと。 バイスとも言う。
一般的に万力と言えば、作業台に取り付けられている横万力を指す。 工場や学校の技術室でよく見かけるアレである。
ネアンデルタールジン邪面
- 邪面のモチーフ:ネアンデルタール人
- 作戦名:不明
- 声優:なし
クランチュラが「ネアンデルタール人」をモチーフにした邪面をベチャットに被せることで誕生した邪面師。
ネアンデルタールの力を呼び起こすことで地球を汚染する能力を持つらしいが、本編開始時にはすでにキラメイジャーに倒されたため詳細は不明。
回想シーンでも首から下しか写っておらず、邪面のデザインも不明。 邪面はご想像にお任せします。
ちなみにモチーフとなったネアンデルタール人とは、20万年前~4万年前に存在していたとされる原始人で、旧人に分類される。
主にヨーロッパや中央アジアに生息していたとされ、打製石器や火の使用を行っていたとされる。
また冒頭で為朝が言っていたように、ドイツのデュッセルドルフ郊外にあるネアンデル谷で化石が発見されたことからこの名がつけられた。
ジョイスティック邪面
クランチュラが「ジョイスティック」をモチーフにした邪面をベチャットに被せることで誕生した邪面師。
ジョイスティックをそのまま頭に付けたような外見をしており、右側の3つのボタンが目のように見える。
人間や機械をターゲットロックし、邪面についているスティックで自由自在に操る能力を持つ。
この能力で人間社会を混乱に陥れることで闇エナジーを集め、邪面獣キャッチャーリガニーを召喚することを使命とする。
更に邪面は特殊超合金でできており、キラメイバレットを弾き返すほどの硬度を誇る。
ちなみにこのスティックは、それこそジョイスティックよろしく第3者が自由自在に動かすこともできる。
ちなみにモチーフとなったジョイスティックとは、スティック入力で操作することができる機器の総称で、ゲームのコントローラーを指す場合がほとんど。 飛行機などの操縦桿もジョイスティックの1種である。
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デジタルカメラ邪面
クランチュラが「デジタルカメラ」をモチーフにした邪面を被せることで誕生した邪面師。
邪面はさながら不気味な顔の浮かぶ青いデジタルカメラといった感じで、シャッターを押して撮影した人間を別の場所に転送する能力を持つ。
さらに邪面は360度回転させることができ、死角にいる相手もばっちり写真に収めることが可能。
この能力を利用して邪面獣クラウドヒルドンの体内に転送し、生体エネルギーを闇エナジーに変換して吸収することで成長させることを使命とする。
戦闘中のアクシデントで小夜が記憶喪失になったことも手伝ってキラメイジャーメンバーも次々と転送することに成功するも、充瑠の言葉で奮起した小夜ちゃんが操るヘリコによりクラウドヒルドンは地上に叩き落され、その下敷きになって爆死するという哀れな最期を遂げた。
ちなみにモチーフになったデジタルカメラとは、液晶画面のついた高性能のカメラのこと。
撮影した写真・動画の閲覧や、SDカードを利用しての転送やコピーなども行うことができるが、スマホの普及によりそれらも過去のものとなりつつある。
カメラをモチーフにした戦隊怪人は数多く登場しているが、デジタルカメラをモチーフにしたのは初めて。
フリーザー邪面
クランチュラが「フリーザー(冷蔵庫)」をモチーフにした邪面をベチャットに被せることで誕生した邪面師。
邪面から吐き出す、ビルすらも凍結させる強烈な冷気を武器としている。 戦闘の際はベチャットが使っているものと同じヌマデを使用する。
強大な力を持つ邪面獣「レーネツダガメス」を召喚するための大量の闇エナジーを集めるべく、兄オーブン邪面と共に出撃した。
が、兄弟仲は悪く事あるごとにいがみ合ったり、戦闘中のコンビネーションも最悪である。
初戦の後、弟であるという理由でないがしろにされたという似たような境遇を経験したガルザから労いの言葉をかけられ、ヨドンヘイムでは貴重な栄養ドリンク「ウスギタゴールド」を与えられる。
ウスギタゴールドを飲んだフリーザー邪面は大幅にパワーアップし、単独でキラメイジャーを圧倒し勝利の栄光も邪面獣も俺のものだと豪語する。
しかしウスギタゴールドは多量摂取すると体が崩壊するという副作用があり、裏でオーブン邪面と手を組んでいたガルザは、この副作用を知りながらフリーザー邪面に与えて苦しめ、闇エナジーを大量に収集するための作戦だった。
彼らにまんまと利用されてしまったフリーザー邪面は大ダメージを受け、「兄弟でも弱い捨て駒になるべき」と一刀両断され死亡した。
フリーザー邪面が倒されたことで闇エナジーが大量に放出され、闇の保険による補填分と合わせて邪面獣レーネツダガメスを召喚することに成功した。
ちなみにモチーフとなったフリーザー(冷蔵庫)とは、冷気で食品などを長期保存する製品。
日本では1930年代に東芝が電気式冷蔵庫を開発し、かつては一般家庭では手の届かない高級家電ということで、洗濯機や白黒テレビと並んで「三種の神器」と呼ばれたこともある。
オーブン邪面
- 邪面のモチーフ:オーブン
- 作戦名:地獄ロースト作戦
- 声優:うえだゆうじさん
クランチュラが「オーブン」をモチーフにした邪面をベチャットに被せることで誕生した邪面師。
弟のフリーザー邪面とは逆に炎を操る能力を持ち、敵を芯までこんがり丸焼きにする「ウェルダンバースト」が必殺技。
フリーザー邪面と共に、邪面獣レーネツダガメス召喚のために必要な闇エナジーを集めるべく地球に降臨したものの、兄弟仲が悪かったせいでコンビネーションは最悪。 キラメイレッドを倒すチャンスがあったにも関わらずそれを台無しにしていた。
撤退後は裏でガルザと手を組み、フリーザー邪面を罠にはめることで大量の闇エナジーの収集に成功、邪面獣レーネツダガメスを召喚した。
キラメイジンをあと一歩で倒すというところでレーネツダガメスがエネルギー切れで動けなくなったため、レッドのいない4人のキラメイジャーを倒すため再び出陣。
闇エナジーが貯まりレーネツダガメスが再び目覚めたことで追い詰めるも、魔進エキスプレスと共に復活したキラメイレッドが加わったことで形勢逆転し、5人のコンビネーションで倒された。
ちなみにモチーフとなったオーブンとは、熱した空気や赤外線で食品を加熱する調理器具を指す。 日本語では「天火」と表記される。
最も古いものは紀元前3,200年、インダス文明の集落で粘土と煉瓦家屋のオーブンが使用された記録が残されており、古代ギリシャでは正面から出し入れするパン焼きオーブンが初めて使われたと言われている。
ヒャクニンイッシュ邪面
クランチュラが「百人一首」をモチーフにした邪面をベチャットに被せることで誕生した邪面師。
邪面は円柱状の畳に百人一首の取り札が張り付いたデザインで、中央に一つ目がある。
人間の顔に百人一首の札を張り付け、上の句を読み終える前に札を取らせ、取れなかったりお手つきしたら札が爆発する「地獄百人一首作戦」を展開、邪面獣ヘイアンキョウバスラを召喚するための闇エナジーを集めることを使命とする。
また、ヨドン軍の者しか知らない「ヨドン百人一首」も用意し、取れなかったものは札に変えられ邪面に貼りつけられる。
戦闘の際は、百人一首の札を投げつける「ヒャクニンイッ手裏剣」で攻撃する。 枚数も律義に(?)丁度100枚である。
キラメイジャーとの戦闘では、かつて瀬名と争ったかるたクイーンの村雨真木埜と共にヨドン百人一首で勝負(ちなみに札を読むのはガルザ)するが、読み札の内容を知らないため圧倒され、札にされてしまう。
瀬奈も同じように打ち負かそうとするが、ヒャクニンイッシュ邪面の札を取ろうとする手の動きに瞬時に反応して札を取るという神業で見事勝ち抜いた。
ちなみにモチーフとなった百人一首とは、百人の歌人の和歌を1人1首ずつ綴ったもの。
平安末期に活躍した歌人藤原定家が、宇都宮頼綱の依頼で天智天皇から順徳院までの優れた歌人から一人一首ずつ選んで完成させた。
競技かるたの題材として使われることでもおなじみで、「ちはやふる」や「うた恋い。」など百人一首をモチーフにした作品も多くある。
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ミュージック邪面
- 邪面のモチーフ:音楽
- 作戦名:地獄ライブ作戦
- 声優:松田健一郎さん
クランチュラが「ミュージック(音楽)」をモチーフにした邪面をベチャットに被せることで誕生した邪面師。
邪面は、マイクの先端に赤いト音記号が重なったような形状。
人間に取りつき、その人間の歌を聞いた者の心臓にヨドンチケットを埋め込み操る能力を持つ。 ただしマブシーナは皮膚が石のように硬いためチケットは埋め込まれずはじかれた。
時雨に一方的な恋心を抱き追っかけまわしているネットアイドルの小寺良世にプロデューサー兼マネージャーと称して接触し、彼女を都市伝説的なネットアイドル「ヨドミヒメ」としてライブ映像を配信することでより多くの人間にチケットを埋め込み、支配下に置いた人間をステージに集めることで闇エナジーを集め、邪面獣ステージシェルガを覚醒させることを使命とする。
彼女におんぶしてもらう形で取りつくことでチケットを送るほか、事実上彼女を人質にしている形になっているため迂闊に攻撃することもできない。
作中では動画を見た充瑠、為朝、瀬奈を含めた多くの人をライブ会場に集めようとするが、マブシーナの体内に入らなかったチケットを解析されたために居場所を突き止められる
良世を盾にすることで優位に進めるも、キラメイブルーの「キラメンタルの斬撃を、良世に当たる部分だけ消し、ミュージック邪面だけを斬る」というトリックに敗北。
最期は自ら闇の保険により自身の闇エナジーを捧げ、これによりステージシェルガが目覚めた。
リセットボタン邪面
- 邪面のモチーフ:リセットボタン
- 作戦名:リベンジ地獄作戦
- 声優:浜添伸也さん
クランチュラが「リセットボタン」をモチーフにした邪面をベチャットに被せることで誕生した邪面師。
地球儀に無限大マーク、その両端に2つの顔(向かって右のほうはひび割れている)が付いた、一見するとリセットボタンがモチーフには見えないデザインの邪面が特徴。
最大の特徴は側面に付いているリセットボタンで、これを押すことで時間を巻き戻すことができる。
またリセットボタンを押した者の記憶や経験はそのまま引き継がれるため、倒されそうになった瞬間にボタンを押して時間を戻し、何度も戦うことで学習して強くなることができる。
またボタン本体は取り外し可能で攻撃するなどして衝撃を与えても発動するため破壊することができず、実質不死身ともいえるある意味最強の邪面師。
この能力で敗北しても何度も何度も時間を巻き戻すことで、ハッシャボタンリガニーを召喚するための闇エナジーを集めると同時にキラメイジャーを撃破する「地獄リベンジ作戦」を展開した。
キラメイジャーとの戦闘の際は、このカラクリを見破られないために初対面のふりをしている。
しかしキラメイイエローが戦闘中に偶然ボタンを押したことで為朝も記憶を残したまま時間を戻される無限ループに巻き込まれることに。
為朝は無限ループの中でリセットのカラクリを見破り、充瑠からの励ましを受けたことで奮起、敢えてリセットボタンを攻撃しまくることで、学習する隙を与える前に巻き戻す作戦を決行。
リセットボタン邪面も盾を構えたりベチャットを呼んだりして対抗するも、イエローの神ってるシューティングテクとショベローとの連携で圧倒された。
無意味なリセットを繰り返したことで精神的に疲弊したリセットボタン邪面は、リセットボタンをイエローに献上し敗北を認めた。
その後ガルザにヨドンヘイムをやめることを宣言するも、弱者を嫌う彼がそんなことを許すわけがなく、剣で一刀両断され処刑された。
倒された後、精神的疲弊により蓄積した闇エナジーが解放され、闇の保険の補填分と合わせてハッシャボタンリガニーの召喚に利用された。
ちなみにモチーフとなったリセットボタンとは、どんなに不利な状況でも押すだけでなかったことにできるゲーム機のチート機能。
一昔前のゲーム機にはおなじみの機能であったが、最近のゲームはオートセーブが当たり前となり、ホーム画面がデフォとなったためリセットボタン自体が廃止されている。
ソーシャルゲームでは、性能がいいものが出るまで最初のガシャとアプリのアンインストールからの再インストールを繰り返すリセットマラソン(リセマラ)を行うプレイヤーも多い。
Part 2に続く!