ぼちカメさんの特撮・アニメ・ゲームを語るブログ

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メリーポピンズリターンズ ネタバレあり感想

 

 

 

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先週は三連休ということで、仮面ライダージオウのライドウォッチを探すついでに映画を見に行きました。

 

その映画というのが「メリーポピンズリターンズ」。 シンデレラや美女と野獣などに続くディズニー実写化シリーズで、メリーポピンズは人気作品の1つなので楽しみにしながら映画館に足を運びました。

 

今回はメリーポピンズリターンズを見た感想を書いていきたいと思います。

 

 

いつもの感想記事と比べてネタバレ要素は少なめですが、一応閲覧する際は要注意。

 

 

 

 

 

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 音楽という名の魔法

 

まずメリーポピンズと言えば忘れちゃいけないのが素晴らしいミュージカルシーン

 

本作は1964年に公開された「メリーポピンズ」の続編ということで新しい音楽がたくさん流れ、まるで魔法のような映画の世界観を盛り上げてくれました。

 

街灯点灯夫でメリーポピンズの古い知り合いであるジェームズの歌う「(Underneath the)Lovely London Sky」(愛しのロンドンの空)が冒頭で流れた時点で私はすでに映画の世界観に釘付けで、開始5分で物語にのめりこんでしまいました。

 

 

もちろん他の曲も、まるで今目の前で起こっているかのような不思議な世界観も相まって、陽気で幸せになる素晴らしい曲ばかりで、見終わったら真っ先にサントラが欲しいと思いましたw

 

 

中でも一番好きなのは実写からいきなりアニメの世界に入るロイヤルドルトンの器のシーン。

実写とアニメの融合、これこそまさにメリーポピンズって感じでした。 あのペンギンダンサーズも現代風にリメイクされて健在です。

 

スタッフ曰くアニメパートはCGではなく全部手描きだというから驚き。 演じる人も何もないところでそこにいるつもりで歌ったり踊ったりしなきゃいけないので大変だったと思います。

 

ここ最近は専らCGアニメのディズニーが、このワンシーンだけとはいえ2Dアニメーションの世界を描いてくれるなんて…本当に感動しました。

 

正直このアニメパート、そしてジェームズとメリーポピンズが歌う「Cover Is Not A Book」(本は表紙じゃ分からない)はメリーポピンズリターンズのなかで好きなシーンダントツ1位に入るシーンですね。 できることならこのシーンだけ百回リピートで見たいですw

 

 

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大事なことは全部メリーポピンズが教えてくれた

 

しかしメリーポピンズの魔法はただ美しく素晴らしいだけでなく、人生を生きる上で大事なことを教えてくれます。 例を挙げると…

 

 

  • たとえ不可能なことでも可能になる
  • 想像力を持つことを忘れない
  • 本は表紙よりも内容が大事なように、人は外見よりも中身が大事
  • 霧の中で迷ったときは、希望の明かりを探そう
  • 物事の見方を変えれば、新しい何かが見えてくる
  • 大事なものが目の前からいなくなっても、今そこにいないだけで永遠に消えてなくなるわけじゃない

 

 

そしてこの彼女の教えはあのバンクス家の子供たちを変え、果ては絶望の未来さえも変えたのでした。

 

 

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舞台は世界恐慌真っただ中のロンドン。 幼いころメリーポピンズと魔法のような日々を過ごしたマイケル・バンクスと双子の姉ジェーン・バンクスは大人になり、共に3人の子供たちを育てていた。

 

しかし妻に先立たれ、借金の返済が遅れ、祖父が遺した株券を見つけて借金を返せなければ住み慣れた我が家を追い出されるまで追い詰められていた。

 

そんな切迫した状況の中、マイケルの思い出の凧に乗って、あの魔法使いが空から舞い降りてきたのだった。

 

 

そう、メリーポピンズがマイケル・ジェーン兄姉は子供の時以来再会したのだった。

 

 

奇跡の再会を果たしたメリーポピンズは、いつもの上から目線の口調で子供たちの教育係をすると言い出す。

 

子どもたちはもう自分たちだけで何とかできると乗り気ではなかったが、メリーポピンズとの魔法のような日々を通して少しずつ想像力や子供らしさを取り戻していき、彼女の教えはいつしかバンクス家の絶望さえも希望に変えていきました。

 

 

メリーポピンズは魔法の世界へ子どもたちを誘う中で、大事なことを教えるという教育係の役割を全うしていたんですね。

 

そして本当の意味で成長した子供たちの思いは、借金のせいで人生を楽しむ余裕がなくなっていたマイケルの心さえも変えました。

 

子どもたちの教育係としてやってきたメリーポピンズでしたが、本当は昔のあの頃と同じくマイケルとジェーンの教育も兼ねてやって来たのかもしれませんね。

 

 

 

 

 

散りばめられたオマージュ

 

1964年に公開されたメリーポピンズの続編として公開されたメリーポピンズリターンズですが、少数ながらオマージュというか、前作を意識したかのようなシーンもあるのも印象に残っています。

 

いくつか例を挙げると、凧を上げるシーンがあったり、バンクス家を助けるといったドースJr.の甥である銀行の頭取ウィリアム・ウェザーオール・ウィルキンスがオオカミもとい悪者だったり、BGMとしてですが前作の曲(2ペンスを鳩に、凧をあげよう)が使われていたりetc.

 

中でも一番印象に残っていたのが最後の2ペンスのところ

 

 

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まだ子供だったマイケルが鳩のために使おうとしていた2ペンスを銀行に預けたのですが、あの後利息が膨れ上がり借金を返済できるまでに増えていたのでした。

まさかこどもの時のあの2ペンスが家族を救うことになるなんて、バンクス家も私たちも予想だにしていなかったことだと思います。 これは前作を見た人ほど感動するシーンと言えます。

 

続編なので前作の曲とかシーンとかはほとんどありませんが、こういうファンならニヤリとするオマージュを織り交ぜるのは面白いですね。 しかもさり気なく入れているので知らない人は知らないでスルー出来ますし。

 

 

 

おわりに

 

というわけでメリーポピンズリターンズの感想をつらつらと述べてみたわけですが、一言で言うと「まるで夢のような魔法のひと時」でした。

 

ストーリーも王道の感動ストーリーで、作品の代名詞ともいえる音楽は聞くだけで明るく元気になれるし、バンクス家の子供たちだけじゃなく映画を見た私たちもメリーポピンズの魔法にかかり、まるで童心に帰ったみたいに楽しく素晴らしい時間を過ごせたように感じました。

 

今まで見てきたディズニー映画はどれもそれぞれの良さがあって好きですが、「何回見ても飽きない!」「DVD買ってもう1度見たい!」と思ったのはズートピア以来ですね。 それくらい最高の感動作でした。

 

続編ではあるものの、前作のメリーポピンズを知らない人でも十二分に楽しめるのも評価ポイント。

 

 

シンデレラ、ジャングルブック美女と野獣くるみ割り人形と最近のディズニーは実写ラッシュで、なかでもマレフィセント美女と野獣は特に名作だと思います。

メリーポピンズもその例にもれず名作と呼んでも差し支えない、個人的に最高の出来だったと思います。

 

来月末にはダンボ、そしてその後もアラジン、ライオンキングと名作のリメイク実写ラッシュはまだまだ続きますので、自分のペースでどんどん見ていこうと思います!