生誕から40年以上、私たちを楽しませてくれている仮面ライダーシリーズ。
時代の流れと共に仮面ライダーの姿も大きく変わっていき、今や男性だけでなく女性も仮面ライダーに変身することも当たり前の時代となりました。
また平成仮面ライダーシリーズに入ってからは、人間とは異なる種族、いわゆる人外が変身するライダーも増えてきました。
この記事では、平成仮面ライダーシリーズで登場した生まれた時から人間でない怪人や人外の変身する仮面ライダーをまとめています。
…ですが、長くなりそうなので2記事に分けようと思います。 第1弾の今回はクウガ~ディケイドまでのいわゆる平成1期の人外ライダーまとめです。
レギュラー出演はもちろんのこと、1回限りの変身を披露したケースも含みます。
ただし元人間でネイティブになった擬態天道総司/仮面ライダーダークカブトなど後天的に人外となった人物が変身するライダーは除きます。
※この先、各作品のネタバレを含むため閲覧の際はご注意ください。
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- 555ライダーの皆さん
- 仮面ライダーカリス
- 仮面ライダーグレイブ
- 仮面ライダーサソード
- 仮面ライダードレイク
- 仮面ライダーキックホッパー(ジオウver.)
- 仮面ライダー電王
- 仮面ライダーネガ電王
- 仮面ライダーG電王
- 仮面ライダーイクサ
- 仮面ライダーサガ
- 仮面ライダーダークキバ
555ライダーの皆さん
- 登場作品:仮面ライダー555(ファイズ)
- 主な変身者:乾巧、木場勇治、海堂直也、北崎、レオほか
- 変身ツール:ファイズギア(ファイズ)、カイザギア(カイザ)、デルタギア(デルタ)、サイガギア(サイガ)、オーガギア(オーガ)
- 主な必殺技:クリムゾンスマッシュ(ファイズ)、ゴルドスマッシュ(カイザ)、ルシファーズハンマー(デルタ)
- ライダーマシン:オートバシン(ファイズ)、サイドバッシャー(カイザ)、ジェットスライガー(デルタ、ファイズ)
初めて人間ではない種族が変身するライダーが登場したのは平成仮面ライダーシリーズ第4作「仮面ライダーファイズ」。
本作に登場するライダーは、人類の進化形態であるオルフェノクを管理する巨大企業「スマートブレイン」が、永遠の命を与えるオルフェノクの王「アークオルフェノク」を護衛するため、彼を模して開発したもの。
そのためオルフェノクでしか変身することができず、ベルトに適合できなかった場合は様々な副作用が発生する。
ファイズギアはエラー音声と共に弾き飛ばされ、カイザギアは変身解除後に灰となり、デルタギアは装着者の闘争本能を増幅させ凶暴化させる。
劇場版「パラダイス・ロスト」に登場した、サイガギアとオーガギアは別名「帝王のベルト」と呼ばれ、オルフェノクの中でも優れた力を持つ者のみが変身可能となる。
裏を返せばオルフェノクであればだれでも変身することが可能なため、作中ではベルトを奪い合い、主な装着者以外にも多種多様なオルフェノクがベルトを装着し変身するといったケースがたびたび起こっていた。
オルフェノク以外にも、オルフェノクの記号を埋め込まれた草加や三原、強化ドリンク「変身一発」を飲み1回限りの変身を成功させた菊池も変身したことがある。
仮面ライダーカリス
相川始がカリスラウザーにチェンジマンティスのカードをラウズすることで変身した仮面ライダー。
カリスアローによる斬撃を武器とし、カリスラウザーのバックル部分を合体させることで他のライダー同様ラウズカードの力を発動したりコンボ技で攻撃できるようになる。
その正体は、53番目のアンデットであり、どの生物の始祖にも当てはまらないジョーカー。
ジョーカーはジョーカーバックルにラウズしたアンデットに変身する能力を持ち、仮面ライダーカリスとしての姿は、カリスベイルと呼ばれる特殊な装甲をまとったマンティスアンデットの姿をコピーしたもので、同じ原理でヒューマンアンデットのカードを使うことで相川始に戻る。
仮面ライダーグレイブ
劇場版「MISSING ACE」に登場する、志村純一が変身するライダー。
再び封印から解放されたアンデットの魔の手から人々を守るため、三輪夏美/仮面ライダーラルクと禍木慎/仮面ライダーランス率いる新世代ライダーのリーダーとして戦う。
レンゲルのライダーシステムをベースに開発されており、変身ベルトもケルベロスのカードをセットしてカバーを開く仕組みとレンゲルバックルと同じ。
その正体は、もう1人のジョーカーであるアルビノジョーカー。
巨大邪神14(フォーティーン)を復活させるために暗躍し、BOARDの烏丸所長を殺害してアンデットの封印を解いた張本人である。
全てのアンデットの封印が完了するや否やその本性を現し、用済みとなった三輪と禍木を殺害したのち、4枚のカテゴリーKのカードを手に入れ復活のための生贄となる栗原天音を付け狙った。
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仮面ライダーサソード
サソードゼクターに選ばれた神代剣が変身する仮面ライダー。 モチーフはサソリ。
また、36話ではネイティブである立川大吾も変身したこともある。
「仮面ライダーカブト」のライダーはモチーフとなった昆虫を全体のデザインに取り入れているという共通点があり、サソードの場合は両肩のプロテクターがサソリのハサミの形になっており、胸から腰にかけてサソリのしっぽが巻き付いているデザインになっている。
サソードヤイバーを使った剣術を得意とし、必殺技は毒液を滴らせた刃で相手を連続で切りつける「ライダースラッシュ」。
姉香をワームに殺害された過去を持つ剣は、その仇討のため、そして「全てのワームを倒す」という夢のためサソードとして戦っていた。
しかしストーリー中盤にて神代剣は偽りの姿であり、彼こそが香を殺害したスコルピオワームであることが判明した。
本物の神代剣は香と共にスコルピオワームに殺害されたが、擬態する際に剣が自身に対する激しい憎悪の感情を抱き、それによりワームであることを忘れ、自身が本物の神代剣であると思い込んでいた。
それ以来は剣として日常を過ごし、ワームとしての姿を現すことはなかったが、ライダースラッシュを使用したときなど闘争本能が昂ぶるとワームとしての正体を明かす。
終盤にその事実を知り絶望した剣だったが、地球上の全てのワーム根絶することを決意した剣はスコルピオワームとしてカブトとの決戦に臨む。
自身の能力でカッシスワームを洗脳し、ワームたちを一か所に集めたのち、カブトハイパーフォームのマキシマムハイパータイフーンを受け、集めたワーム諸共倒された。
最期は、屋敷の執事であるじいに見守られる中、静かに息を引き取った。
仮面ライダードレイク
メイクアップアーティストの風間大介がドレイクゼクターとドレイクグリップを使用して変身するライダー。
トンボがモチーフで、身体全体に横向きのトンボがあしらわれたデザインが特徴。
ドレイクゼクターによる銃撃戦を得意とし、必殺技はタキオン粒子の光弾で相手を撃ち抜くライダーシューティング。
マスクドフォームはヤゴがモチーフになっており、水中戦もこなせる。
風間自身は普通の人間だが、アキャリナワームアンバーが風間に擬態していたことがあり、ドレイクの変身も披露した。
また先ほどの立川もドレイクに変身したことがある。
仮面ライダーキックホッパー(ジオウver.)
元ZECTのエリート戦闘部隊シャドウのメンバーであり、地獄兄弟の弟分である影山瞬がホッパーゼクターで変身するライダー。 モチーフはショウリョウバッタ。
ホッパーゼクターはリバーシブルで、片方が緑でもう片方が茶色。 緑を上にしてバックルにセットするとキックホッパー、茶色を上にセットするとパンチホッパーに変身する。
そのため設定上は影山もキックホッパーに変身できる。
またマスクドフォームが存在せず、いきなりライダーフォームに変身する。 設定上はクロックアップも使用可能で、ジオウで披露した。
左腕にはバッタの脚を模したジャッキが付いており、ライダーパンチ発動時に稼働し相手にダメージを与える。
ストーリー終盤にて、影山は人間をネイティブ化するネックレスを身に着けたことでネイティブとなってしまう。
自らの味わった地獄に絶望した影山は、地獄兄弟の兄貴矢車想が変身する仮面ライダーキックホッパーのライダーキックを自ら受ける。
その後の生死はぼかされていたが、後の「仮面ライダージオウ」では加賀美新の口から明確に死亡したことが明かされた。
ジオウでは影山に擬態したワームとして登場、パンチホッパーの変身も披露した。
アナザーカブトとなった矢車と共に地球にワームを大量に乗せた隕石を落下させ、新たな地獄へと変えようとしていた。
仮面ライダー電王
時の運行を乱すイマジンと戦う戦士。
歴史改変の影響を受けない「特異点」のみが電王に変身することができ、デンオウベルトを腰に巻きフォームチェンジボタンを押し、ライダーパスをセタッチ(セット&タッチ)することで変身する。
またライダーパスを持った状態で、ぞろ目の時間(例:11時11分11秒など)ちょうどに扉をくぐることで時の砂漠に行くことができ、そこからデンライナーに乗車できる。
ただしデンライナーで時間旅行するためには、行き先の日付が書かれたチケットが必要となる。
変身者は野上良太郎だが、気弱で運の悪い青年のため彼に味方する4人のイマジン(モモタロス、ウラタロス、キンタロス、リュウタロス)のうち誰かが憑依することでフォームチェンジし、敵イマジンと対等に戦うことができる。
腰に装着したデンガッシャーは4つのパーツに分かれ、フォームごとに異なる形態に組み立てて使用する。
最終話で良太郎が「最後まで一緒に戦う」という望みを言い契約完了したことでモモタロスたちが実体化した。
これにより最終話や劇場版「さらば電王」などではモモタロスたちがベルトを腰に巻き、それぞれのフォームに変身することが可能となり、決め台詞も披露した。
仮面ライダーネガ電王
- 登場作品:同上
- 主な変身者:ネガタロス
- 変身ツール:デンオウベルト、ライダーパス
- 主な必殺技:ネガワイルドショット
- ライダーマシン:ネガデンバード
本編終了後に暗躍した、カイ配下ではないはぐれイマジンであるネガタロスが、デンライナーのオーナーから盗んだ予備のライダーパスとそれを使って召喚したデンオウベルトで変身した仮面ライダー。
ネガタロスの外見はさながら黒いモモタロスといった感じで、ネガ電王は電王ソードフォームを紫にした、悪役らしい禍々しいカラーリングになっている。
「強さは別格だがな」と豪語するようにスペックは電王ライナーフォームを上回り、劇中でも電王との1対1の勝負で圧倒した。
人間と怪人の垣根を超えた悪の軍団「ネガタロス軍団(仮)」を結成し、世界征服を企むも小規模の軍団であるにも関わらず国会議事堂を襲撃しようとするなど抜けた一面も目立つ。
仮面ライダーG電王
- 登場作品:同上
- 主な変身者:黒崎レイジ、人口イマジンイブ
- 変身ツール:Gデンオウベルト、ライダーパス
- 主な必殺技:ワールドバニッシュ
- ライダーマシン:なし
時の運行を守る時間警察である黒崎レイジと彼のパートナーである人口イマジン「イブ」が変身するライダー。 「仮面ライダー超電王トリロジー」の「Episode Yellow お宝Deエンドパイレーツ」に登場した。
電仮面はアメリカのパトカーがモチーフ。
イブは通常時はライダーパスにくっついており、G電王に変身すると胸に移動する。 ゼロノスベガフォームのように胸の顔は飾りなのかは不明。
戦闘時はイブの的確かつ完璧な分析により一切のスキがない完璧な攻撃で、相手を圧倒することが可能。 また時の列車なしでも時間移動することもできる。
しかしその一方でイマジンらしい傲慢且つ独善的な一面も持ち、感情に流され完璧な判断ができない人間を見下している。
レイジは海東大樹/仮面ライダーディエンドにとある因縁があり、時間移動する彼を執拗に追いかけ続けていた。
しかし海東の行動の真意を知り、その因縁がすれ違いによる誤解だと判明し、海東とレイジが和解するや否やイブは本性を現し、完璧な自分が世界を管理すべく単独でG電王に変身して2人に襲い掛かった。
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仮面ライダーイクサ
- 登場作品:仮面ライダーキバ
- 主な変身者:次狼/ガルル、糸矢僚/スパイダーファンガイア、ルーク/ライオンファンガイア
- 変身ツール:イクサベルト、イクサナックル
- 主な必殺技:イクサ・ジャッジメント、ブロウクン・ファング
- ライダーマシン:イクサリオン(現代編のみ)
「素晴らしき青空の会」が開発した、対ファンガイア用パワードスーツ。
音也が活躍する過去編の舞台である1986年から正式に運用され、渡が活躍する2008年までに11回のアップデートが行われた。
ロールアウトされたばかりのプロトイクサは武装がイクサナックルのみでセーブモードにしか変身できず、長時間運用し続けると負荷がかかり装着者が死亡するリスクもはらんでいた。
ルークことライオンファンガイアとの戦いではこのデメリットを逆手に取り、敢えて彼に変身させることで大ダメージを与えた。
2008年のイクサはバーストモードへのチェンジが可能となった。 セーブモードと比較すると威力はアップしているがその分装着者への負荷も大きくなっている。
また新たな装備としてイクサカリバーが追加され、フェイクフエッスルを使用することでキバの武器を奪い取るといった芸当も可能となった。
必殺技はイクサカリバーで相手を一刀両断する「イクサ・ジャッジメント」とイクサナックルで相手を殴る「ブロウクン・ファング」。
後のアップデートにより、強化形態ライジングイクサに変身できるようになった。
過去編では主人公渡の父親音也、素晴らしき青空の会メンバーで麻生ゆり、ウルフェン族の最期の生き残りである次狼/ガルル、現代編では名護啓介、麻生ゆりの娘恵、襟立健吾、糸矢僚/スパイダーファンガイアが変身したことがある。
仮面ライダーサガ
- 登場作品:同上
- 主な変身者:登太牙
- 変身ツール:サガーク、ジャコーダー
- 主な必殺技:スネーキングデスブレイク
- ライダーマシン:ホンダDN-01
紅渡の義理の兄であり、現代編におけるファンガイアのキングである登太牙が変身する仮面ライダー。
王を守るために生み出された人工モンスター「サガーク」が太牙の腰に巻き付き、そこにジャコーダーをセットすることで変身が完了する。
サガークは単独で飛行でき、古代ファンガイア語で太牙とコミュニケーションをとる。 が「ヘンシン」や「ウェイクアップ」など片言ながら日本語を話すこともできる。
ジャコーダーは武器にもなり、レイピアと鞭の2つの形態を使い分けて戦う。
必殺技はジャコーダーで相手を串刺しにした状態で宙づりにし、魔皇力を注入し撃破するスネーキングデスブレイク。
ファンガイアの王の鎧の中では最も初期に開発されたものであり、武器もジャコーダーのみ、フエッスルもウェイクアップフエッスルの1つのみ。
しばらくは太牙の基本装備として使用していたが、終盤で渡がファンガイアのキングとなることを宣言しキングの座を追放された(実はキングの座を狙うファンガイアから太牙を守るための渡の演技)ことで絶望し、「今までにないほどの悲しみ」を見せたことでキバットバット2世に認められ、仮面ライダーダークキバの変身資格を手に入れた。
仮面ライダーダークキバ
過去編のファンガイアのキングがキバットバット2世に噛まれることで変身するライダー。
サガの次に開発された王の鎧で、フエッスルの数も増えスペックも核爆発に耐えられるキバエンペラーフォームと互角以上にまでパワーアップした。
しかし強力な力故に暴発するリスクもあり、当時のキングがレジェンドルガ族との戦いでダークキバ最強の必殺技「キングスワールドエンド」を使用した際同法を巻き込んで敵を全滅させ、キング自身も力を貸していたキバットバット1世諸共命を落とした。
それ以来王の鎧を開発した技術者である「ポーン」と「ナイト」はこの技そのものに封印を施し、3つ目のキバの鎧(渡が使用しているもの)は力を制御するため普段は鎖(カテナ)で封印し、力を解放しエンペラーフォームに変身するために必要な鍵であるタツロッドが生み出された。
過去編ではキングがダークキバの鎧をまとい、他の種族を蹂躙していたが、音也が力を貸せと言われた際、キングの真夜(ファンガイアのクイーンで、渡と太牙の母親)に対する扱いが気に食わないという理由でキバットバット2世は彼を裏切り、それ以来は音也が装着者となる。
ファンガイアの鎧は素質がない者が装着しようとすると、キバットに噛まれ魔皇力を注入された時点で死に至るのだが、音也は苦しみつつも何度も変身に成功し、真夜や未来からやって来た息子である渡のために戦い続けた。
現代編では先述の通りこれまでにないほどの絶望を見せた太牙をキバットバット2世が気に入り、新たな装着者となった。
基本的な能力は変わらないが、ジャコーダーはダークキバに変身しても引き続き使用しており、スネーキングデスブレイクも使える。
以上、今回はここまで。 次回をお楽しみに!
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