新ヒーローは、9人の究極の救世主!
今、伝説が始まる!
キュウレンジャー=戦隊版スター・ウォーズ?
ついに放送開始されたスーパー戦隊シリーズ最新作「宇宙戦隊キュウレンジャー」。
今回はSpace.1「宇宙一のスーパースター」の感想を書いていくわけですが、まず目を見張るのがその壮大かつ斬新な世界観。
舞台となるのははるか遠い未来の宇宙。
スポンサードリンク
88の星座系は「宇宙幕府ジャークマター」の手に落ち、地球を含め宇宙のほとんどが支配下に置かれていた。
しかし、宇宙にはこんな伝説がある。
「宇宙が心なき者の手に落ち人々が涙する時、9人の究極の救世主が現れ、宇宙を救う」
全宇宙をジャークマターの支配から解放すべく活動しているのが、反乱軍「リベリオン」率いる宇宙戦隊キュウレンジャーであった。
しかし、第1話時点でキュウレンジャーの変身能力を得ているのはハミィ/カメレオングリーン、チャンプ/オウシブラック、スパーダ/カジキイエローの3人だけであった。
ジャークマターに虐げられている惑星を救いつつ、キュータマに選ばれた人物を探しキュウレンジャーを結成する。 まるでトッキュウジャーのようなストーリー展開ですが、これが序盤の主なストーリーラインとなります。
スーパー戦隊シリーズでありながらまだ全員揃っておらず、序盤はメンバー集めというのも最近の戦隊では珍しいです。
地球どころか宇宙のほとんどが敵に支配されているというのが斬新ですし、宇宙を巡り同志を集い、巨大な組織に立ち向かうために戦うというのもスーパー戦隊らしからぬ世界設定。
まるでかの有名なスター・ウォーズのようなストーリーですね。
特別な力を得た勇者たちが、宇宙を支配する邪悪な敵と戦うという構図はスター・ウォーズのオマージュのように感じました。(実際はどうか分かりませんけど)
映画は見たことはありませんが、様々な星系出身の宇宙人が激しい戦いを繰り広げるこの世界観は自分好みでとても面白いと思います。
その他にも外見が個性的なモブ宇宙人や、迫力満点の宇宙船による戦闘シーンなど、随所にスター・ウォーズを連想させる要素が見られます。
まるで「戦隊版スター・ウォーズ」と呼んでも差し支えない、シリーズ40年の歴史を見ても例のない壮大な世界観のキュウレンジャー。 この広大な宇宙でキュウレンジャーの活躍が今からとても楽しみです。
ただ、ここで気になるのがこの設定が枷になってクロスオーバー作品で支障をきたすんじゃないかと思うことです。
キュウレンジャーは遥か未来の宇宙を舞台としており、地球もまたすでにジャークマターの支配下にあるため、もしほかのヒーロー(主に先輩や仮面ライダー)と共闘すると矛盾が生じてしまう可能性があります。
来月末に公開される「超スーパーヒーロー大戦」で早速エグゼイドとコラボするので、そこの設定の違いをストーリーにどう生かすかが個人的に気になります。
今作の敵組織:ジャークマター
今回の敵「宇宙幕府ジャークマター」も宇宙人やスター・ウォーズを連想させる要素がちらほら。
とくにジャークマターをまとめるショーグンことドン・アルマゲは初見でダース・ベイダーを思い出したのは私だけではないはず。 「インペリアル・マーチ」(=ダース・ベイダーのテーマ)が一番似合いそうな組織ですね。
宇宙「幕府」というだけあってネーミングも日本の時代劇由来のもの(ツヨインダベー(強いんだべー)、ショーグン(=将軍)、ダイカーン(=代官)、カロー(=家老)、キョダインロウ(=巨大+印籠)など)が多いのも特徴。
しかしどちらかというと宇宙要素が強く、例年以上に邪悪な宇宙人の集団というのが強調されています。
過去作でいうと、大星団ゴズマ(電撃戦隊チェンジマン)や銀帝軍ゾーン(地球戦隊ファイブマン)に近い印象を受けました。
新しい仲間 ラッキー&ガル
今回、新たにキュウレンジャーのメンバー入りを果たしたのがラッキーとガル。
スポンサードリンク
ラッキーはその名の通り自他ともに認める宇宙一のラッキーボーイ。
まるで少年ジャンプの某ヒーローのようにとにかくつきまくっていて、惑星ルイスから宇宙を旅している最中1度もジャークマターに襲われなかったというから驚き。
その他にも、
「俺もあれ(キュウレンジャー)になる!」と両手を突き上げると、偶然近寄ってきたインダベーを撃沈。
惑星ジャグジャグでの戦いで宇宙に放り出され、凍死しかけるも「俺は絶対にキュウレンジャーになる!」と言った瞬間、シシキュータマが現れ、そのまましし座流星群に乗り帰還。
ツヨインダベーと闘っていたら、ツヨインダベーのみ波にさらわれる。
セイザブラスターに偶然手が当たり、意図せずにシシボイジャーを呼び出す。
と、びっくりするくらい幸運続きという、これまたシリーズを通してみても珍しい(というかおそらく初?)特徴を持つレッドです。
レッドは戦隊チームの中心人物で、彼のみ特別な能力とか才能が開花している傾向があるのですが、「誰よりも運がいい、ついている」っていうのは、他にはない特別な物語が紡ぎだされそうな気がします。
この幸運が物語の中でどのような役割を果たすのか、それも楽しみにしながら見たいと思います。
続いてはガル。
ガルは惑星ジャグジャグ出身の青いオオカミの獣人。
「ガル」が口癖で、なぜか広島弁でしゃべる。(余談だが声優の中井和哉さんは兵庫県出身)
オオカミキュータマに選ばれたが、ジャークマターに一族を滅ぼされ、戦士としての誇りを失っていた。
設定丸かぶりのキャラを平成ライダーで見たような気がするが、気にしない。
仲間を失ったことで戦意を喪失し、キュータマの力を引き出せずにいたがキュータマを探しにやってきたラッキーと衝突、男同士拳で語り合ったことで少しずつ戦士の誇りを取り戻し、ラッキーの「俺が一緒に戦うからお前も思いっきり戦え!」という一言で吹っ切れついに覚醒。
ジャークマターと闘うことを決意し、オオカミブルーに変身する力を得たのだった。
オオカミがモチーフなので犬のような姿だがデカレンジャーのボスとは何の関係はない…はず。
しかも中の人が中の人なので、テンション上がったときの叫び声があの三刀流の剣士にしか聞こえないのは私だけではないはず。
それはそうと、戦隊メンバー同士が殴り合ってお互いの胸の内を明かすという展開は中盤以降でよく見るのですが、第1話でいきなりやらかすとは思いませんでしたね。
流石キュウレンジャー。 今年の戦隊はやることが段違いですね。
スポンサードリンク
まとめ
宇宙戦隊キュウレンジャーは、私の予想通り見どころ満載で、最初から最後まで興奮しっぱなしでした。
まるでスター・ウォーズを連想させる壮大な世界観とド派手な空中戦&巨大戦、いきなり男同士のこぶしのぶつかり合い、とにかくついてるラッキー、中毒になるふしぎなEDとしょっぱなから見どころ満載で楽しかったです。
まるでかのキョウリュウジャーのようにてんこ盛りの第1話で、今年はジュウオウジャー以上に期待値が高く1年間楽しめそうです。
次回、キュウレンジャーの候補者探しの旅がスタート!
次のメンバー候補は、謎の盗賊コンビ?
次回もお楽しみに!
キュウレンジャー キャスト情報