時が流れるのは早いもので、もう9月になりました。
9月と言えば、新たな仮面ライダーが始まる季節。 今週日曜日には仮面ライダーリバイスがスタートします。
一方で、無事完結を迎えた仮面ライダーセイバーに対する喜びや感謝の声も多く聞こえます。
かく言う私もセイバーロスに悩まされている特ヲタの1人で、早くもセイバーのVシネクストがものすごく楽しみになっています。
今回は、コロナ禍という厳しい状況の中でも1年間物語の世界を闘い抜いた「仮面ライダーセイバー」を1年間欠かさず見て感じたことについてとことん語りたいと思います。
新たにイラストも描いたのでお楽しみに。
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世界観とキャラクター
まず、世界観とキャラクターについて。
前作ゼロワンは、人間とヒューマギアが共存するサイバー＆SFの世界観でしたが、セイバーは対照的に本と剣士と異世界というファンタジー路線。
特に序盤に多いワンダーワールドを舞台にした戦闘は幻想的かつ迫力あるものになっていました。
ライダー関連で言うと、放送開始前に10人以上のライダーが登場することが発表されており、それぞれ異なる聖剣で変身、戦闘を行うのが特徴。
ライダーごとの戦闘スタイルも似たり寄ったりではなく、大剣使いのバスター、二刀流で戦う剣斬、銃撃もできるスラッシュ、時間削りのデュランダル、そして極めつけは剣そのものがライダーという最光と、各々の個性をフルに生かした個性的な剣士がたくさん登場しました。
仮面ライダーに変身する人物たちも、必ずどれか1つ好きになれる部分や共感できる部分があり、最終的にどのキャラも好きになりました。
ちなみに私の一番の推しは、仮面ライダーエスパーダこと富加宮賢人です。
賢人は気さくで明るく、ノリのいいキャラが好きで、エスパーダもベルト音声やマスクデザインがカッコいいのでお気に入りです。
ストーリーについて
続いてはストーリーに関してですが、これは全体的に見れば満足ですが、細かいところを見ると不満点も少なからずあります。
正直、放送開始した数か月の間は、話の展開が早いし、伏線が回収されそうでされないし、ボンヌレクチュールの人もといタッセルも正体不明のままだし、なんかモヤモヤしながらも楽しんでみていました。
そして時は進んでカリバーとの決戦。 ここで私の中のセイバーの評価が一時的に落ち込む2つの事件が起きました。
まず1つ目は賢人の退場。 先述の通り私は賢人推しだったことに加え、殉職したかと思いきや生きててよかったと思わせておいて、結局消滅してしまうという展開で、なんだか上げて落とされた感じがしてショックでした。
そして2つ目はカリバー撃破後。 神代玲花の策略によって飛羽真と他の剣士が仲間割れしてしまうのですが、これも仲間割れそのものよりも「今まで力を合わせて戦ったし、仲間割れフラグみたいなのも目立たなかったのに、結局すぐ対立しちゃうのかよ」と落胆したような気がします。
それでも最終的に評価が挽回されるかもしれないとかすかに期待を抱きつつ、視聴を続けていきました。
そして賢人が新たなカリバーとして復活、そして飛羽真がエレメンタルドラゴンでプリミティブドラゴンの力を制御したあたりから再び面白さが戻ってきたように感じました。
このエレメンタルドラゴンの誕生により、賢人が見た破滅の未来を覆せる可能性が出て来たし、プリミティブドラゴンの続編を書きハッピーエンドにするという形で誕生するのが小説家である飛羽真の設定をフルに生かして、まさに「文豪に剣豪」ともいうべき活躍を見せたのが熱かったです。
それからも、玲花＆凌牙兄妹が変身するサーベラとデュランダルもかっこいいし、マスターロゴスことイザクがついに本性を露わにしたり、蓮とデザストが奇妙な友情を築いたり、劇場短編に登場したバハトが本編に復活し、剣士たちが再び絆をつなぎ、聖剣を覚醒させたことでクロスセイバーが誕生したりと見応えのあるシーンの連続で毎週見逃せませんでした。
そして度重なる奇跡で預言を覆した飛羽真を見た賢人が、いつもの明るいノリで飛羽真たちの寸劇に参加するシーンを経てようやく仲間として復帰した時には本当に嬉しくて嬉しくてたまりませんでした。
そして最終決戦では、死亡フラグが立ちまくって剣士たちが倒れていく中、飛羽真が新たな全知全能の書を書き上げ、ワンダーワールドもすべての人々も復活させ、結果的にイザクを除く全ての剣士が生存し、全知全能の書に記されていなかった新たな未来へと進むというハッピーエンドとなりました。
まだ回収されてない伏線があったり、シミーやディアゴスピーディ君の出番がほとんどなかったり、そこそこ大事な情報を公式サイトやスピンオフで明かしたりと、腑に落ちない部分も少なからずありますが、戦いを通じて味方が増えていく王道の展開や小説家というキャラクターをフルに生かした飛羽真の活躍と、全体的に見れば大満足の出来だったと思います。
そして2022年初頭には毎年恒例のVシネクスト「深罪の三重奏（トリオ）」が期間限定公開ということで、こちらもすごく楽しみです！！
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玩具展開について
最後に玩具展開について。
本作の玩具も、変身ベルトとそれとは別にコレクションアイテムのワンダーライドブックを発売するという方式になっています。
聖剣ソードライバーは、ワンダーライドブックやブックホルダーとの連動で5種類の必殺技を放てる大ボリュームで遊びごたえがあり、エンブレムを付け替えることでセイバー、ブレイズ、エスパーダの変身を再現できます。
また、他の聖剣も個別に販売され、その上無銘剣虚無、煙叡剣狼煙、時国剣界時の3振りを除く全てが一般販売されるという大盤振る舞い。
私としてはワンダーライドブックとの連動と同じくらい、聖剣のギミックで遊ぶのが楽しくて、番組の後半くらいはワンダーライドブックよりも聖剣の方を集めたいと思うようになりました。
一応一般販売の聖剣は全部買ったので、今度は残る3つの聖剣を集め、全ての聖剣が揃った暁には徹底的に遊び倒したいと思っています。
ライダーズクレスト描いてみた
まあいろいろとありましたが、セイバーの物語を心行くまで堪能した私は、その感謝の気持ちも込めてとあるイラストも描きました。
そのイラストというのがこちら。
というわけで、セイバーに登場した11人のライダーのライダーズクレストを描いてみました。
分からない方のために解説しますと、ライダーズクレストというのは各々の仮面ライダーに与えられた紋章のようなものです。
ソロモンとストリウスは、聖剣を所持していない＆ライダーズクレストが判明していないため今回は割愛しちゃいましたが、まあいいでしょう。（何がだ）
アナログで仮面ライダーのクレストを描くのはほぼ初めてで、画像とかを見ながらできる限りオリジナルに似せて描いてみましたが、所々形が変なところはあってもまあ大体いい感じに描けたかなと思います。
最後のメッセージ
そして最後にもう1つ作品がありまして、これでセイバーに向けて1つのメッセージを送りたいと思います。
セイバーの世界には、まるで楔形文字のような不思議な文字（通称：セイバー文字）が存在しているのは皆さんご存知の通り。
所々に登場したこのセイバー文字ですが、実は解読することができるのをご存知でしょうか？
セイバー文字の1つ1つがアルファベットや数字などをアレンジしたものになっており、どれがどの文字に対応しているか分かれば解読できる仕組みになっています。
私もセイバー終盤というかーなーり遅いタイミングでようやく解読を始め、このセイバー文字を使ってメッセージを作成しました。
それがこちら
（さりげなく、ぼちカメのサインもセイバー文字仕様になっています）
何と書いているかは、敢えて明かしません。
1年間の剣士たちの戦いを見届けた普通のホモサピエンスの皆さんは、このセイバー文字メッセージが何を伝えているのか、分かるはず。
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てなわけで、無事完結した仮面ライダーセイバーの諸々についてひたすら語りまくりましたが、いかがでしたか？
全体的な印象としては、前半は微妙だったけど後半から盛り返して多くの人に支持される作品だったと思います。
セイバーとお別れするのは寂しいですが、今月からスタートするリバイスもとことん楽しんでいこうと思います。
仮面ライダーセイバー、1年間本当に本当にありがとう！ みんなに出会えて本当によかったよ！！
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