今月9月15日、ポケモンカードゲーム新拡張パック「覚醒の勇者」と「超次元の暴獣」が発売されました。
今回の目玉はなんといっても初参戦のウルトラビースト。 ほかのGXポケモンとは負けず劣らずの凶悪な能力を持っています。
というわけで例の如く、2つの拡張パックで個人的におすすめだと思うカードをまとめてみました。 デッキ構築の際の参考になれば幸いです。
アローラガラガラ
- 種類:1進化ポケモン
- レアリティ:R
- カードNo.:006/050
まず最初に紹介するのはリージョンフォームのガラガラ。
このガラガラの持つわざ「ファイヤーダンス」は、自分のトラッシュにある炎エネルギーを、相手の場のポケモンについているエネルギーの数だけ自分のポケモンに付けることのできるというもの。
炎エネルギーは何かとトラッシュに送られることが多いため、送られた炎エネルギーを再利用できる便利な技ですね。 エネルギーなしで使えるところも魅力です。
エネルギーをたくさん使うポケモンには、スタジアム「灼熱の大地」などであえて炎エネルギーをトラッシュに送り、ベンチに出たころにたくさんつけるという使い方もできます。
アローラゴローニャGX
- 種類:2進化GXポケモン
- レアリティ:RR
- カードNo.:018/050
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続いてもリージョンフォーム、アローラゴローニャもポケモンカードに初登場です。
GXワザ「ヘビーロックGX」は、威力こそ100とちょっと低めなものの、次の相手の番に手札からカードを使えなくするという強力な追加効果を持ちます。
トレーナーズやエネルギーを封じる効果なら過去にあったものの、カードを出すこと自体を封じるのはおそらく初。
1ターンだけとはいえカードが出せなくなるとできることがかなり限られてくるので、相手からしてみればかなり痛手ですね。
行動を制限したうえで、威力200で反動ダメージもある「ちょうでんじタックル」をぶちかますのがいいかと思います。
ゴース、ゴースト、ゲンガー
続いては私も大好きなゴース系統のご紹介です。
登場するたびに恐ろしい技やとくせいを引っ提げているイメージのあるゲンガーですが、今回も相手のポケモンにプレッシャーをかけるとくせいを持ってきました。
今回のゲンガーは自分の場にいるときに相手が手札からエネルギーをポケモンに付けるたびに、ダメカンを2個乗せるとくせい「むしばむのろい」を持っています。
場にいるだけで効果が発動し、相手がポケモンにエネルギーを付けるたびにバトル場に出ることなく少しずつダメージを増やすことが可能。
進化前のゴースやゴーストと組み合わせるとさらにダメージを与えることができそうです。
「タイマーボール」(コインを2回投げ、オモテの数だけ進化ポケモンを山札から手札に加える)や「ふしぎなアメ」(手札の2進化ポケモンを場のたねポケモンの上に重ねて進化できる)などを使って早めにゲンガーを場に出して相手にプレッシャーを与える戦法が効果的です。
マッシブーンGX
そして何より、今回発売された拡張パックの目玉といえばこのウルトラビーストではないでしょうか。
ウルトラビーストは、基本的には通常のGXポケモンと同じ扱いですが、GXワザにはサイドに関する効果を持つという共通点があります。
マッシブーンGXのGXワザ「イクスパンジョンGX」は、自分のサイドの数が多いほどダメージが増加する効果があります。
自分が不利であるほど威力が高まる、まさに逆転の一手のためにあるわざと言えるでしょう。
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カミツルギGX
GXワザ「スラッシュGX」は、自分のサイドを1枚取ることができます。
シンプルですが、自分のサイドが残り1枚の時に使えば勝利が確定するという、場合によっては強力な技。
特性「きりすてる」で手札からベンチに出した時、相手のポケモンについている特殊エネルギー1枚をトラッシュすることができるのもなかなか強力です。
ワザ「はやてのたち」でカミツルギGXを付いているカードと一緒に山札に戻すことができるので、運がよければこの特性を何回でも使うことができます。
チラチーノ
-
種類:1進化ポケモン
-
レアリティ:C
-
カードNo.:043/050
チラチーノは、ステータスは普通でレア度も低いのですが、ワザ「すごいおねだり」が結構えげつない。
まず自分のトラッシュから2枚カードを選び、相手に見せて手札に加えてよいかを尋ねます。
この時相手が「はい」と言えば手札に加えることができますが、相手が「いいえ」といった場合、トラッシュに戻す代わりに相手のバトルポケモンにダメージを与えることができるというもの。
強力なカードが戻るか、ポケモンが大ダメージを受けるかという、究極の2択を相手に迫ることができるというわけですね。
シルヴァディGX
- 種類:1進化GXポケモン
- レアリティ:RR
- カードNo.:045/050
続いて紹介するのはグラジオの良き相棒、シルヴァディGXです。
シルヴァディGXはとくせい「ジャイロユニット」を持ち、このポケモンが場にいる限り自分のたねポケモンが逃げるためのエネルギーは0になります。
たねポケモンだけで作ったデッキなら、シルヴァディがいる限りエネルギー消費なしで自由に逃げられますね。
GXワザのリベリオンGXは相手のベンチポケモンの数だけダメージが増加します。
さらにシルヴァディは、様々なメモリを装備させることでタイプを変化させることができるんです! 相手にあわせて柔軟に対応できそうです。
この「覚醒の勇者」ではサイキックメモリ(超タイプ)とファイトメモリ(闘タイプ)をゲットすることができます。 この先様々なタイプのメモリが登場しそうです。
便利な技やとくせいを持ち、さらにポケモンのどうぐでタイプも変えられる、まさに至れり尽くせりのポケモンですね!
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のぞき見レッドカード
- 種類:トレーナーズ グッズ
-
レアリティ:U
-
カードNo.:047/050
名前からしてなんだか怪しげなカードですが…
このカードの効果は、「相手の手札を見て、のぞむなら手札を相手の山札に戻してシャッフルさせ、戻した枚数分引き直させる」というもの。
相手の手の内を覗いた上にカードをすべて山札に戻させることができるという、まさに反則級の効果を持つカードですね。
手札を見た時、今後の展開に不利になりそうなカードがある場合は戻し、逆にそのままの方が有利な場合は何もしないというように戦況に応じて使い分けることができそうです。
グラジオ
- 種類:トレーナーズ サポート
- レアリティ:U
- カードNo.:050/050
ゲームにおけるライバル、グラジオもついにポケモンカードに参戦します。
グラジオの相棒であるタイプ:ヌルがウルトラビーストに対する抑止力として誕生したというだけあって、グラジオのカードもサイドに関する効果を持っています。
自分のサイドの表をすべて見て、そのうちの1枚をグラジオと入れ替え、手札に加えることができるという便利な効果を持っています。 サイドはグラジオも含めてシャッフルし、裏向きにして置きます。
出てきてほしいカードがなかなか出ず、実はサイドの中にありましたっていうポケモンカードあるあるを誰しも1度は経験したことがあると思います。
グラジオを使えばサイドのカードと入れ替えられるので、欲しいカードがサイドにあって出てこないときに相手のバトルポケモンを倒すことなく手札に加える手段としても使えます。 これは便利。
以上、新拡張パック「覚醒の勇者」の個人的おすすめカードをまとめてみました。
近いうちに「超次元の暴獣」のカードまとめも作る予定ですので、こちらもお楽しみに。