本日スクエア・エニックスにて生配信された「ドラゴンクエストⅪ 過ぎ去りし時を求めて」の発売日発表会にて、PS4版と3DS版の発売日が7月29日(土)に決定いたしました!
更に発売日だけではなく、今回の発表会と公式サイトにて新機能や2つの機種の違い、ストーリーなどもいくつか紹介されたので、それについていくつか解説してみたいと思います。
2つの機種で異なる遊び方を体感
今回のドラクエⅪはPS4と3DSの2つのハードで発売されるわけですが、何の理由もなく2機種で発売されるわけではありません。
PS4版は、なんといってもその美麗なグラフィックが目を引きます。
操作感覚はドラクエⅩと大体同じような感じで、ジャンプでちょっとした段差を飛び越したり、川に入ったりとフィールドが立体的になったことで探索できそうなところはたいてい探索できるようになっています。
今までのドラクエでは探索できない思わぬところに、宝箱が隠されているかもしれませんね。
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つづいて3DS版ですが、こちらではなんと、いつもの3Dグラフィックと、昔懐かしいドット絵の2Dグラフィックのうち好きな方を選んでプレイすることができます。
ただ見た目が違うだけでなくバトル突入の仕組みも異なっていて、3DはPS4と同じくシンボルエンカウントになっているのに対し、2Dは初期のドラクエのようにフィールドを歩いていると突然バトルが開始します。
この3Dと2Dの切り替えは、町の教会でいつでも好きなように切り替えることができます。
ドラクエ最新作でありながら、あえてファミコンで遊んだ時と同じ昔懐かしいドラクエの平面的な世界観で遊べる仕組みは、往年のドラクエファン歓喜のシステムですし、やっぱりドラクエはプレイヤーの心理をよく分かっているなあと思わず感心しました。
バトルシステムも大きく変化
そして、2つのドラクエの大きな違いともいえるのがこのバトルシステムです。
ドラクエの醍醐味ともいえるモンスターのバトルですが、これも2つのハードによって大きな違いが現れています。
まずはPS4版。
PS4版は「フリー視点移動」と「オートカメラバトル」の2種類のバトル方式が搭載されていて、お好みで設定することができます。
「フリー視点移動」は、バトル中に主人公を移動させることで視点を切り替え、好きなアングルでバトルを進めることができます。
「オートカメラバトル」は、自動的にかっこいいアングルに切り替わります。 過去作で言うとⅧみたいな感じです。
ちなみにPS4版ではシンボルエンカウント式で、フィールドをうろついているモンスターに接触するとバトル開始。 ペーパーマリオみたいに先制攻撃もできます。
一方の3DS版は、最新の3D方式と、昔懐かしいドット絵の2D方式とで見映えが大きく変わります。
3DではⅨみたいな感じでキャラクターが生き生きと動き、2Dは初期のドラクエみたいに特技や呪文のエフェクトだけでバトルしている感じです。
昔ながらのドラクエも今のドラクエも楽しめるのはいいですね。 どっちで遊ぼうかすごく迷いますね。
いずれのハードでも、方式を変更しても戦闘の有利不利が大きく分かれるということはありませんので、好きな方でバトルを楽しみましょう。
どちらも共通の要素として、主人公も仲間と同じように作戦を切り替え、AIに任せて戦闘することもできるようになるようです。
動画でのデモプレイを見てみると本当に楽しそうで、早く手に取って遊んでみたくなりました。
更に、これから明らかになる驚きの機能を搭載する予定とのことなので、情報公開が楽しみですね!
ストーリー、主なキャラクター
そして今回の発表会動画では、あらすじや主人公と共に旅する仲間の大まかな情報が明らかになりました。
今回の冒険の舞台となるロトゼタシアは、命の大樹と呼ばれる巨大な樹が見守る世界。
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主人公の故郷であるイシの村では、16歳になり成人になったものは、大地の精霊が宿るとされる「神の岩」と呼ばれる岩山に登り、祈りをささげるというしきたりがあった。
主人公はそのしきたりの中で、自身が「勇者の生まれ変わり」であることを告げられる。
果たしてそれが何を意味しているのか、それを知るため主人公は旅に出る。
旅路の先で大陸一の大国「デルカダール」たどり着いた主人公であったが、王から「勇者は悪魔の子である」という衝撃の真実を告げられる。
勇者とは何者なのか? なぜ悪魔の子と呼ばれるのか? そして主人公の手の甲に刻まれた勇者の紋章に隠された秘密とは?
新たな勇者の物語は、衝撃の展開を迎える…。
主人公が勇者の血を引くというのは初代ドラクエの設定を踏襲した感じですし、他のゲームでもよくある設定なのですが、その勇者が悪魔の子と呼ばれ敵視されるというのはこれまでにない設定ですね。
一体どのようなストーリーなのか、ものすごく気になります。
続いてはキャラクターの紹介。
主人公
かつて勇者と呼ばれた人物の生まれ変わりであり、左手の甲には、勇者の証である紋章が刻まれている。
16歳の儀式がきっかけで自分の素性を知り、勇者とは何なのかを知るため旅に出る。
しかしデルカダールの王より、勇者は悪魔の子と呼ばれたことを知り、命を狙われることになってしまう。
カミュ
青い髪がトレードマークの盗賊。
言い方は粗暴だが根は義理人情に厚く優しい性格で、仲間として主人公を支える。
過去作でいう所のヤンガス、ゲルダみたいなキャラクターで、相手の道具を奪ったり宝箱に関する特技を覚えそうですね。
ベロニカ
天才的な魔法の才能を持つ少女。
勝気な性格のおてんば娘で、子ども扱いされることを嫌う。
ドラクエにおける魔法使いと言えば、ブライ、ビアンカ、ゼシカあたりを思い浮かべるかと思いますが、本作の魔法使いは初めての女の子。
セーニャ
のんびり屋な癒し魔法の使い手。
お嬢様口調でしゃべり、とにかくマイペース。
回復呪文や補助呪文が得意ということで、歴代のチャモロ、ククールのような僧侶系キャラとなりそうです。
シルビア
オネエ口調の夢見る旅芸人。
おそらく職業は遊び人、あるいは踊り子(?)だと思われます。
マルティナ
気高き女武闘家。
キャラはおそらく気の強い姉御肌と言った感じ。
ロウ
主人公らをよく知る謎の老人。
ぱっと見はトルネコのような商人に見えるが、その正体はいかに?
主人公とカミュ以外は詳細が明かされていないため具体的なキャラ開設はできませんが、分かり次第更新していく予定です。
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豪華特典も付いてくる
最後はソフトについてくる豪華特典。
まずは両バージョンに付いてくる早期購入特典。
初回生産分を購入するか、発売開始から1か月以内にダウンロード版をダウンロードすることでオリジナルの装備品「しあわせのベスト」と「なりきんベスト」がもらえます。
しあわせのベストは、装備していると経験値が多めにもらえ、なりきんベストはゴールド(お金)がたくさんもらえる装備品です。
できることならサクサク進めたい序盤で重宝するどうぐと言えそうです。
さらに、2つのドラクエⅪがセットになった「勇者のつるぎボックス」も同時発売。
勇者のつるぎボックスはスクエア・エニックス e-STOREとローソンHMVの実で購入可能の限定版で、2つのバージョンのドラクエⅪが冒険の書を模した特装ケースに封入され、さらにこの2つのボックスがあの「ロトのつるぎ」がデザインされた「特装勇者のつるぎボックス」に封入されているという豪華仕様。
ソフトが冒険の書に入っていて、その冒険の書がロトのつるぎのボックスに入っているというドラクエファンならたまらない逸品となっています。
おわりに -30年の集大成-
さて、ついに発売日が特定された「ドラゴンクエストⅪ 過ぎ去りし時を求めて」ですが、一通り最新情報を確認してみた感想としては「過去作の要素をたくさん盛り込んだ、ドラクエ30年の集大成」といった印象を受けました。
もちろん新要素もない訳ではないですし、これから最新情報も明かされるでしょうけど、Ⅺはどちらかというとドラクエのエッセンス(ドット絵の2Dグラフィック、序曲の冒頭が初期のもののアレンジ、動画に登場したロトのつるぎらしき剣、歴代シリーズの小ネタ、復活の呪文 etc.)を全てを詰め込んだイメージ。
これから初めてドラクエをプレイする人はもちろんのこと、今までずっとドラクエをプレイしてきたファンにとっても楽しめる作品になるのではと思います。
ナンバリングタイトルはⅧしかやったことのない私カメさんですが、発売まで心待ちにしたいと思います。
「ドラゴンクエストⅪ 過ぎ去りし時を求めて」 PS4版&3DS版は2017年7月29日(土)発売予定!
ドラクエ歴代シリーズまとめ