先日、宇宙戦隊キュウレンジャーの声優情報が公開されたのですが、びっくりしました。
ワシピンク/ラプター283の声を担当する声優さんがなんとM・A・Oさんなんです!
『海賊戦隊ゴーカイジャー』でルカ・ミルフィ/ゴーカイイエローを演じたM・A・Oさん(この時は市道真央名義)が再び戦隊ヒロインの座に返り咲くというまさかのニュースに、私を含め多くのファンが驚愕したとか。
ところで、40年以上続いているスーパー戦隊の歴史の中では、M・A・Oさんのように戦隊ヒーローないしはヒロインを2回演じた俳優さんは意外と多いんです。
というわけで今回は、最新作「宇宙戦隊キュウレンジャー」までで、戦隊ヒーローを2回以上演じた経験のある俳優さんをまとめてみたいと思います。
宮内洋
出演作品:秘密戦隊ゴレンジャー(アオレンジャー/新命明)
ジャッカー電撃隊(ビッグワン/番場壮吉)
記念すべき最初の快挙を成し遂げたのが、昭和の特撮界をけん引した宮内洋さん。
「特撮ヒーロー番組とは、子供たちに正義の心を教える教育番組」というポリシーを持ち、「愛と勇気と正義と希望。 そういったものを与えるのがヒーローであります」という独自の美学を今でも持ち続けている。
ヒーローではありませんが「超力戦隊オーレンジャー」では三浦参謀長、映画「仮面ライダー THE FIRST」では立花藤兵衛役でそれぞれ出演したこともあります。
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大葉健二
電子戦隊デンジマン(デンジブルー/青梅大五郎)
スーパー戦隊シリーズ第3作にて野生児 曙四郎を演じたのは大葉健二さん。
翌年放送されたデンジマンでは青梅大五郎を演じ、変身後のデンジブルーのスーツアクターも兼任しました。
1982年放送のメタルヒーローシリーズ第1作「宇宙刑事ギャバン」では一乗寺烈/ギャバン役で初主演、映画「ゴーカイジャーVSギャバン」では上記3役を演じきりました。
映画ラストの、3人の同時変身シーンは必見です。
春田純一
出演作品:大戦隊ゴーグルファイブ(ゴーグルブラック/黒田官平)
科学戦隊ダイナマン(ダイナブラック/星川竜)
春田純一さんは、ゴーグルファイブで史上初のブラックの戦士「ゴーグルブラック」と黒田官平役で戦隊デビュー。
翌年のダイナマンには同じく黒の戦士であるダイナブラック/星川竜役に抜擢されました。
時代が平成になってからも、劇場版ゴーオンジャー(獅子之進役)やキョウリュウジャー(立風館源流役)などに出演しました。
今年6月公開のスペーススクワッドでは、ギャバンを演じた大葉健二さんと共に、「巨獣特捜ジャスピオン」で演じたマッドギャラン役で出演します。 こちらも楽しみです。
小川輝晃
出演作品:忍者戦隊カクレンジャー(ニンジャレッド/サスケ)
星獣戦隊ギンガマン(黒騎士/ヒュウガ)
平成に入っても、戦隊ヒーローを複数演じる俳優さんも何人か登場しました。(というか平成の方が多い)
平成戦隊での第1号は小川輝晃さん。 カクレンジャーではニンジャレッド/サスケ、ギンガマンでは黒騎士ヒュウガを演じました。
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声優としても活動しており、ニチアサつながりで、「ハピネスチャージプリキュア!」では主人公愛乃めぐみの父親「愛乃勝」や「ビーストウォーズネオ」より「高速連絡員マッハキック」などの声を演じています。
木下あゆ美
出演作品:特捜戦隊デカレンジャー(デカイエロー/礼紋茉莉花)
獣電戦隊キョウリュウジャー(2代目キョウリュウシアン/福井優子)
デカレンジャーでデカイエローに変身する礼紋茉莉花(ジャスミン)を演じた木下あゆ美さん。
ゴーカイジャーで再び同役で出演したことでも話題をさらいましたが、獣電戦隊キョウリュウジャーにて福井優子役で出演。
最初はキョウリュウブルー/のっさんの妹ポジで収まっていたが、終盤でラミレスからキョウリュウシアンを襲名、デーボス軍と戦いました。
キョウリュウジャーで2代目キョウリュウシアンに変身したことで、女優で初めて戦隊ヒロインに2度変身するという快挙を成し遂げました。
出合正幸
出演作品:轟轟戦隊ボウケンジャー(ボウケンシルバー/高丘映士)
獣電戦隊キョウリュウジャー(初代、2代目キョウリュウグレー/鉄砕、津古内真也)
キョウリュウジャーでもう1人、かつて戦隊ヒーローに変身した俳優さんがいます。
ボウケンジャーで高丘映士/ボウケンシルバーを演じた出合正幸さんですが、キョウリュウジャーではキョウリュウグレーに変身する鉄砕、および彼の遺志を継いだ子孫の津古内真也を演じました。
どちらも追加戦士である上に色合いも何となく似ている。
ちなみに出合さんは、アバレンジャーとデカレンジャーのレッド選考オーディションに応募し、最終選考まで残ったことがあるそうです。
松本寛也
出演作品:魔法戦隊マジレンジャー(マジイエロー/小津翼)
特命戦隊ゴーバスターズ(ビートバスター/陣マサト)
今の世代で戦隊ヒーローを2回演じた人といえば、松本寛也さんを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?
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マジレンジャーでは雷の魔法使いマジイエローに変身する小津翼を演じたのち、ゴーバスターズにて謎多き人物陣マサト役に抜擢されました。
こちらも色合いが何となく近いですね。
ゴーバスターズに出演した時はゴーバスタービートに搭乗時「マジで決めるぜ!」と言ったりゴーバスターズVSゴーカイジャーでバスターヘラクレスがマジキングにゴーカイチェンジした時には「なんか落ち着くな~」とコメントしていました。 中の人ネタが多いですw
そして宇宙戦隊キュウレンジャーでは、大人気アイドル「ホシ・ミナト」役でゲスト出演するというまさかのサプライズ。
市道真央(M・A・O)
出演作品:海賊戦隊ゴーカイジャー(ゴーカイイエロー/ルカ・ミルフィ ※市道真央名義)
宇宙戦隊キュウレンジャー(ワシピンク/ラプター283 ※M・A・O名義)
最後に、最新作「宇宙戦隊キュウレンジャー」出演が決定したM・A・O(市道真央)さんの紹介です。
記念すべき35作品目『海賊戦隊ゴーカイジャー』ではお金にうるさく気が強い宇宙海賊の1人「ルカ・ミルフィ」を演じましたが、キュウレンジャーでの役どころは宇宙船「オリオン号」のパイロットを務める妄想大好きなアンドロイド「ラプター283」。
どちらも女性の異星人という共通点はありますが、性格は全く逆。 どんな感じのキャラになるのでしょうか?
ゴーカイジャーでブレイクした後は声優としても活躍しており、劇場版トッキュウジャーのパス子役やデジモンアドベンチャーtri.の八神ヒカリ役等でおなじみですね。
今回は戦隊ヒーローorヒロインを2回演じたことのある俳優をまとめてみましたが、探してみると意外といるものですね。
また、彼らに共通することとして番組終了後に、同役・別の役問わずのちの作品にも出演している(半数以上が「ゴーカイジャー」関連)ことが挙げられます。 放送終了後も「スーパー戦隊シリーズ」に関わっている皆さんを見ると、やはり半端じゃないほどの愛着を感じているのかもしれません。
スーパー戦隊の新たな歴史を紡ぐ41作目「宇宙戦隊キュウレンジャー」は、一体どのような番組になるのでしょうか?
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