本日1月29日に、YouTubeの東映公式サイトにて限定配信されている『仮面ライダーゴースト 伝説!ライダーの魂』の第2章が配信開始されました。
今回はそれのちょっとした感想を書くとともに、モチーフになった仮面ライダーのもろもろについて解説してみたいと思います。
さあ、お前の罪を数えろ!
第2章で登場したのは、『仮面ライダーW(ダブル)』の眼魂。
仮面ライダーWは2009年秋から放送開始された平成ライダー第11作。
新たな平成ライダーシリーズの先駆けとして始まったシリーズで、平成2期の記念すべき第1作目でもあります。
架空の都市「風都」を舞台に、ハードボイルド気取りの探偵左翔太郎と「地球(ほし)の本棚」(簡単に言えば地球上のすべてのデータベースを閲覧できる場所)にアクセスできる謎の青年フィリップが街を泣かす悪党たちと戦うストーリー。
そしてWの特徴を語るうえで欠かせないのが、「2人で1人の仮面ライダー」である点。
変身の際にはフィリップの精神が翔太郎に転送されるため、実際にそこにいるライダーは1人だが2人分の精神、感覚、感情を共有することが可能。
2人の情報交換によりすぐに敵の弱点を暴き出せるが、どちらか片方が再起不能になると一気に弱体化するというデメリットがあります。
この設定がファンに大うけし、玩具の売り上げも好調だったことで本編終了後も玩具が販売されVシネマが製作されました。
そのWの力を宿したフォームが「W魂」。
変身音は「2人で1人! ガイアメモリ!」
Wの特徴を簡潔に表現した変身音で、個人的に大好きです。
スポンサードリンク
今回の怪人:ドーパント
続いて、Wたち風都の仮面ライダーと激闘を繰り広げた怪人、ドーパントについて解説します。
ドーパントとは、謎の組織『ミュージアム』が販売しているUSBメモリ型の「ガイアメモリ」を使って人間が変身した怪人。
「ガイアメモリ」とは、様々な地球の記憶を封じ込めたアイテムで、ドーパントになることで人間離れした様々な能力が使えるようになるが、メモリに含まれる毒素で暴走してしまうものも多くいる。
「地球の記憶」で怪人になるという特性上、定番であった動植物以外にも、自然現象(溶岩、天気など)、歴史関係(土偶、氷河期、ナスカの地上絵など)、挙句の果てには形の無い概念だけのもの(恐怖、禁忌、理想郷、昨日、暴力など)も怪人のモチーフに採用されているからすごい。
また純粋に戦闘に特化したものもあれば、特殊能力(嘘を信じ込ませる、糸で対象物を操る、24時間前と同じ行動をとらせる、相手を老けさせるなど)に秀でているものも多い。
ちなみにWの変身にもガイアメモリが使用しますが、Wのメモリはドーパントのメモリとは仕様が違うため、人体に挿してもドーパントに変身することはできません。
そして、今回の動画でスペクターが戦ったのが「テラー・ドーパント」。
ミュージアムの首領「園咲琉兵衛」が「テラー」(恐怖の記憶)のガイアメモリで変身したドーパントで、その名の通り相手の恐怖心を増幅させる力を持つ。
地球の記憶の全てを解明し、「ガイアインパクト」なる現象を起こすことで神のごとき存在になろうとたくらんでいた。
謎多きフレイとフレイヤ
仮面ライダーの眼魂はもちろんのこと、動画に登場するオリジナルキャラクターも見どころの1つ。
今回、ライダーの変身アイテムを生み出す少女フレイヤがタケルたちの世界にやって来た目的が、彼女の瓜二つのフレイを止めることだと明かされた。
この2人の関係は現在のところ不明。マコトの言っていたように2人がグルの可能性もあるが…?
そしてフレイとほぼ同時期にやって来た謎の怪人「シバルバ」の動向も気になるところ。
眼魔のバックルを身に着けていたため、彼も眼魔の一種、あるいは亜種だと推測されますが、やはりフレイ同様彼(?)の目的は不明。
レジェンドライダー眼魂が、そのすべてのカギを握っている…かもしれませんね。
次回は2月12日配信、ライダー戦国時代を勝ち抜くため「変身」した鎧武者ライダーが登場!?
次回もバッチリミィヤー!
次→鎧武編
前→ドライブ編