今回は先日の予告通り、テレビで放映された破壊の繭とディアンシーの感想を書きたいと思います。
例のごとくネタバレ満載…かもしれないので未視聴の方、あるいはこれから見ようと思っている方は、この先は見ないことをお勧めいたします。
ディアンシー、頑張ってます
リングの超魔神フーパの感想記事では、とにかくフーパがかわいいかわいい連呼していました。
本作に登場したディアンシーもかわいいのはかわいいのですが、フーパとは別ベクトルのかわいさだなあと思いました。
ディアンシーはどちらかというと「健気なかわいさ」で、聖なるダイヤを生み出す力を得るために、ゼルネアスを探す道中でサトシ一行に出会い、そこで様々な苦難や挫折(?)を味わいながらサトシ達との絆を強め、聖なるダイヤを生み出すまでに成長しました。
ディアンシーの、一人前になるための花嫁修業成長物語だと、私は解釈しています。
事実、ディアンシーはゼルネアスのフェアリーオーラよりも、サトシ一行との友情のおかげで聖なるダイヤを生み出すことができたようなことを示唆していました。
また、ディアンシーは箱入り娘みたいな一面もあり、外の世界に憧れているような描写もありました。
まるでディズニーのラプンツェルですね。
そんな彼女も外の世界に出たことで、友達の意味、そして諦めないことの大切さを学び、ダイヤモンド鉱国の姫として一回りも二回りも大人になったのではないでしょうか。
それから丁寧な言葉遣いを聞いてプリンセスプリキュアを思い出したのはここだけの話
ディアンシーを狙う盗賊たち そして…
ディアンシーはダイヤモンドを作ることができる貴重なポケモン。
そのため、多くの人物から狙われるポケモンでもありました。
皆さんおなじみマンネリ団ロケット団はもちろんのこと、ライオット、マリリン、ミリス・アルガス親子といった盗賊たちも加わり、ディアンシーを狙う構図は三つ巴に。
幻のポケモンを狙う悪党は過去作にもいましたが(ジラルダン、ビジャス、ザンナーとリオンなど)、複数登場するのは初ですね。
それにしてもこの構図、どこかで見たことあると思ったら轟轟戦隊ボウケンジャーのネガティブシンジゲートですね。(知らない人はごめんなさい)
どうせなら某ポケモンハンターも呼べばよかったのに。
そしてディアンシーを狙う戦いの最中、ついに破壊の繭からイベルタルが目を覚ます!
盗賊とサトシのバトルで安眠妨害されたイベルタルは、「繭の眠りを妨げるものよ、怒りの裁きを受けるべし」(うろ覚え)という言い伝えの通り、全ての生命を破壊する「大破壊」を開始したのでした。
この恐怖の大破壊がこの映画のもう1つの見どころで、ポケモンや盗賊たちが(ディアンシーを狙う悪役という立場とはいえ)石化してしまうシーンはものすっごく心が痛くなりました。
ディアンシーの活躍により悲劇が終わったと思っても、今度はピカチュウが石化してしまうというまさかの事態。
見たことある方ならよく分かると思いますが、ミュウツーの逆襲と似たような展開ですね。
ゼルネアスの活躍によりすぐに復活したし、そういう展開が来るのは分かっていたのですが、それでもショックは隠せませんでした。
創造と破壊、陸と空、XとY、相反する者同士見つめ合って何を思い、何を感じたのでしょうか…。
しかし特撮好きの私としてはこの2匹が紘太と戒斗に見えて仕方ない。
話がごっちゃになったのでまとめ
総括すると、リングの超魔神と比べるとシリアス色が強く、特に後半の大破壊のシーンは緊迫した場面が多く、その分感動も強かったように感じました。
ディアンシーの友情と成長も色濃く描かれていましたし、本作と比べ子供向けのような単純明快な印象が強かったリングの超魔神よりも登場人物の心情が丁寧に表現されたような気がしました。
やっぱり一言にポケモン映画といっても、作品ごとに作風が大きく異なりますね。
今回の放送をご覧になった方も、これを機に「光輪の超魔神フーパ」を見てみると、 「破壊の繭とディアンシー」とは違うおもしろさがあるのではないでしょうか。
何だか光輪の超魔神の感想記事と同じようなことかいたような気がしましたがまあ気にしないでくださいw
ではでは(^_^)/
ポケモン映画個人的ベスト3もありますよ↓