みなさん! ワンピース97巻がついに発売されました。
新型コロナウイルスの影響で発売が少し延期されてしまいましたが、無事発売されて嬉しい限りです。
で、その内容は興奮に次ぐ興奮の連続。 まるでジェットコースターのように次から次へと新たな展開が巻き起こって息つく暇もないほどでした。
さて、そんな97巻の見どころといえば飛び六胞(ろっぽう)。
少し前からメンバーの一部が明かされていた飛び六胞ですが、ついにそのメンバーが全員明かされました。
というわけでこのブログでは、ベールを脱ぎ始めた飛び六胞のメンバーをまとめようと思います。
登場したばかりなのでまだそこまで多くのことは書けませんが、少しずつ更新していく予定なのでよろしくお願いいたします。
※この記事には、ワンピース1004話「きびだんご」までのネタバレを含みます。 閲覧の際は要注意!
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飛び六胞とは?
四皇の1人「百獣のカイドウ」率いる百獣海賊団の中でも実力者である「真打ち」の中で、最強と謳われる6人のこと。
ランクとしては大幹部である「大看板」の1つ下に位置し、そのうちの椅子の1つが空けば自動的のそのうちの1人が新たな大看板となれる。
飛び六胞も同じシステムで、空きができれば実力のある者がそこにつくことができる。
他の真打ちと同じく、ドレーク以外はトランプゲームが名前の由来となっている。
飛び六胞と言う名前は、歌舞伎「勧進帳」の飛び六法から来ている。
ページワン
紫の髪の毛に、帽子とマスクを身に着けた男性。 胸には「PAGE 1」のタトゥーが刻まれている。
ドレークと共に飛び六胞の中では初めてその姿を見せた。
また同じ飛び六胞であるうるティの弟で、彼女からは「ペーたん」と呼ばれ事あるごとに甘えまくるブラコンぶりに困惑している。
スピノサウルスに変身できる能力者で、鋭い爪と牙がタフさが武器で、ルフィのゴムゴムの象銃(エレファントガン)を受けても「顎が外れた」で済ませるほど。
ドレークと共に狂死郎一家の子分に手を出したサン五郎を探し出すため花の都で暴れまわり、彼の変装した「おそばマスク」と交戦するも、透明化能力に翻弄され取り逃がした。
その後は他の飛び六胞たちと共に火祭りの夜にカイドウに呼ばれ、彼の息子ヤマトを探すよう命じられた。
うるティと屋敷内で仲睦まじく(?)走り回っていたところ討ち入りの為に潜入していたルフィと遭遇、彼女と共に捕らえようとするも途中乱入してきたヤマトによってルフィが連れ去れた。
その後はライブフロアにて赤鞘の侍と麦わらの一味による討ち入りが始まったことをキングから聞かされ、うるティと共に交戦。
ルフィを再び討ち取ろうとするも、ウソップの緑星ドクロ爆発草を受け、標的を変更し彼とナミを追いかけまわしている。
名前の元ネタはトランプゲームの「ページワン」。
最初に出したカードと同じスートのカードを出していき、ラスト1枚になったら「ページワン」と宣言し、自分の手札をすべて出したら勝ちというUNOに似たルールのゲーム。
余談だが97巻発売前の2020年5月に、今まで見つかっていなかったスピノサウルスの尻尾の化石が発見され、それに合わせて983話では尻尾がヒレの付いた形状に描き直された。
うるティ
- 性別:女
- 種族:人間?
- 悪魔の実:リュウリュウの実モデルパキケファロサウルス
- 懸賞金:不明
- 身長:173cm
- 年齢:22歳
- 好物:ツイストポテト
- CV:黒沢ともよさん
ピンクのメッシュが入った青い髪、花柄のマスクを口につけた女性。
語尾に「~でありんす」を付け花魁のように話すが、これは彼女のマイブームで時々変な話し方になることもある。(ちなみに前は「~でごんす」がマイブームだったらしい)
実弟のページワンを「ペーたん」と呼んで溺愛しており、事あるごとに彼に甘えようとするが彼にはつっけんどんに返され、そのたびに自分に優しくするよう強要している。
たとえ相手がカイドウだろうと噛みついて歯に衣着せぬ発言をする、良くも悪くも遠慮のない性格。
しかし忠誠心がないわけではなく、カイドウこそが海賊王に相応しいと信じてやまない。
パキケファロサウルスに変身する能力者で、その強靭な頭による頭突きが最大の武器。
覇気をまとったルフィを大爆発とともに吹っ飛ばすほどの威力を誇り、あまりの強さに部下からまるで大砲だと例えられる。
さらに動物系古代種特有のタフさも健在で、劣化版とはいえヤマトの雷鳴八卦を受けても吐血程度で済むほど。
ヤマトとルフィを取り逃がした後、天井から落ちてきたヤマトと再び交戦。
その後ページワンと合流しキングから侍たちや麦わらの一味を足止めする命を受け、ナミ…ではなくウソップの狙撃を受けたページワンの仇討ちとばかりに2人を追いかける。
名前の由来となったウルティは、主にハンガリーで遊ばれているトランプゲーム。
オーストリアの国民的トランプゲームである「シュナプセン」から派生したゲームで、ビッドを行い手札を交換するのが特徴。
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ブラックマリア
金髪で頭にかんざしを付け、着物を身に着けたキセルを吹かしている花魁のような外見の女性。
基本的に穏やかで落ち着いた性格で、誰彼構わず噛みつくうるティのことは気に入っている様子。
身長820センチと他のメンバーと比較して飛び抜けて高身長(参考までにビッグマムの身長は880センチ)であるが、巨人族かどうかは不明。 979話の後ろから見た勢ぞろいシーンや982話のカイドウに寄り添うシーンを見ると、彼女のでかさがよく分かる。
その花魁のような外見からも分かるように、ワノ国鬼ヶ島内部にある遊郭の管理を任されている。
他のメンバーと共にヤマト捜索の命を受けたが、彼女だけは捜索に行かず酒の席でカイドウの相手をしていた。
赤鞘の侍たちによる討ち入りが始まっても、相変わらず戦線には加わらず宴会場で三味線を奏で歌っているだけ。 彼女の真意は一体・・・?
名前の由来は、トランプゲームのハーツの1種であるブラックマリアから。
ルールは、カードを出し合いながらマイナスのカードを集めないようにするゲーム。 Windowsにも収録されているため遊んだことのある人も多いだろう。
フーズ・フー
顔の上半分を隠す赤いマスクが特徴の人物。 上半身には「WHO’S WHO」のタトゥーを刻んでいる。
身長は普通レベルだが他のメンバーと比べて脚が長く、足長族の可能性がある。
かつて他の海賊団の船長だったようで、百獣海賊団に引き抜かれた模様。
また、七武海時代のジンベエとも面識があるとのことだが…?
それ故大看板の空席を狙う野心は強く、ヤマト捜索の任務を全うした者には指名制で大看板への挑戦権を与えると聞いた時には同じ境遇のササキと共に奮起した。
また「殺したいやつがいる」ようで、大看板クイーンとも浅からぬ因縁があるように見えるが・・・?
その後、キングから赤鞘の侍や麦わらの一味を足止めする命を受けるも、彼は応じずドレークと共にクイーンのもとへ向かう。 大看板の椅子を明け渡すため奇襲するのかと思いきや・・・
攻撃を受けたのはドレークの方だった。
そう、彼の言う「殺したいやつ」こそ、スパイとして潜入していたドレークだということが判明した。
クイーンと共に裏切り者であるドレークを始末しようとするも、逃してしまった。
名前の由来はトランプゲームの「フーズフー」から。
3人でプレイし2枚のジョーカーが誰に配られるかによって2人でチームを組むか1人でプレイするかが決まるのだが、手札が見えないため途中まで自分がどちらか分からないという一風変わったゲーム。
ササキ
黄緑色の髪に口には鋭い牙を生やし、軍帽にコート、下駄を身に着けたバンカラ番長のような外見の男。
フーズ・フーと同じくかつてある海賊団の船長をやっており、彼と同じく新たな大看板の座を狙っている。
狂死郎とも仲なじみで火祭りの酒の席に顔を出した時は親しそうに声をかけていたが、彼は傳ジローととして討ち入りの為に潜入しており、巨大な木にチェーンで拘束されてしまった。
その後ビッグマムの攻撃により神木が倒れたことで解放される。 そして、キングの命令を受け装甲部隊を率いて逃亡するモモの助と彼を護衛するしのぶとヤマトを襲撃した。
名前の由来はトランプゲームの「44A(ササキ)」から。
主に北朝鮮で遊ばれており、2対2または1対3(フーズフーと同じく誰とチームかは途中まで分からない)で強いカードをどんどん出していく大富豪に似たゲーム。
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X・ドレーク
ルフィやキッド、ローと同じ最悪の世代と呼ばれるルーキーの1人。
元海軍本部少将という異色の経歴を持つ海賊で、海軍やパシフィスタの機密事項にも詳しい。
ドレーク海賊団の海賊旗も海軍のマークをアレンジしており、海賊船「リベラルハインド号」もどこか海軍の軍艦に似たデザインになっている。
常に冷静沈着であるが女の裸に弱いという意外な一面も。(さすがにサンジほどメロリンしたり鼻血を吹きだしたりはしないが)
リュウリュウの実モデルアロサウルスの能力者で、巨大な肉食恐竜アロサウルスに変身できる。
パシフィスタを流血させるほど強靭なあご、全てを薙ぎ払うしっぽ、そして古代種特有のタフさとそのパワフルさを存分に生かした戦法を得意とする。
また変身していない時もサーベルとメイスを武器とし、覇気を習得しているため自然系能力者にもダメージを与えられる。
彼の父X・バレルズはかつて立派な海兵であり、幼少期のドレークは父に憧れ海軍を夢見ていたが、どういうわけか海賊へと転落。
その後はバレルズにこき使われていたが、オペオペの実を巡る攻防の中でドフラミンゴが鳥カゴを発動、ドレークは偶然にもカゴの外に出ていたため難を逃れた。
その後は海軍に少年として保護され、偶然とはいえローがドンキホーテ海賊団から脱出するきっかけを作った。
父をドフラミンゴに殺されたが、当の本人が討たれてもあまり気にしていないとのこと。
超新星編では麦わらの一味を除く他のルーキーと同じく新世界に入る。 カイドウの縄張りの島に上陸し、その主であるスコッチと交戦。
新世界編では同じ島でスコッチを撃破したカリブーを襲撃し、ワノ国へと連行した。
実は海軍機密特殊部隊SWORDの隊長であり、カイドウの動向を探るためスパイとして百獣海賊団に潜入していた。
表向きはカイドウの部下として活動する一方で、同じくSWORDの隊員であるコビーにカイドウとビッグマムが同盟を結成すること、ワノ国にCP0がいたことを報告していた。
2年前の時点でSWORDの一員だったのか、新世界編から加入したのかは不明。
だがスパイとして潜入していたことや花の都の牢獄に捕らえられていたトラファルガー・ローを解放したことも大看板クイーンと同じ飛び六胞のフーズ・フーにすでにバレており(海軍側の人間であることまではバレてない)処刑されそうになるも逃亡、コビーから聞かされたルフィの人を引き寄せる力を信じ、彼に共闘を要請した。
百獣海賊団にいられなくなったから今度は麦わらの一味と、ほいほい自分の陣営を乗り換えるドレークを見て一度はゾロ、フランキー、ジンベエに猛反対される。 ドレークもダメもとで懇願したためか「当然か」とつぶやいた。
が、「もとからアプーが気に入らない、潰すがお前らのためじゃない」と発言しゾロと意気投合、共闘が成立した。
名前の由来はイギリス海軍に所属する海賊提督フランシス・ドレーク。 同じく百獣海賊団に所属しているバジル・ホーキンスのモデルであるジョン・ホーキンスとは戦友だった。
また、「10(テン)」というトランプゲームがあるが、X・ドレークの名前にかかっているのか偶然の一致なのかは不明。(Xはローマ数字の10なので)
いかがでしたか?
飛び六胞は革命軍の軍隊長にも負けないくらい個性的でキャラが濃い奴ばっかりで、個人的に好みなやつばかりです。
麦わらの一味や赤鞘の侍たちの討ち入りの行方も気になりますが、彼らの動きもものすごく楽しみにしています。