月が変わり8月になりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
先日(7月31日)、スマブラSPの有料ダウンロードコンテンツ第2弾としてドラゴンクエストシリーズの勇者が配信開始しました!
ドラクエシリーズを少しだけ触ったことのある私ですが、この日が来るのをすごく楽しみにしていました!
というわけで配信されてからまだ少ししか動かしていませんが、一通り使ってみた私の感想やら評価をまとめてみようかと思います。
その他のDLCファイター使ってみた感想
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4人の勇者、揃い踏み!
スマブラにおける勇者は、カラーバリエーションによりⅢ、Ⅳ、Ⅷ、そして9月にスイッチ版が発売されるⅩⅠの4人の勇者を使うことができます。
ロトの勇者はもちろんのこと天空シリーズの主人公や大ヒットになったⅧの主役まで動かせるということでこれは素晴らしいファンサービスだと思います。
私の場合はⅧとⅩⅠ(3DS版)をプレイしたことがあるので、ドラクエで彼らを使うことができるのが本当に本当にうれしいです。
また4人の勇者には声が当てられています。 ⅩⅠ以外の勇者に声が当てられるのは初めて。
声優はそれぞれ、ⅩⅠはスイッチ版と同じく斎賀みつきさん、Ⅲは檜山修之さん、Ⅳは草尾毅さん、Ⅷは梶裕貴さんが担当。
どうでもいい余談ですが、4人の声優のうち、草尾さん以外の3人は過去に、何らかの形でリンクの声優を担当しています。
また梶さんとめでたく結ばれた竹達彩奈さんは同じくⅧに登場するゼシカの声優を担当したことがあります。
そして3DS版ではなんと、主人公とゼシカと結婚するエンディングも用意されています。 すごい偶然ですね。
それぞれの勇者は外見と声が異なるだけなので、4人の中で一番思い入れのある勇者を使ってみてください。
剣を使ったアクション
スマブラにおける勇者は剣と盾を装備しており、通常攻撃は剣や盾を使った攻撃になっています。
盾はリンクの盾と同じく構えている時は飛び道具を防ぐことができ、横強攻撃の2段攻撃では盾で飛び道具を防ぎつつ剣で攻撃できます。
またニュートラル空中攻撃は剣を一回転させるので全方位に攻撃判定があり、重宝しています。
スマッシュ攻撃は剣で切り裂く攻撃ですが、まれに原作同様にかいしんのいちげきが発動し威力がアップすることがあります。
余談ですが、かいしんのいちげきの時のSEもカラーごとに異なり、それぞれのシリーズのものを使用しています。 原作再現すごい…
かいしんのいちげきのおかげもあってか剣の威力は凄まじく、ファイターやダメージにもよりますがスマッシュ攻撃だけでなくダッシュ攻撃でも撃墜することも可能。
ただしダッシュ攻撃はリンクと同じく一歩踏み込んで剣を振り下ろすので少し発生が遅め。 相手の動きを読んで使いましょう。
MPゲージ
また勇者のアイコンには、MPゲージが付いています。
MPは原作と同じく後述の必殺ワザを使うごとに消費し、時間経過か直接攻撃を当てることで回復します。 MPが足りないと不発になるので注意。
MPの消費量はワザごとに異なり、強力なワザほどたくさん消費します。
MPが豊富なうちは様々なワザが使えますが、残り少なくなると弱いじゅもんしか使えなくなり、1ケタになると直接攻撃でしかダメージを与える手段がなくなってしまいます。
勇者を使う際は、MPゲージの残量も気にしながら、「ガンガンいこうぜ」というより「いろいろやろうぜ」で使うべき必殺ワザを見極め、計画的に必殺ワザを使う必要があります。
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多種多様な必殺ワザ
そして勇者の最大の目玉と言えば、数多くのじゅもんやとくぎが使える必殺ワザ。
通常必殺ワザはメラ系のじゅもんを使います。
ボタンを押すと溜め始め、もう1度押すと一直線に飛ぶ火の玉を放って攻撃します。
すぐに放つとメラ、少し溜めるとメラミ、最大まで溜めるとメラゾーマとなります。 メラゾーマは飛距離も長い上に威力も高い。
また、サムスのチャージショットやルフレのサンダーのようにシールドボタンで溜めを保持することもできます。
横必殺ワザはディン系のじゅもん。
こちらは電撃を放つ近~中距離の技。 接近戦メインで攻める場合はメラ系よりこっちの方が使いやすいかと思います。
メラ系と同じく必殺ワザボタン長押しで溜め、離すと技を放ちます。 こちらは溜めを保持したりキャンセルすることはできないので注意。
ディン→ライディン→ギガディンの順番で強くなり、ギガディンは雷を落とした後前後に攻撃します。 ヒットすると前後にいる相手に稲妻が落ちます。
リーチはメラ系に劣るので、ダッシュしながら放つと当てやすいかと思います。
上必殺ワザはバギ系のじゅもん。
足元に竜巻を発生させて上昇する技で、こちらもボタン長押しで溜めることで性能が変化しますが、ディン系と同じく溜めの保持&キャンセルはできません。
すぐにボタンを離すとバギ。 ちょっとだけ上昇します。
少し溜めるとバギマ。 こちらはどちらかというと横の移動距離が長め。
最大まで溜めるとバギクロス。 空高く跳びあがり、けっこう下の方まで落とされても復帰できます。
主に復帰で使う技ですが、竜巻には攻撃判定があるので攻撃や復帰妨害にも使えます。
これら3つの必殺ワザは溜めることでパワーアップし、局面とMPに合わせて使い分けることができますが、1秒前後溜めればすぐに最大威力となるので、溜めの微調整が難しいようにも感じました。
一番弱いメラやディンやバギを出そうと思っても、ほんのちょっとでも長めに押してしまうとメラミやライディンやバギマになってしまうので思い通りにいかないことも今でもたまにあります。
そして勇者を使いこなす上での一番の肝となるのが下必殺ワザのコマンド選択。
入力すると画面下の勇者のアイコンに4つのじゅもんととくぎがランダムに表示され、その中から1つを選ぶとそれを使うことができるというもの。
特筆すべきはその数。 ドラクエシリーズに登場したじゅもんやとくぎをたくさん使うことができ、使える技のバリエーションはスマブラ史上最多。
以下、下必殺ワザで使える技の一覧
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- イオ/イオナズン…爆発を起こして攻撃する。 イオナズンだと大爆発が起こります。
- ギラ/ベギラゴン…光の閃光を放ち、当たると炎の波で攻撃する。
- ザキ/ザラキ…相手を即撃墜することがある死のじゅもん。 相手の蓄積ダメージが高いほど撃墜できる可能性が高くなる。
- メガンテ…自分の周囲に大爆発を起こすが、自分もミスになってしまう捨て身のじゅもん。 相手も撃墜された場合は相手の得点が先に入るので注意。
- マダンテ…残っているMPを全て消費し、それに比例したダメージを与える。
- ラリホー…相手を眠らせる
- ホイミ…自分のダメージを回復する(回数制限あり)
- バイキルト…しばらくの間自分の直接攻撃力がアップするが、防御力が少しだけ下がる。
- ピオリム…しばらくの間素早さとジャンプ力がアップするが、少しだけ吹っ飛ばされやすくなる。
- マホカンタ…魔法陣のバリアを展開し、しばらくの間相手の飛び道具を反射する。
- アストロン…自分の体を鋼鉄化し相手の攻撃を無効化する。 ただし自分も動けなくなる上に自分で解除することもできない。
- ルーラ…空高く跳びあがり、足場に着地する復帰技。 原作と同じく天井がある場所で使うと頭を打つ。
- パルプンテ…何が起こるか分からない。 有利になることもあれば不利になることも。
- かえん斬り…炎をまとった剣で相手を斬る。
- マヒャド斬り…氷の力が宿った剣で攻撃。 当たった相手は凍る。
- まじん斬り…隙が大きく当てるのは難しいが、当たれば必ずかいしんのいちげきになる。
- メタル斬り…威力は1だが、メタル化した相手やアストロンを発動した相手を即撃墜することができる。
- ためる…次に出す直接攻撃の威力アップ。 当たるまで効果が続くが、1度当てると効果が無くなる
攻撃したり自身を強化したりと下必殺ワザだけでもいろんなことができ、この手数の多さが勇者の強みの1つ。
ただしさっきも言ったようにどの技が選ばれるかは完全にランダム。 使いたい技が使いたい時に出てこないことも多々あると思いますので、そういう意味では使いづらいと言えるかもしれません。
それからコマンド選択中は無防備になるので注意。 選択中にシールドボタンorジャンプボタンを押すとキャンセルでき、使いたい技がなければキャンセルしてもう1度抽選しなおすという戦法もあり。
タイマンでは選択するチャンスは多いですが、次から次へと相手が襲い掛かる多人数戦やボス戦ではなかなかウインドウを表示するチャンスが作れず使いどころが難しいと感じました。
そして最後の切りふだは「ギガスラッシュ」。 ミナディンではありませんよ。
剣を一振りし、カラバリに選ばれなかった歴代主人公(Ⅰ、Ⅱ、Ⅴ、Ⅵ、Ⅶ、Ⅸ、Ⅹ)と力を合わせて強力な斬撃を放って吹っ飛ばすという、これまたファンサービス満載な切りふだになっています。 一度の攻撃で3人まで巻き込むことができます。
最初の一振りが外れるとミスになるタイプの切りふだですが、桜井さん曰く上の攻撃範囲が広いとのことなので目の前か頭上にいる相手を狙って発動すると当てやすい。
ステージ:天空の祭壇
勇者と一緒にダウンロードできる新ステージが「天空の祭壇」。
ドラクエⅩⅠのネタバレになるため詳しくは言えませんが、勇者の生まれ変わりと言われる主人公に深い関係のある重要な場所がモチーフとなったステージです。
乱闘が始まると同時に、こちらも物語では重要アイテムである6つのオーブが現れ、数秒後には祭壇画ゆっくりと浮上していきます。 乗り遅れないように注意。
その後は戦艦ハルバードやスカイロフトのように、ⅩⅠの舞台であるロトゼタシアを飛行していきます。
途中ヨッチ族が現れ、同時にアンブラの時計塔のように浮遊足場がいくつか設置されます。
背景にはドラクエシリーズおなじみのスライムが顔を出すほか、まれにはぐれメタルも出てきます。 いずれも乱闘には影響を及ぼしません。
また画面下の足場が現れる時たまに宝箱が現れることもあり、攻撃すると中からアイテムが出てきます。
ただし時々ミミックがあらわれることもあるので注意。 一応倒すことでアイテムをゲットできますが、原作同様に強いのであまり無理しないように。
BGMはファイターとして参戦したⅢ、Ⅳ、Ⅷ、ⅩⅠのそれぞれのフィールド曲と戦闘曲を1曲ずつ、合計8曲収録されています。
残念ながら有名な序曲は流せませんが、勝利BGMとして聞くことはできます。
総評
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というわけでついに配信開始されたドラクエの勇者の大まかな性能や使ってみた感想をいろいろと書いてみました。
コマンド選択によるワザの種類はスマブラ史上最多で、攻撃から強化までいろんな事が出来て技を使うだけですごく楽しいです。
ウインドウ表示中は隙だらけで、必ずしも使いたい技が出るわけではない、MPが少ないと接近戦を行わざるを得ない、溜めて放つじゅもんは溜めの調整が少し難しいなどのデメリットはありますが、全体的にはものすごく使いやすく感じました。
その上カラバリでⅩⅠ、Ⅲ、Ⅳ、Ⅷの勇者の中から好きなものを選んで使えるという豪華仕様。 これはドラクエをずっとプレイしてきたファンはたまりませんね。
剣による攻撃は強力な上に技のバリエーションが多いので自分が使う分には頼もしいですが、敵に回すとちょっと脅威になるかもしれませんね。
私がドラクエプレイ経験があったこともあってか、個人的に勇者はここまでのDLCファイターの中で一番使いこなせそうだと感じました。
ドラクエが大好きで、勇者をスマブラでも使ってみたいと感じた方は購入しても損はないと思います。 是非とも購入を検討してみてください。
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また、スマブラ参戦で興味がわいてきた方は、来月27日発売の「ドラゴンクエストⅩⅠ 過ぎ去りし時を求めてS」もぜひ購入して遊んでみてください。
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