いよいよ終盤に差し掛かった仮面ライダージオウの物語もとんでもないことになってまいりました。
加古川飛流がアナザージオウⅡとなり、歴史を書き換えたことで飛流が魔王として君臨し、ツクヨミやゲイツたちがソウゴのことを忘れてしまうという衝撃の展開に。
果たしてここからソウゴはどう逆転するのか、そしてやはりアナザージオウⅡはラスボスなのか? 今後の展開も楽しみです。
さて、今回はアナザーライダーまとめ記事第3弾。 この記事ではオーマの日を迎えた後の31話~39話、それから「平成ジェネレーションズFOREVER」のアナザーライダーをまとめていこうと思います。
※この記事には、「仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER」のネタバレが含まれます。 閲覧の際はご注意ください!
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アナザーアギト(ジオウ)
- 変身者:不明
- モチーフ:仮面ライダーアナザーアギト
- 生み出した人物:スウォルツ
- 契約内容:不明
- 年代:2019
アギトライドウォッチを手に入れるためにスウォルツが生み出したアナザーライダー。
外見は「仮面ライダーアギト」に登場したアナザーアギトとそっくりだが、胸に年代(2019)とアギトの英語名(アギオメガΑGITΩ)が刻まれていたり、複眼の奥に目があったり、顔の輪郭や胸のオリハルコンエレメントに当たる部分がアギトに近い形になっている。
アナザーライダーの方と木野薫の変身していた方と区別するため公式では、前者は「アナザーアギト」、後者は「仮面ライダーアナザーアギト」と呼ばれている。
噛みついた人間をアナザーアギトに変える能力を持ち、この能力でネズミ算式に増殖していった。
仮面ライダーアナザーアギトである木野薫は「自分の手で救わなければならない」という強迫観念に囚われ「アギトで俺1人でいい」と考えるようになったが、アナザーライダーの方は「アギトは1人ではない」(by スウォルツ)という皮肉が起こっている。
またオリジナルのアギトの使っていたものと似た形の武器も使用できる。
スウォルツはこの能力でアナザーアギトを増やすことで津上翔一の持つ仮面ライダーアギトの力を手中に収めようとしていた。
ウールがアギトの力をライドウォッチで奪い、それをアナザーアギトに埋め込むことで仮面ライダーアギトそっくりの姿に。
その後はワイズマンモノリスを発光させることで人間を強制的にアナザーアギトに変貌させて増殖させていく。
最後はソウゴやツクヨミたちの活躍で力を取り戻したアギトトリニティフォームとジオウトリニティの六位一体で増殖体諸共撃破された。
変身者や契約内容は最後まで明かされずに終わった。
アナザー響鬼
- 変身者:鼓屋ツトム
- モチーフ:仮面ライダー響鬼
- 生み出した人物:ウール
- 契約内容:鬼になりたい
- 年代:2019
響鬼ライドウォッチを手に入れようとするウールが、ソウゴの小学生時代の同級生であり、桐谷京介の弟子であった鼓屋ツトムと契約して生み出したアナザーライダー。
歴代ライダーの中でも奇抜なデザインの響鬼が更に化け物らしく、本物の鬼らしくなったような外見で、それこそ見方によっては鬼をモチーフにした魔化魍にも見える。
また、響鬼のタイトルと同じくライダー名と年代も縦書きに刻まれている。
腰に差した2本の音撃棒に似た鬼の棍棒による打撃や火炎弾で攻撃する。
ツトムはかつてヒビキさん(=京介)のような鬼になりたいと夢見ていたが、いつしかその夢を失い師匠である京介のもとを去った。
京介自身も鬼として迷いがあり、弟子にしてほしいと懇願するツトムを渋々弟子にしたが、自分をヒビキと慕うツトムと共に修行をしているうちに一人前の鬼になれたことを明かし、ツトムを救うと宣言。
すると京介のポケットの中に響鬼ライドウォッチが出現、その力でついに京介は仮面ライダー響鬼に変身。
ヒビキとジオウトリニティとの共闘で撃破された後は、正式に響鬼となった京介に再び弟子入りし、京介もそれを受け入れ無事に和解した。
ちなみに平成最後のライダー怪人であり、令和最初に撃破された怪人でもある。
アナザーキバ
- 変身者:北島裕子
- モチーフ:仮面ライダーキバキバフォーム
- 生み出した人物:オーラ
- 契約内容:自身のえん罪を証明し、この国の新たな法たる女王になる
- 年代:2019
ある女性を殺害した罪を着せられ、えん罪を主張する北島祐子(演:釈由美子さん)にオーラが接触、彼女と契約したことで誕生したアナザーライダー。
これまでタイムジャッカーが時の王者の候補として選んだのは皆男性であり、オーラはあえて女性を契約者に選び女王を擁立させようとしていた。(アナザーブレイドは生み出した目的が異なるためノーカウント)
オリジナルのキバのマスクに当たる部分はステンドグラス風になっており、キバというよりどちらかというとファンガイアに近い外見になっている。
戦闘の際はキバのアームズモンスター(ガルル、バッシャー、ドッガ)を使役することができるほか、それぞれの武器(ガルルセイバー、バッシャーマグナム、ドッガハンマー)に変形させることもできる。
ただガルルは祐子の本性を知ってからは彼女のもとを去り、その後の戦闘にも参加していない。
そして何より、どういうわけか変身前と後両方でマンホールのふたを多用している。 どうしてこうなった。
祐子がアナザーキバとなった後は自らが新たな法と名乗り、自分を無罪にできなかった弁護士などの人物を王の判決の元に処刑しようとしていた。
足で車を止めたり、「王の判決を言い渡す」というセリフを発したりと原典のキャラクターを意識したような行動もちらほら。
だがアナザーキバとなってからは、自分にとっての初恋の人と思っているソウゴやゲイツ、果てはタイムジャッカーやウォッチを生み出したオーラに対しても下僕として見下し、ライダーとタイムジャッカーが協力し仮面ライダーギンガを倒すという約束もいとも簡単に反故にすると思いきやソウゴたちに加勢するなど、傲慢さや気まぐれに拍車がかかっていた。
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しかし過去にとんだゲイツが、殺人を犯したのが他ならぬ祐子自身であることを知り、自分の嘘も本当だと信じてしまう思い込みの激しい性格だと判明した。
被害者である女性は祐子の幼馴染田上哲也の恋人であり、彼女に哲也を取られたと思った祐子はマンホールのふたで殺害したのだった。
そして哲也と由紀の結婚式にマンホール片手に襲撃するも、ギンガの力を得たウォズギンガファイナリーに倒された。
祐子に駆け寄るソウゴに対し「全人類の傘になれ」と語りかけるも、散々屈辱を味わわされ続けたオーラの攻撃を受け、祐子は息絶えた。
アナザーカブト
ウールが、仮面ライダーキックホッパーの変身者で地獄兄弟の兄貴である矢車想と契約して生み出したアナザーライダー。
檀黎斗王(アナザーオーズ)、鏡像の城戸真司(アナザーリュウガ)、栗原天音(アナザーブレイド)に続き、レジェンドがアナザーライダーに変身する4人目のケース(未来のライダーである神楽蓮太郎(アナザーシノビ)を含めれば5人目)となった。
スリムでスタイリッシュなオリジナルのカブトと対照的に両肩はカブトムシの外骨格のようにごつく、複眼部分もワームサナギ体のような眼の中に手を突っ込んだようなデザインになっている。
またバックル部分の模様もカブトムシの幼虫のようで、ここも対照的。
オリジナルと同じくクロックアップを使用することができ、ゼクトのライダーとも互角に渡り合うことができる。 矢車本人のキックホッパーへの変身能力も健在。
契約内容は不明だが、ワームが擬態したかつての弟影山瞬とともに地獄兄弟を再結成し、地球にワームを乗せた巨大隕石を衝突させようとしていた。
地球壊滅はさすがにタイムジャッカーの望むところではなかったらしく、地獄兄弟が奪ったフォーゼライドウォッチとギンガミライドウォッチをウールが奪い取り、スウォルツを経由してソウゴたちに返還した。
最期はカブトゼクターに認められた加賀美新が変身する仮面ライダーカブトに倒され、テレビ本編においてオリジナルのライダー単体で撃破された初のアナザーライダーとなった。
アナザー電王
変身者:?(平ジェネFOREVER)、遠藤タクヤ(テレビ本編)
モチーフ:仮面ライダー電王ソードフォーム
生み出した人物:?(映画)、オーラ(タクヤ)
契約内容:?(映画)、過去に飛んで姉を守る(タクヤ)
年代:2007(映画)、2019(タクヤ)
映画と本編の2度登場した唯一のアナザーライダー。
オリジナルの電王の電仮面に当たる部分はまるで悪魔の角のようにねじ曲がっており、腰のバックルもデンオウベルトというよりどちらかというと鬼の顔に近い。
戦闘の際は、デンガッシャーのパーツに似た短刀を武器とする。
映画「仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER」に登場する個体は、平成仮面ライダーの歴史を消し去ろうともくろむスーパータイムジャッカーのティードの部下として登場した。
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その正体は、久永アタル。 歴史改変の影響を受けない特異点である兄シンゴの誘拐を阻止しようとしたアタルにアナザーダブルがアナザーウォッチを埋め込んだことで誕生した。
その後は彼の操る時の列車「アナザーデンライナー」に乗り、平成ライダーを歴史から消そうと動き出す。
そして彼と契約したイマジンであるフータロスや変身能力を失ったソウゴとゲイツを追い詰めるも、突如別の場所へと転送される。
そこにいたのは、なんと本物の仮面ライダー電王であった。
本家本元の電王の怒涛のフォームチェンジに圧倒され、最後は電王ロッドフォームのデンライナーキックで撃破された。(ジオウにおいてオリジナルのライダーに撃破された初のケース)
そして変身を解かれ、正気に戻ったアタルに手を差し伸べたのは、なんと…!
テレビ本編に登場した個体は、大澄ユキヒロに恨みを持つ青年遠藤タクヤがオーラと契約したことで誕生した。
タクヤの姉サユリは病院で入院しており、2017年にユキヒロが彼女を病院の外に連れ出したことで容態が急変し死亡しており、その歴史を変えるためにアナザーライダーとなった。
外見や能力は基本的に映画で登場した個体とほぼ同じだが、体に刻まれた年代がこれまでと同じく「2019」になっている。
また時の列車は所持していないため、オーラの指示でデンライナーを奪い過去へ飛ぼうとする。
実はサユリはもう助からない状態であり、死ぬ前にせめて外の景色を見てみたいという願いをかなえるためユキヒロが病院の外へ連れて行ってあげたのだった。
ユキヒロがタクヤにその事実を話さなかったのは、ユキヒロ自身がタクヤに恨まれることで生きる意味を失わないようにしていた。
撃破された後も未来から来たソウゴが事情を伝えたため誤解が解け、無事に和解した。
アナザーダブル
アナザー電王と共にティードの部下として暗躍するアナザーライダー。
仮面ライダーWと言えば、「2人で1人の仮面ライダー」だが、アナザーダブルは2人を無理やり背中合わせにしてくっつけたような外見をしており、顔の横にも目のようなパーツがある。
また中央のラインも、2人を縫合した跡のようで、その外見はさながら改造人間のよう。
オリジナルのWと同じく突風を操る能力と純粋な格闘戦を得意とし、アナザー電王とのダブルキックでグリスを撃破した。
そしてWと言えば縦半分に割れるライダーキックが印象的だが、アナザーダブルはジオウに撃破された瞬間縦半分に割れた。 これが本当の「半分こ怪人」?
アナザーアギトと同様契約者については最後まで語られず、ティードとの関係や契約の内容も不明。
第43話にて、スウォルツがウールとオーラを始末するために差し向けた刺客として地上波デビューを果たした。
アナザークウガ
2000年の九郎ヶ岳遺跡を訪れたティードが、石棺内に封じられていたアークル(クウガの変身ベルト)からうみだしたアナザーウォッチを自身に埋め込むことで誕生したアナザーライダー。
背中の翅で飛行し、更に両手両足が昆虫の脚になっており、クワガタムシをモチーフにしたクウガをさらに昆虫っぽくした外見が特徴。
そして特筆すべきはその巨体。 バトルモードのタイムマジーンと同じくらいのでかさで、ジオウとゲイツの両方のタイムマジーンを戦闘不能にするほどの実力を誇る。
しかしツクヨミと戦兎が修理し、ゲイツがティードと同じ方法で生成したクウガライドウォッチでジオウのタイムマジーンがクウガモードに変形し、アナザークウガを撃破。
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しかしアナザーウォッチは破壊されておらず、さらにシンゴにアナザーウォッチを埋め込んだうえで同化することでクウガアルティメットフォームのような「アナザーアルティメットクウガ」に変身。
アナザークウガよりもさらに巨体となり、歴代戦闘員を召喚し「俺だけが笑顔であればいい」と破壊の限りを尽くすその姿は、まさに本当の「究極の闇を齎す者」と言えるだろう。
しかし人々の仮面ライダーを信じる心により集結した20人の平成ライダーたちのライダーキックを次々受け、最後にビルドのボルテックフィニッシュとジオウのタイムブレーク、そしてクウガのマイティキックを受け敗北、シンゴも無事救出された。
第43話では、加古川飛流の変身するアナザージオウⅡの部下として登場した。
本日はここまで!
過去のアナザーライダーまとめ記事
アナザービルド~アナザーゴースト
アナザーシノビ~アナザーブレイド