先週放送された仮面ライダーゴースト第49話でタケルはガンマイザーとの戦いに終止符を打ち、グレートアイの力で無事ご飯を食べる生き返ることができました。
次回は例のごとく特別篇で、物語はとりあえずの終幕を迎えたので今回は今年1年間の『仮面ライダーゴースト』の総評というか、自分なりの感想を書いていきたいと思います。
否定的なコメントも飛び出す可能性がありますので、その辺りを留意して読んでいただけると幸いです。
モチーフはいいと思う
まず最初に評価できる点ですが、ゴーストということですでに亡くなった偉人や英雄をモチーフにしているのはよかったと思います。
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歴史上の人物は義務教育をまじめにやってきた人ならなじみのあるモチーフですし、これから学習していくちびっこにとっても覚えておいて損はないものですね。
彼らをライダーのモチーフに採用したことで「命を燃やして生きた者たちの思いを知り、その思いを次の世代につなげる」という本作品のテーマに違和感なくマッチしたと思います。
また英雄という身近なモチーフで派生型が作りやすいためか玩具オリジナルの眼魂もたくさん登場し、石ノ森章太郎先生やシェイクスピアなど特定の方法でしかゲットできない眼魂も数多く登場しました。
人によっては眼魂コンプリートできないという批判もありますが、私としてはいろんな企業やイベントでオリジナル眼魂を売るという手法は面白いと思いました。
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問題点はストーリー
では、ストーリーの方はどうかというと、正直な感想を言うと「粗が多くて最後まで迷走しました」。
あくまでも私個人の印象なのですが、序盤、中盤、そして終盤にいたるまでストーリーの方向性があっちこっちに向きまくって結局どういうストーリーを描きたかったのかが不明瞭のままでした。
また敵勢力である眼魔の世界も、伏線の回収が唐突すぎて訳が分からず、解説サイトやファンの書いたまとめを読んでも消化不良な部分がたくさん残ったような気がしました。
具体例を挙げると、終盤から登場したフレイとフレイヤです。
YouTubeで限定公開された「伝説! ライダーの魂」で初登場したキャラで眼魔世界の住人であること以外は何も分からなかったのでここで2人の正体が明かされるのではと内心期待していました。 しかし、劇中で何の説明もなかったため余計にもやもやした視聴者も多いのでは?(せいぜい「グレートアイの分身、アバター?」くらいしか分からなかった)
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それから西園寺とデミアに関しては「もういっそ無くしてもよかったのでは?」と思ってます。
おそらく物語に厚みを持たせるために導入したのでしょうが、これがなくても単純に「仮面ライダーと眼魔&ガンマイザーの戦い」を描いていてもよかったような気がします。
まとめ
というわけでまとめますと「モチーフと世界設定はよかったのだけど、肝心のストーリーはやりたいことをいろいろ詰め込みすぎて中途半端」というのが私のゴーストの評価ですね。
グッとくるシーンや感動シーンはたくさんあったので決して駄作とは言えないのですが、テーマやストーリーが曖昧(ゴーストだけに)だったために名作ともいえない微妙な出来になってしまったような印象を受けました。
まあここまでゴーストに愚痴を言っても仕方がないので、来月のエグゼイドに絶大な期待を寄せるしかないですね。
ゴースト映画感想まとめ