昨日、私は劇場版仮面ライダードライブ サプライズフューチャーの見どころを今さらですが解説しました。
というわけで今回は、昨日予告したように、劇場版仮面ライダーを見てきましたので今回はその感想を書きたいと思います。
1回しか見ていないので記憶があいまいで申し訳ありませんが、最後までゆっくり読んでいただけると幸いです。
また、東映の公式サイトにて、今作の裏設定?というかネタ情報が公開されていたのでそれも併せてご紹介します。
※この記事は劇場版のネタバレを含みます! 未視聴の方は要注意!
進之助とベルトさん
ストーリーは、ベルトさんが突然の暴走を始めてしまうところから始まります。
ドライブの暴走により甚大な被害を出してしまった進之助は、警視庁により全国指名手配に指定されてしまいます。
そんな彼の前に現れたのが、2035年の未来からやって来た進之助の息子、泊エイジ。
今、エイジが住む世界はクリム・スタインベルト率いるロイミュード軍団によって支配された世界。
この未来を変えるため2015年8月4日にやって来たのだった。
クリム・スタインベルトの暴走により歴史が変わってしまい、ダークドライブが誕生することになったわけですが、実はこれには蛮野天十郎が絡んでいます。
ドライブ第39話でロイミュード004によって進ノ介のドライブドライバーが奪われました。映画公開記念の1分間ストーリーでも語られていたように、ここが歴史の転換点だったのです。奪われたベルトはクリム・スタインベルトの頭脳を持った004によって複製されてしまいます。この複製作業の際、蛮野の「例のプログラムを仕組んでおこう」という命令によって、あるチップがベルトさんに埋め込まれてしまいます。劇場版でベルトが暴走したのは、実はこの蛮野が仕込んだ悪性プログラムのためだったのです。テレビでは複製されたベルトによってゴルドドライブが生まれます。さらに映画では、この悪性プログラムの影響で最悪の未来が訪れ、ダークドライブが誕生してしまいます。
引用元: http://www.toei.co.jp/tv/drive/story/1206137_2271.html
要するに、ベルトさんが暴走したのも、ロイミュードが支配する未来が生まれたのも、全て蛮野が仕組んだ悪性プログラムのせいだったのです。
映画はテレビ本編にもリンクしているということですが、まさか今回の事件にも蛮野が絡んでいるとは…。
クリムの暴走を食い止めるため、エイジとともにベルトを修理しようと試みるも、とある目論見のためにエイジを追ってやって来たダークドライブの銃弾を受けて、エイジは息を引き取ってしまいます。
また暴走してしまうかもしれないというベルトさんの制止を振り切り、ドライブに変身する進之助。
剛の変身するマッハとの連携でダークドライブを退けることに成功したものの、ベルトさんは再び暴走しマッハに襲い掛かってしまう。
どうにか変身解除した進之助。そして彼は未来を守るため、ベルトさんを破壊することを決心したのだった…。
進之助がシンゴウアックスを振り下ろす直前くらいのシーンをよく見ると一筋の涙を流しており、2人(?)の絆の深さがうかがい知れますね。
ベルトさんは破壊され、最悪の未来は回避されたかに思われたが…?
大いなる野望
そんな彼の前に現れたのは、ダークドライブの凶弾に倒れたはずの泊エイジ。
ここで衝撃の真実が明かされる。
2015年にやって来たエイジは実は偽物で、その正体は2035年のロイミュード108。
彼は「永遠のグローバルフリーズ」を起こすべく泊エイジを襲撃し彼をコピーし、未来へとやって来たのだった。
ダークドライブも彼が遠隔操作で操っていたもの(もちろんベルトを巻いて普通に変身することもできる)で、要するに108の計画を達成させるための自作自演だったのである。
エイジが黒幕説は私の頭の中にうっすらあったんですが、1分間のショートストーリーの件もあったため映画を見ている時点では半信半疑でした。
しかし…
しかしここで劇場版を見た方々ならば引っかかるはずです。「映画公開記念!1分間ストーリー」の出来事は何だったのか、と。このエピソードでは、泊エイジがタイムロードという時を超える道を使って、どのように現代にやって来たのかを描きました。このエピソードのオチは実は第1話「クリム・スタインベルトの真意はなにか」の始まり方にあります。あのエピソードのエイジは、未来から映像を現代に送り続けていた、ということなのです。映画を見てみると、エイジは進ノ介のネクタイを持っていますが、シーンによってこのネクタイの扱い方が違っていたことにお気づきでしょうか? 「1分間ストーリー」のエイジが腕にネクタイを縛り付けていないとすれば……、映画を見た方ならもう分かるはずです。
引用元:http://www.toei.co.jp/tv/drive/story/1206137_2271.html
つまり簡潔に言うと、このストーリーのどこかでエイジは108に襲撃され、コピーされ、すり替わっていたということなのでしょうか…?
ちょっともう1回見て確かめてみよう…。
で、彼の起こそうとしている「永遠のグローバルフリーズ」とは何かというと、
現代において、ロイミュード108はその気性の荒さからある場所に幽閉され機能停止していた。
現代の108を復活させ、未来の108と融合し超絶進化を果たすことで、世界中にある自分以外の全てのものを完全に停止させようとしていたのだった。
で、なぜこの時代にタイムスリップしたかというとこの日(2015年8月7日?)に大規模な落雷事故があり、その時の雷のエネルギーを利用し現代の108を起動させようという寸法だったのだ。
そして現代と未来、2人の108が融合し超絶進化を遂げ、最強最悪の「パラドックス・ロイミュード」が登場したのであった!!
もはやなすすべなしと思われていた泊進之介だったが、変身解除された際にそこらへんに放り投げられていたダークドライブのベルトと、ドライブの記録の全てが詰まったトライドロンキー、そして108と同じ雷エネルギーを利用しトライドロンキーのデータを転送することでクリムは奇跡的に復活することができたのであった!!
ここの流れが、よくある奇跡の復活とかじゃない、ちゃんとした理屈のある復活の仕方ですごく熱くなりました。(MOVIE大戦みたいな何の理屈もない唐突な復活じゃないから尚更。説明が分かりにくくて済みません…。)
新たなるライダー、そしてエイジの母親は…?
そしてこの映画のもう1つの見どころといえば、新たなる仮面ライダーの登場。
未来から来た新型ロイミュードに苦戦する警官隊の前に現れたのは、新たなヒーロー「仮面ライダーゴースト」。
ゴーストの名のごとく、まるで幽霊のようなつかみどころのない動きでロイミュードを翻弄していました。
あまりにも唐突に登場したので、変身音声とかベルトギミックとかを見逃してしまいましたが、ウィザードライバーのような何かとやかましいベルトだというのは分かりましたw
そして、全ての事件が片付いた後も、残された謎が。
それは「泊エイジの母親が誰か」ということ。
エイジ曰く母親はあまり笑わないとのこと。
ということは…?
まとめ
以上、感想というよりあらすじ解説みたいになってしまいましたが、総括すると「進之助とベルトさんの絆、つながりがすごくグサッときた」というのが一番の印象でした。
その他にも久々のライドクロッサー、仮面ライダー対モンスターマシン、劇場版限定フォームなど、ちょっとした見どころもたくさんあり、見ていてとても楽しかったです!
ただ、東映サイトの小ネタ解説が無いと理解できない部分もあり、見終わった直後はもやもやした気分が残ったのはちょっと残念でしたかね。
夏映画のシーズンも終え、リニューアルしたベルトさんとともに、進之助たち仮面ライダーは、いよいよ最終決戦へとフルスロットルで突っ走っていきますので私たちファンもひとっ走り付き合ってやりましょう!!
ではでは(^_^)/